写真家浅田政志が神奈川各地へ出張！写真に残したい神奈川の今を切り取る

#神奈川県民ホールpresents

公益財団法人神奈川芸術文化財団　神奈川県民ホール

2025年11月11日 12時00分

■～カナガワポトガラヒーの旅はじまり、はじまり～

二宮和也主演映画『浅田家！』のモデルになった写真家・浅田政志が、日本写真発祥の地「神奈川」で、昔の写真師のように旅し、出会った町の人々の姿を撮影しました。

建て替えに伴い2025年4月より休館中の神奈川県民ホールは本年度より、県内各地へ出張して公演や展覧会を開催しています。その一環として、家族写真で知られる写真家の浅田政志（あさだまさし）を迎え、神奈川県西地域の開成町と真鶴町で町の人を被写体に撮影を行いました。この度、完成した写真を各町で展示します。

浅田は、家族で様々な職業や状況に扮した写真集『浅田家』で、「木村伊兵衛写真賞（08年度）」を受賞。東日本大震災で津波被害にあった写真の救済活動に取り組み、記録をまとめた『アルバムのチカラ』も高く評価されました。20年にはこの２つの写真集を原案とし、浅田の半生と家族の形を描いた映画『浅田家！』（二宮和也主演）が公開され、ワルシャワ国際映画祭で邦画初の最優秀アジア映画賞を受賞するなど各国の映画祭で大きな話題となりました。

今回の展示に先駆け、小田原市のミニシアター「小田原シネマ館」にて映画『浅田家！』の特別上映も行われます。

浅田は、ロバート秋山竜二の人気コンテンツ『クリエイターズファイル』、浜田雅功展『空を横切る飛行雲』のキービジュアルなどや雑誌、広告写真の分野でも活躍しながら、「浅田撮影局」名義で家族写真や記念写真の撮影も手掛け、25年4月には故郷の三重県津市に「ポトガラヒースタジオ」をオープンしました。

「ポトガラヒー」とは写真が日本に上陸した当時のphotography（フォトグラフィー）の呼び方です。浅田は日本に写真技術が伝わった時代の古写真に高い関心があり、日本の写真発祥の地の一つである神奈川で、昔の写真師のように旅しながら出張撮影を行う今回の企画を「カナガワポトガラヒー」と名付けました。今回、撮影した写真は、古いモノクロ写真に色をのせた「横浜写真」を手がかりに、レトロな雰囲気の「ポトガラヒー」にして展示します。

浅田が町の人と出会い、触れ合いながら撮影した、神奈川の今を生きる人々の姿。時にユーモラスで、時に心にしみる浅田政志の世界をお楽しみください。

■開成編・概要

開成町町制施行70周年記念

神奈川県民ホール presents　カナガワポトガラヒー　出張浅田撮影局｜開成編

【日時】2025年12月8日（月）～25日（木）開庁日8:30-17:15 ＊土日休、12/21のみ特別開庁

オープニングお披露目会　12月5日（金）17:30～
展示会場にて完成お披露目会を行います。浅田さんと撮影を振り返ります。

【会場】開成町役場１階町民プラザ（足柄上郡開成町延沢773）

小田急小田原線「新松田駅」北口改札口から箱根登山バス1番乗り場から「関本行き」で10分「四ツ角」下車　（※JR御殿場線「松田駅」南口からもバス乗り場まですぐ）

【料金】無料　　　　　

【撮影協力】あしがり郷瀬戸屋敷、あじさいちゃん、居酒屋かっぱ、株式会社オリエンタルコンサルタンツ、開成ジュニアアンサンブル、快晴茶、開成町パークゴルフ協会、開成町婦人会、開成町まちづくり情報特派員、開成水辺スポーツ公園、神奈川県立吉田島高等学校、日本製紙クレシア株式会社開成工場、梅林刀剣鍛錬所、富士フイルム先進研究所、宮台連、開成町のみなさん

【主催】神奈川県民ホール（指定管理者：公益財団法人神奈川芸術文化財団）

【共催】開成町