ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノージャスティン・エナン 特別インタビュー

日本テニス協会

「ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー」は、2026年10月12日(月 ※スポーツの日)から18日(日)まで、東京・第一生命相娯園テニスコートで、日本で3回目となる大会を開催します。開幕に先立ち、大会アンバサダーのジャスティン・エナンとスペシャルゲストの松岡修造が、出場する17歳以下のジュニア選手32名にとって、この一週間が持つ意味について語りました。

      ジャスティン・エナン
  (大会アンバサダー/2025年より)

大会アンバサダーとして2年連続で東京を訪れるジャスティン・エナンにとって、今回の来日は単なる継続ではなく、自身が想像していた以上に強く感じた絆を、さらに深める機会でもあります。

「この経験をもう一度味わえることを、心からうれしく思います。昨年は、私にとってまさに新しい発見の連続でした。この大会が若い選手たちに与える影響を目の当たりにし、世界のまったく異なる場所でローランギャロスを体験することの意味を実感できました。再び戻ってこられることを、とても誇りに思います。そして、二つとして同じ冒険はないからこそ、好奇心も尽きません。新しい選手たちと出会い、それぞれの歩みを知ることを、今から心待ちにしています。」

その新たな発見は、選手たちにもつながっています。今年、パリで開催されたローランギャロス ジュニア本戦を前に、エナンはブラジル大会と日本大会の優勝者を直接コートで指導しました。その経験を振り返る表情には、今も深い感情がにじみます。「彼らの緊張を肌で感じ、新しい世界に足を踏み入れる姿を見たことは、胸を打つ経験でした。ジュニア選手として初めてローランギャロスに立った、自分自身の記憶がよみがえりました。あの場所では自分がとても小さな存在に感じられるものです。彼らは、それ自体がすでに大きな冒険ともいえる道のりを経て、その場所にたどり着きました。初めての世界を目の前にした瞬間、当然ながらプレッシャーはありましたが、それ以上に大きな喜びに満ちていました。」

大会を象徴するレッドクレーについて、エナンは技術面と精神面の両方からメッセージを送ります。

「クレーは生きたサーフェスです。まず、忍耐が求められます。身体的にも、ほかのサーフェスとはまったく異なる負荷がかかります。何より重要なのは動きです。スライディングの技術を身につけ、地面から力を得る感覚をつかまなければなりません。そして精神面では、ポイントを組み立て、もう一本多く返すことを受け入れる必要があります。この忍耐こそが、クレーにおける最大の難しさかもしれません」。

一方で、クレーが与えてくれるものについても、エナンは明確に語ります。「クレーでは、より多くの時間、より多彩な角度、そして創造性が得られます。ポイントの組み立て方に、まったく異なる可能性が開かれる。それこそが、クレーからの贈り物です。」

しかし、32名のジュニア選手に向けたメッセージは、ベースラインのはるか先にまで及びます。

「皆さんが歩む道のりは、一つの旅です。そこには、障壁やさまざまな段階、人との出会い、そして迷いがあります。偉大なチャンピオンたちに共通しているのは、出会うすべての人から学ぼうとする貪欲さです。一人の人間だけが、一人の選手をつくるわけではありません。私は、そうした開かれた姿勢、毎日学び続けようとする気持ちを心から大切にしています」。プレッシャーやストレスとの向き合い方について、エナンは安易な答えを示しません。「魔法のような方法はありません。歩む道は一人ひとり異なり、それぞれが自分に合った方法を見つけていくものです。ただ、これだけは言えます。どれほど重要な大会の後にも、必ず次の大会があります。選手たちは、まだ成長の途上にあります。そして、それはとても素晴らしいことです。」 日本は、エナン自身の歩みにおいて特別な意味を持つ場所です。初めて日本を訪れたのは1995年8月。母を亡くしてからわずか数カ月後、13歳だったエナンは、山中湖で行われた世界国別対抗戦に出場しました。「当然ながら、今もつらい記憶と結びついています。それでも、あの経験は、その後の人生を歩むうえで、私が強く心に留め続けてきた時間でもあります。家族と離れ、故郷とはまったく異なる文化の中で、世界の反対側にいました」。その後、オリンピックで再び日本を訪れ、昨年は「ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー」の大会アンバサダーとして、再びこの地に戻ってきました。そこで受けた歓迎には、ほかにはない特別なものがありました。「最も心を動かされたのは、わずか数日の間に、皆さんと信頼関係を築くことができたことです。表彰式にはたくさんの感情があふれ、本当に特別なエネルギーがありました。あの瞬間を、また体験できることを心待ちにしています。」 今年の優勝者には、2027年にパリで開催されるローランギャロス ジュニア本戦への出場権が与えられます。その瞬間が持つ意味を、エナンは誰よりもよく知っています。「1997年、初めてローランギャロス本戦のドローに自分の名前が入ったときのことを、今でも覚えています。その瞬間、ようやく『私はここにいる。この大会の一員になった』と言うことができました」。今年、優勝の可能性を持つ選手たちには、こう助言します。「その経験から得られるものを、できる限りすべて心に刻んでください。おそらく憧れの存在である、世界最高峰の選手たちと同じ場所に立つことになります。それは、若い選手なら誰もが必要とする刺激に満ちた、かけがえのない経験です」。その舞台に立つ準備ができている選手を見極めるとき、エナンが最初に注目するものは明確です。「どれほど迷いがあっても、最後には、それを上回る意志と決意がなければなりません。特定のショット以上に、私が見るのはそこです。逆境とどう向き合うかを見れば、その選手について多くのことが分かります。」

