小学生・高校生・大学生から現役学生起業家まで、10組の「問い」が社会と出会う「クエスチューブサミット2026」初開催
― 全10組にトロフィー。「学びの推し活」から、問いを社会とともに育てる共創へ ―
NPO法人学修デザイナー協会は、2026年9月25日(金)、東京・九段会館テラスにて、子ども・若者の探究の「問い」を社会へつなぐ「クエスチューブサミット2026(QuesTube Summit 2026)」を初開催しました(後援:一般財団法人 活育財団、運営事務局:パブロス株式会社)。
当日は、小学生・高校生・大学生の10組が登壇。うち2組は、すでに起業や社会活動に取り組む高校生による「高校生ユニコーン枠」として参加し、それぞれの探究テーマを発表しました。
企業・大学・メディア・教育界などから8名の「クエスチューブ応援団」が参加し、登壇者と対話。表彰式では順位を競うのではなく、すべての登壇者の「問い」に価値があるという考えのもと、全10組へトロフィーと応援メッセージが贈られました。
サミットテーマは、
「その問いには、世界へ出る価値がある。
Where Questions Meet the Real World.」
開催前から掲げてきたのは、まだ完成していない才能やアイデアを、大人・企業・地域が応援する「学びの推し活」という考え方です。
その考えは当日、登壇者と社会人との対話、来場者から届けられた「応援ハガキ」、そして全10組へのトロフィーという形で具体化されました。
子どもや若者が大人から答えを教わるだけではありません。登壇者から会場の大人へも問いが投げかけられ、世代や立場を越えて、ともに答えを探す場が生まれました。

■ クエスチューブサミットとは ― 「問い」を、社会へひらく
「クエスチューブ(QuesTube)」は、「Quest(探究)」と「Tube(発信し、つながる場)」を掛け合わせた名称です。
その原点には、大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム「探究リンク」で生まれた、学校と企業・地域・大使館などをつなぐ共創があります。
万博での発表を一度きりで終わらせるのではなく、子どもたちの問いを継続して社会へ届け、企業・地域・専門家との新たな出会いへつなげる。その次のステージとして、「クエスチューブサミット」は誕生しました。
発表時間は1組7分。しかし、発表して終わりではありません。
各発表後には「対話の時間」を設け、会場から登壇者への質問だけでなく、登壇者自身から会場の大人へも問いを投げかけます。
大人が子どもの探究を一方的に評価・採点するのではなく、その問いを受け止め、ともに深める。
それが、クエスチューブサミットが目指す場です。
■ 開催概要
名称
クエスチューブサミット2026(QuesTube Summit 2026)
日時
2026年9月25日(金)13:00〜18:00
会場
九段会館テラス「鳳凰」(東京都千代田区)
主催
NPO法人学修デザイナー協会
後援
一般財団法人 活育財団
運営事務局
パブロス株式会社
年間企業パートナー
株式会社船井総研ホールディングス/株式会社グリーン・シップ/株式会社カクイチ
探究発表
10組(小学生1組・高校生2組・大学生5組・高校生ユニコーン枠2組)
発表形式
1組7分の発表+会場・応援ゲストとの対話
参加形式
会場参加+オンラインライブ配信
プログラム
開会挨拶、基調講演、探究発表 第1部・第2部、特別講演、表彰式
ホームページ
https://edu.questube.jp/p/2026
※高校生ユニコーン枠:起業・活動実績のある高校生による特別選出枠
■ 小学5年生・高校生・大学生から現役高校生起業家まで。10組の「問い」が社会と出会う
登壇したのは、小学5年生から大学4年生、そして現役の高校生起業家まで、世代も地域も異なる10組の「クエスター」です。
自分自身の体験から生まれた違和感や好奇心、地域課題、AI、地方創生、防災、文化、起業など、それぞれの入り口から生まれた問いと、その探究の軌跡を発表しました。
|
No. |
学校・団体 |
発表者 |
発表テーマ |
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① |
朝日塾小学校 |
岡田佑生さん |
ぼくは、まちがっていた! |
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② |
大牟田市教育委員会推薦 |
持丸珠乃さん |
大牟田から世界へ 〜OJCMが生み出す可能性〜 |
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③ |
