フィジカルAI攻略のカギは「ロボットの標準化」にある。第2世代On-site LearningエッジAIの社会実装に向けた標準化戦略を解説
“ロボティクスとエッジAI”※1を武器にブレークスルーをサポートする株式会社SHIN-JIGEN(奈良県奈良市、代表取締役兼CEO:藤本弘道)のバイスプレジデントの岡本球夫が、フィジカルAI※2を攻略するための標準化戦略について、12月24日(水)午前8:20から開催のSJモーニングウェビナーで解説いたします。経産省の産業標準化事業表彰を受けた岡本が、事業パートナーでもあるパナソニックホールディングス株式会社プロダクト解析センターに所属し、国際標準化の分野でエキスパートとして活躍する新進気鋭の専門家、是兼慎也氏をお招きして、市場創出における国際ルール形成の重要性について解説いたします。

SHIN-JIGENが提案する第2世代On-site LearningエッジAIは、「置かれたその場で学んで考えられる」ことを特長としています。そのため、処理のリアルタイム性や安全性も高く、それぞれの現場に個別最適を図れることから、モノとAIの融合をめざす「フィジカルAI」の鍵を握る技術とされています。こうした背景の中、フィジカルAIが創造する新たな市場を攻略するためには、フィジカルAIが活用されているロボット分野における標準化戦略を受け継ぐことが不可欠です。今回のウェビナーでは、ロボットの標準化の取り組み事例と、それをどのようにフィジカルAIに適用していくべきかを解説します。
ウェビナー開催概要
<テーマ>
ロボット&フィジカルAIを攻略する標準化戦略とは?
登壇者:パナソニックホールディングス株式会社プロダクト解析センター / ISO/TC299/WG4,WG15* 国際エキスパート 是兼 慎也 氏
株式会社SHIN-JIGEN バイスプレジデント 岡本 球夫
日時:2025年12月24日(水) 午前8:20~8:50
形式:オンライン配信(Zoom)
参加費:無料(事前登録制)
申込方法:申込専用フォームはこちら
*ISOのロボット分野を担当する国際標準化委員会「ISO/TC299」に属する作業部会(WG)において、サービスロボットの性能規格を検討するWG4とサービスロボットのインフラ規格を検討するWG15。
(参加チケットは登録から約3分以内にメールで配信されます。しばらくお待ちいただいても届かない場合はお手数ですがお問い合わせフォーム(https://shin-jigen.co.jp/#CONTACT)からご連絡をお願いいたします。)
※1:エッジAI……AIによる情報処理を、クラウド上ではなく、ネットワークのエッジ(端末やデバイス)側でおこなう技術。リアルタイム性やセキュリティ、通信コストの面で大きなメリットがあるほか、AIの力をより社会活動や実生活に即したかたちで実装できることから、“インフラの概念を変える技術”として注目されている。
※2:フィジカルAI……フィジカルAIは、人工知能を物理的な機械や装置に組み込み、現実世界で知覚・判断・行動を行わせる研究分野のこと。センサーで環境を把握し、アルゴリズムで処理した結果をモーターなどのアクチュエータに反映することで、自律移動ロボットや産業機械などを賢く動作させる。単なる情報処理にとどまらず、人や社会の活動を直接支援する技術として注目されている。
■是兼 慎也(これかね しんや) 氏 プロフィール
1998年、兵庫生まれ、兵庫育ち。岡山大学大学院自然科学研究科修了。在学中には「2021キャンパスベンチャーグランプリ中国大会」において奨励賞を受賞。2023年にパナソニックホールディングス株式会社に入社、プロダクト解析センターに所属。ロボットの性能評価、標準化、スケジュール最適化を専門とし、ISO/IEC関連活動や国内外の標準化プロジェクトに参画。学会発表も多数。若くして、経産省の戦略的国際標準化加速事業のプロジェクトリーダーとして規格開発を推進。ISO/TC299/WG4では自ら提案のISO 18646-7(サービスロボットのAI性能評価)策定においてエディタに抜擢。さらにシステム性能評価についても規格化を提案中で国際標準化を牽引し、日本のロボットの国際競争力向上に向けて取り組んでいる。
■ 岡本球夫(おかもと たまお) プロフィール
株式会社SHIN-JIGEN バイスプレジデント/エッジAI事業統括
1970年、大阪生まれ。京都大学大学院工学研究科修了。名古屋大学大学院工学研究科で博士号取得。松下電器産業(現パナソニック)に入社後、サービスロボットの開発や病院用搬送ロボット「HOSPI」の事業化、ロボット・AIの安全品質評価技術の開発、社長直轄プロジェクトなどを担当。産業総合技術研究所の特定集中専門研究員としてAI品質に関する技術開発にも従事し、2023年には経産省の産業標準化事業賞を受賞。2025年より株式会社SHIN-JIGENに参画。エッジ学習型AI事業に取り組んでいる。
<関連リンク>
▼空が飛べるスーツから介護改革まで!【未来開発の極意】まず未来を握る!
