フィリップス・オークション、ロンドンおよびニューヨークで開催される春季セールのハイライトとしてジョン・L・ローブ・Jr.大使コレクションを出品
ヴィルヘルム・ハマスホイの代表作を核とする、史上最も重要なデンマーク美術の個人コレクションが、3月および5月にロンドンとニューヨークで開催される近・現代美術オークションに登場

フィリップス・オークションは2026年春、ロンドンおよびニューヨークのセール会場を舞台に、記念碑的なオークション・シリーズ「ジョン・L・ローブ・Jr. 大使コレクション」を開催します。本シリーズは総額1,200万米ドル超の落札が見込まれており、約150点に及ぶ作品群を通じて、現存するなかで最も重要とされるデンマーク美術の個人コレクションを紹介します。本コレクションは、1980年代初頭にローブ氏が駐デンマーク米国大使を務めていた時期に形成されたもので、現在ではデンマーク国内の国立美術館を除けば、最大規模のデンマーク美術コレクションとして知られています。
本コレクションの中核を成すのは、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したデンマークを代表する画家、ヴィルヘルム・ハマスホイによる厳選された名作群です。詩情あふれる室内画や抑制の効いた肖像表現で知られるハマスホイの作品をはじめ、デンマーク美術史を代表する作家たちの重要作も出品されます。2026年5月にニューヨークで開催されるフィリップスの近・現代美術オークションに先立ち、主要作品は、香港アートウィーク期間中の3月18日〜28日に西九文化区にあるフィリップス・オークション アジア本社で、その後、4月9日〜11日には六本木のフィリップス東京にてプレビューが行われます。
本オークションは、国際的に卓越したコレクションを紹介するというフィリップスの姿勢を改めて示すものであり、コレクターにとっては、これまでに築かれてきたデンマーク美術の個人コレクションのなかでも屈指の内容を誇る作品群を取得する、またとない機会となります。
ジョン・L・ローブ・Jr.大使は次のように語っています。「デンマークに赴任した当初、はアメリカ美術で空間を満たすつもりでしたが、やがて19世紀デンマーク絵画の静謐さと美しさに強く惹かれるようになりました。ヒアシュプロング美術館を指針としながらの収集は、この国、その人々、そして文化を学ぶ手段となっていきました。これらの作品の前に立つ人々が、私が感じたこの土地と人々の美しさを感じ取ってくれること、そして今回のオークションが、デンマークの豊かな芸術的遺産に改めて光を当てる機会となることを願っています。」
**ジョン・L・ローブ・Jr.大使について
ジョン・L・ローブ・Jr.大使は、アメリカ屈指の金融一族である名門の系譜に連なる人物です。1981年から1983年にかけて駐デンマーク米国大使を務めたローブ氏は、文化的・政治的交流を通じて米国とデンマークの関係深化に尽力しました。また、熱心なコレクターとしても知られるローブ大使は、200年以上にわたるデンマーク美術史を網羅する作品群を築き上げ、その深みと文化的意義によって高い評価を受けています。19世紀絵画に重点を置きつつも、ヒアシュプロング美術館・コレクションと呼応しながら独自の視点を保った収集活動を展開し、最終的にはデンマーク国外において最大規模となるデンマーク美術の個人コレクションを築きました。
フィリップス・オークション 近・現代美術部門 シニア・インターナショナル・スペシャリストのジェレマイア・エヴァーツは、次のように述べています。「ローブ大使の鋭い審美眼と、デンマーク文化に対する深い理解は、並外れた深度と繊細さを備えたコレクションを生み出しました。とりわけ、ヴィルヘルム・ハマスホイの静かでありながら革新的な作品を擁護し続けた彼の姿勢は、現代の鑑賞者にも響くこの絵画潮流に、改めて国際的な注目を集める大きな原動力となっています。2023年のメトロポリタン美術館での展示を皮切りに、近年各地で開催されるスカンジナビア美術の重要な展覧会の数々は、この文化的遺産が持つ並外れた魅力と喫緊の重要性を示しています。フィリップスは、この重要なコレクションの管理を任されることを光栄に思うとともに、デンマーク美術に関してさらに対話が深まること、そしてその普遍的な意義への貢献に寄与できることを嬉しく思います。」

コレクションの中核を成すのは、ヴィルヘルム・ハマスホイによる《Courtyard Interior at Strandgade 30(ストランゲーゼ30番地の中庭の室内)》(p.1 図版)です。本作は、中庭に面した窓辺にもたれかかる女性像を描いたもので、日常生活の静けさと、驚くほど先鋭的な絵画的モダニズムとを絶妙な均衡のもとに融合させています。大気感を強く意識した表現と、果敢なまでに簡潔な色彩パレットによって、制作から120年を経た今日においても、そのモダンな美意識は観る者を惹きつけ続けています。ローブ・コレクションには、このほかにもハマスホイ作品が計10点含まれており、作家を象徴する室内画《Interior with Windsor Chair at Strandgade 25(ストランゲーゼ25番地のウィンザーチェアのある室内)》をはじめ、風景画や肖像画の連作を通じて、デンマーク美術における独特なスタイルが描き出されています。
ローブ・コレクションは、19世紀の風景画、室内画、さらにはモダニズム作品に至るまで、幅広い時代と様式を網羅し、デンマーク美術史における多くの再発見を国際舞台にもたらします。本コレクションは、デンマーク美術における「モダン・ブレイクスルー期」を担った女性アーティストの優れた作例を多数含んでいる点でも特筆されます。
アジア・ツアー
香港
会期:3月20日〜29日 (11:00-19:00)
会場:フィリップス・オークション アジア本社(西九文化区 WKCDAタワー1階、オースティンロード・ウエスト8号)
東京
会期:4月9日〜11日 (12:00-18:00)
会場:フィリップス・オークション 東京(〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル4階)



フィリップス・オークションについて
フィリップス・オークション:世界中の好奇心と冒険心が、アート、デザイン、高級品と結びつき、インスピレーションを与えてくれる場所です。20・21世紀の作品を売買するグローバルなプラットフォームとして、フィリップスは近・現代アート、デザイン、写真、エディション、時計、ジュエリーの分野において専門知識を提供しています。オークションと展覧会は主にニューヨーク、ロンドン、ジュネーヴ、香港で開催され、更に、ヨーロッパ、アメリカ、東京を含むアジア各地に代表オフィスが置かれています。フィリップスでは、ライブ及びオンラインオークションを定期的に開催しています。また、プライベートセール、鑑定、査定、ファイナンシャルプランニングに関するサポート含め、収集に関する幅広いサービスとアドバイスも提供しています。詳細につきましては、ホームページをご覧ください。
<本件に関するお問い合わせ先>
東京:tokyo@phillips.com +81-3-6273-4818
〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル4F フィリップス・オークション東京
香港:Ingrid Hsu, Head of Public Relations & Corporate Communications, Asia Ingridhsu@phillips.com
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