福島県立郡山高等学校 |
國分琉さん |
地域活性化をビジネスに繋げる |
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④ |
兵庫大学 現代ビジネス学部 |
橋本英明さん |
Human Value Lab |
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⑤ |
長崎大学 情報データ科学部 |
老本風香さん |
データとSNSのギャップで見つけた! |
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⑥ |
武蔵野学院大学 |
吉野慎太郎さん |
未来のまちづくり・フォレストビレッジ |
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⑦ |
早稲田大学 文化構想学部 |
羽鳥健さん |
人と自然と地域をくくる新しい時代の「結」づくり |
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⑧ |
中央大学 経済学部 |
諏訪光さん |
世界最大144年に一度の祭りを求めて |
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⑨ |
【高校生ユニコーン枠】 |
久野美恋彩さん |
探究から起業して初めて気づいた、探究の本質 |
|
⑩ |
【高校生ユニコーン枠】 |
小助川晴大さん |
NEXY|熱狂を、未来に変えろ。 |

自由研究が「調べ学習」で終わっていたことに気づき、身近な“ダニ事件”の謎解きから探究の面白さを見いだした小学生。
商品の企画から販売までを担う「OMUTAジュニアシティメーカー(OJCM)」の経験から、「リーダーシップとは何か」を問い続ける高校生。
人流データとSNS上の声のギャップから、長崎の新たなファンづくり戦略を導いた大学生。
狭山市役所・株式会社カクイチとの産官学連携授業から、防災未来都市を構想した大学生。
47都道府県を旅し、日本古来の支え合い「結」を現代に問い直す大学生。
インドの巡礼祭「マハ・クンブメーラ」に自ら足を運び、その熱気を写真に収めた大学生。
そして、自ら法人や学生団体を立ち上げ、すでに社会の中で事業やプロジェクトを動かしている高校生。
いずれの発表にも共通していたのは、教室の中だけでは完結しない問いが、人や地域、企業、社会と出会いながら変化していくプロセスでした。
■ 子どもが答えるだけではない。大人にも「問い」が返ってきた
本サミットを象徴したのが、各発表後に設けられた「対話の時間」です。
会場から登壇者へ質問するだけではなく、登壇者から会場の大人たちへも問いが投げかけられました。
兵庫大学・橋本英明さんは、
「AI時代に、皆さんが伸ばそうとしている能力は何ですか?」
と問いかけました。
会場からは、「子どもたちの思い出をつくるプロデュース力」「考える前に感じる身体知覚と、曖昧さをそのまま受け止める力」といった答えが寄せられました。
早稲田大学・羽鳥健さんからは、
「大人の皆さんは、どうやってワクワクを持ち続けているのですか?」
という問いが投げかけられ、応援ゲストの及部一堯氏(NTT西日本グループ)が、自身の仕事や音楽、パフォーマンス、国際支援、起業などの経験を交えて応じました。
高校生起業家の久野美恋彩さんからは、
「人生は何のためにあると思いますか?」
という問いも投げかけられました。
そして表彰式では、小学5年生の岡田佑生さんが会場の大人たちに、
「どうやったら本当の探究を教えられる先生が増えますか?」
という“宿題”を残しました。
子どもから大人へ。
学生から企業へ。
問いが一方向ではなく、会場の中を行き交う。
その光景こそが、クエスチューブサミットが目指してきた「問いを社会へひらく」姿となりました。

■ 基調講演「子どもの問いに、世界が参加する。〜一枚のハガキから始まる市民社会4.0〜」
本サミットの発起人であるパブロス株式会社 代表 神田昌典は、スライドを使わず、来場者全員に配布した一枚の「応援ハガキ」を手に基調講演を行いました。
企業が子どもの探究を応援するイベントの多くは、大人が探究を評価する形式であることに触れ、
「子どもの問いは、彼らが生きていく未来から来た問い。大人の役割は答えを提供することではなく、その問いを応援すること」
と、本サミットの趣旨を語りました。
また、探究学習に取り組む子どもたちが地域の企業へヒアリングを申し込んでも、断られてしまうことがある現状を紹介し、探究に理解ある企業が「未来の原石」に扉を開くことの重要性を訴えました。