(テレビ大阪ニュース 関西ネオリーダーズ 2025年10月30日放送)
https://www.youtube.com/watch?v=tm31yDrmJxw
▼スタートレックに学ぶ未来の作り方【関西ネオリーダーズ】
(大阪NEWS【テレビ大阪ニュース】 2025年11月30日公開)
https://www.youtube.com/watch?v=LESNxCxN5dk
未来実装家として企業の未来戦略を伴走支援している藤本が、未来をイメージして事業に落とし込む具体的な方法を語っています。
SF作品『スタートレック』の影響を受け、テクノロジーが進んだ未来像を現実社会に「実装する」ことを志すようになりました。アシストスーツ企業「ATOUN」の解散後、新会社「SHIN-JIGEN」を立ち上げ、世の中にまだ存在しない技術や事業を0→1で創出する仕組みづくりに取り組んでいます。
また、大阪大学の小山助教授(当時)とともに設立した「株式会社Thinker(シンカー)」では、“家電のように気軽に使えるロボットの実現”に挑戦。小山さんの描く未来と自身が描く未来が同じであることがわかり、今は一緒に今は一緒に、人と協働し、ともに学ぶ「協奏ロボット」の未来像を描き、Thinkerの未来の解像度を上げています。
「未来にゴールはない。人の想像と挑戦の積み重ねが未来を更新していく」
▼【未来を作る苦悩】起業を失敗して知ったこと【関西ネオリーダーズ】
(大阪NEWS【テレビ大阪ニュース】 2025年12月7日公開)
https://www.youtube.com/watch?v=jNJgVS0NEQ8
パナソニックの社内ベンチャーとしてアシストスーツの会社「ATOUN」を立ち上げたものの、コロナ禍をきっかけに特別清算をすることになりました。 起業の成功から失敗の中で学んだことなどを率直に語っています。
SF好きの少年時代から未来技術への関心を深め、パナソニックでの“修行期間”を経て、着るロボット=パワーアシストスーツ開発に挑戦。スピンアップ制度の仕組みの中で黒字化や事業継続の難しさを経験し、2020年には自らの判断で会社を閉じた経緯も率直に語ります。
また、創業者の意思を尊重し続けるパナソニック独自の文化や、「問いを立て、未来を実装する」という藤本の一貫した姿勢が印象的です。
「150歳まで未来を見届けたい」という言葉には、次代の技術者・起業家へ向けた強いメッセージと、未来志向の情熱が込められています。
▼パナソニックHDとSHIN-JIGENがエッジAI事業で協業 〜 家電からインフラまで「故障が起きる予兆をAIで検知」 〜(2025年8月26日 )
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000108451.html
▼慶應義塾大学とともに「オンデバイス予兆検知AI」の活用研究の成果を報告
(2025年8月20日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000108451.html
▼SHIN-JIGEN、ロームが推進するAIイノベーション事業のパートナーに選定
(2025年7月30日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000108451.html
▼椿本チエインとSHIN-JIGENが共同で「ヒューマンアシスト事業」を推進
(2022年9月15日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000108451.html
▼SHIN-JIGENと東大病院が「在宅トレーニング機器」に関する共同研究を開始
(2022年11月24日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000108451.html
▼SHIN-JIGENが大学・研究機関、大学関連スタートアップを支援
(2022年12月14日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000108451.html
<会社概要>
名称 : 株式会社SHIN-JIGEN
所在地 : 奈良県奈良市
代表者 : 代表取締役兼CEO 藤本 弘道
設立 : 2022年5月
URL : https://shin-jigen.co.jp/
公式note: https://note.com/shin_jigen
企業説明: ロボティクスにもとづく人間拡張・人間扶助のテクノロジーを駆使して、日々の暮らしやビジネスシーン、福祉生活に未来目線のプロダクトやサービスを提供。未来を現在に実装する「未来実装カンパニー」。

<株式会社SHIN-JIGENへのお問い合わせ先>
お問い合わせページ:https://shin-jigen.co.jp/#CONTACT
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