さらにAI時代においては、子どもたちの問いが企業の持つリアルなデータと出会うことで、新たな事業が生まれる可能性があるとして、
「公教育が社会のシンクタンクのようになっていく」
との展望を示しました。
来場者は、心が動いた発表者へのメッセージを「応援ハガキ」に記入。ハガキは事務局を通じて各発表者へ届けられました。

■ 特別講演「Connecting the Dots 〜人生のドットをつないだ先にあるもの〜」
高校生ユニコーン枠の統括アドバイザーを務める、株式会社Power Angels CEO/一般社団法人日本エンジェル投資家協会 代表理事の山本敏行氏が特別講演を行いました。
ビジネスチャット「Chatwork」を創業し、現在は20歳以下を含む若手起業家への投資・支援に取り組む山本氏は、小学生時代の原体験から高校生での起業、シリコンバレーへの挑戦までを振り返りました。
探究の先にある選択肢の一つとしての「起業」と、周囲に理解されなくても、自らの問いを持ち、行動し続けることの価値を語りました。

■ 順位ではなく「次の一歩」を贈る。全10組にトロフィーとエール
表彰式では、
「今日は順位をつけません。どの問いも、会場と私たちを動かした」
との司会の言葉のもと、8名の応援ゲスト「クエスチューブ応援団」と主催者がプレゼンターを務め、全10組へトロフィーと応援メッセージを贈りました。
応援ゲストとして参加したのは、
木村恭子氏(株式会社日本経済新聞社 ライフ&キャリアビジネス人財教育事業ユニット ヒューマンキャピタルラボ所長 兼 編集委員)
及部一堯氏(NTT西日本グループ 地域創生Coデザイン研究所 戦略企画部 担当部長)
田中明子氏(株式会社グリーン・シップ 代表取締役社長)
田中離有氏(株式会社カクイチ 代表取締役社長)
井庭崇氏(慶應義塾大学 総合政策学部 教授)
日野田直彦氏(学校法人大阪夕陽丘学園 理事長 兼 高校校長/一般財団法人活育財団 共同代表)
和住賢一氏(三井住友海上火災保険株式会社 地域マーケット部 部長 政策プロジェクト共創グループ 地域共創ユニット長)
山本敏行氏(株式会社Power Angels CEO/一般社団法人日本エンジェル投資家協会 代表理事)
の8名です。
プレゼンターは、単に講評するのではなく、登壇者へさらに問いを投げかけました。
「この先、何を実現したいのか」
「最初の一歩は何か」
「何があなたを動かしているのか」
壇上で対話が重ねられる中、登壇者からも「次は本格的な行動に挑戦したい」「一歩踏み出す勇気が出た」「もっといろいろなことに挑戦していきたい」といった言葉が生まれました。
表彰は、一日の活動を終えるためのものではなく、それぞれの問いを次の行動へつなぐ時間となりました。

なお、本サミットとは直接の関係はありませんが、開催日の2026年9月25日は、文部科学省の教育課程企画特別部会において、「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ(案)」が示された日でもありました。
主催者挨拶で、NPO法人学修デザイナー協会 理事長の鹿江宏明は、「日本の教育が探究を中心に据えた学びへと大きく動き出すまさにその日に、本サミットを開催できることに大きな意味を感じている」
と述べました。
学校の中で生まれた問いを、学校だけで完結させない。
企業や地域、大学、専門家など、社会のさまざまなプレイヤーが問いに参加する。
クエスチューブサミットは、そのための一つの実践の場を目指します。
■ 閉会挨拶 ― 「子どもたちが自由に活動できる場を守る」
閉会にあたり、神田昌典は、本サミットが15年以上にわたり温めてきた構想の実現であることを明かしたうえで、今後の展開について次のように語りました。
「これを全国に広げていくには、さまざまな人の協力が必要だと思っていた。しかし今日、大人がすべてをやらなくてもいいと気づかされた。子どもたちがのびのびと活動できる場を守るだけで、この取り組みは広がっていく。」
さらに、小学5年生の岡田さんから投げかけられた「探究を教える先生をどうつくるのか」という問いに触れ、
「この場所だけで終わらせてはいけない。価値があると感じてくださった方には、ぜひ一緒に支え、発信していただきたい」
と呼びかけました。
― パブロス株式会社 代表/本サミット発起人 神田昌典(発言要旨)
■ 今後について ― 「学びの推し活」を、一日のイベントから社会の文化へ
NPO法人学修デザイナー協会およびパブロス株式会社は、本サミットを継続的な取り組みとして位置づけ、子ども・若者の問いが社会と出会う場を各地へ広げていくとともに、多くの企業・団体・個人とともに支える体制づくりを進めてまいります。
目指すのは、一日のイベントを増やすことだけではありません。
学校で生まれた問いに、企業が扉を開く。
地域が一緒に考える。
大学や専門家が知見を持ち寄る。
そして、問いを持つ子ども・若者が「応援されている」と感じながら、次の一歩を踏み出せる。
スポーツや音楽に応援文化があるように、学びや探究にも応援文化をつくる。
今回のサミットで形になった「学びの推し活」を、多くの企業・団体・教育機関・個人とともに、継続可能な仕組みへ育ててまいります。
また、探究と知の共有を支えるデジタル図書館「PABLOS」の教育関係者向けサイトは、サミット当日に「探究の島」としてリニューアルしました。
探究の素材・方法・事例・つながりを探せるオープンプラットフォームとして、パブロス株式会社公式サイトよりご覧いただけます。
https://pablos.co.jp/education
■ NPO法人学修デザイナー協会 概要 https://www.learning-designer.org/
NPO法人学修デザイナー協会は、変化の激しい社会でも子供たちが活躍する準備を整えられるよう、脳科学、社会学、心理学をはじめとする研究の成果を教育の現場に積極的に取り入れ、現代の子供たちのニーズに合った新しい学び方を提供することを目的に設立された特定非営利活動法人です。
公共性の高い団体として社会的な活動を推進することで、青少年の健全育成に資することを目指し、「誰もが夢中になれる学びをつくる」をコンセプトに掲げています。そのために、学生向けの学習会、教員や塾の講師向けの研修会、全国サミットや研究会の開催、さらには OECD Education 2030 の「プロジェクト∞無限大(Project Infinity ∞ )」共創パートナーとして日本 OECD 共同研究に参加するなど、さまざまな活動を展開しています。
同協会が運営する教員向け無料デジタル図書館「PABLOS」は、探究学習に役立つ多彩なコンテンツを提供し、すでに2000校以上の小中高大・専門学校および教育委員会の皆様に登録されています。
■ パブロス株式会社 会社概要 https://pablos.co.jp/
パブロス(PABLOS)は、探究で事業を生み出す、教育テック企業です。PABLOSとは、Project and Ability Based Library and Online School の略称。分野No.1の実践者が集い、知識と経験を共有し、プロジェクトと能力に基づき未来を導く、オンラインの学校兼デジタル図書館であり、大人の探究スクールです。
大人も子どもも。学校も企業も。探究の中で生まれた“挑戦”や“問い”を、デジタル資産として社会に広げていきます。Web3.0時代は、組織に頼るのではなく、“個の探究”が価値を生む時代へと移行しました。PABLOSは、その個が社会に踏み出すための4つの「力」を統合しています。
・未来を描く力:フューチャーマッピング®
・行動から学ぶ力:リードフォーアクション®
・伝わる言葉にする力:コピーライティング/マーケティング
・内側から意欲を生む力:アクセラメンツ®
未来を描く力 × 行動する力 × 伝える力 × 動機づける力。この4つの力が揃うと、探究はアイデアで終わらず、事業として立ち上がり、社会に届き、次の挑戦を生む循環が生まれます。PABLOSは、学びを事業へ、事業を社会変革へ――その流れを生み出すための、“個の才能を社会につなぐ教育プラットフォーム”です。
大人の探究スクール PABLOS(リスキリング)、デジタル図書館 PABLOS。共通するのは、「人の内側に眠る才能を、社会に接続する」ことです。探究が事業になる瞬間、人生が“生きた本”として立ち上がる瞬間、1%の才能がふっと姿を見せる瞬間――その瞬間を支え、育て、未来へと手渡していくために、PABLOSは存在しています。
◆ パブロス株式会社 代表プロフィール
代表の神田昌典は、国内外2万社を支援してきた経営コンサルタントであり、100冊を超える著作を持つベストセラー作家。教育・企業・行政・国際機関を結び、「探究が社会を動かす」時代のリーダー育成を推進しています。
■ 本件に関するお問い合わせ
クエスチューブサミット2026 運営事務局(パブロス株式会社内)
E-mail:questube-office@pablos.co.jp
ホームページ:https://edu.questube.jp/p/2026
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