          松岡 修造
       (スペシャルゲスト)

1995年のウィンブルドンでベスト8に進出し、世代を超えて日本のテニスファンを鼓舞してきた松岡修造にとって、この大会は歴史的であると同時に、極めて個人的な意味を持っています。

「僕にとって全仏オープンは、ジュニアの頃から憧れの舞台でした。『ローランギャロス』という響きそのものに、特別なものを感じていたんです。そして、僕自身、全仏オープンに出場できたことが、世界への扉を開く大きなきっかけになりました。日本、そしてアジアのジュニア選手にとって、この大会はアジア予選ではありますが、間違いなく『ローランギャロス』です。同じ赤土で戦い、同じ世界観の中で、ローランギャロスを体感する。日本にいながら世界を感じられる。その経験が、一人の選手の意識を変え、人生を変えるきっかけになるかもしれない。ローランギャロスには、それだけ人の感性を揺さぶり、世界への扉を開く力があると僕は思っています。」 サーフェスだけでなく、アジア各国・地域の選手と出会い、競い合うことにも、人を大きく変える力があると松岡は考えています。「人は、自分とは違う世界を見ることで、新しい価値観に出会います。そのためには、『舞台』が必要です。アジアの選手たちが日本に集まり、競い合い、その先にローランギャロスがある。

世界を遠くから想像するのではなく、実際に肌で感じることができる。そして、世界と競い合うことは、自分自身の世界を広げることでもあります。勝った、負けただけではない。『こんなテニスがあるんだ』 『こんな選手がいるんだ』 『自分もここまでできるんだ』。その一つひとつの発見が、選手としてだけではなく、一人の人間としての世界を広げてくれる。そこに、この大会の大きな価値があると思います。」 世界へ挑むうえで必要な力については、こう語ります。「僕は、『自分はできる』と信じる力だと思います。特に日本、アジアの選手にとって、テニスの世界は地理的な距離も含めて、かつては本当に遠い存在でした。でも、今は違います。錦織圭選手をはじめ、アジアの選手たちが世界で活躍し、その距離を大きく縮めてくれました。今のジュニアたちは、最初から『自分にもできる』と思える時代に生きています。だからこそ、世界へチャレンジしてほしい。その挑戦が世界へとつながっていることは、すでに大会の実績にも表れています。」

2026年のローランギャロス ジュニア本戦には、過去に同シリーズへ出場した10名が進出しました。

こうした実績は、このシリーズでの経験が単発の大会参加にとどまらず、世界へ踏み出す具体的なステップになり得ることを示しています。32名のジュニア選手全員に向けた松岡のメッセージには、自身の経験と思いが最も強く込められています。

「みんなに一度、考えてほしい。『自分は、何のためにテニスをしているんだろう?』。テニスは勝負の世界です。当然、勝ちもあれば負けもあります。でも、チャレンジしたという事実は、勝ち負けを超えて自分の中に残ります。僕自身、テニスを通して世界を知ることができました。たくさんの人と出会い、たくさんの価値観に触れ、自分の人生を広げてもらいました。だから僕は今、心から『テニス、ありがとう』と言えます。みんなにも、とにかくチャレンジしてほしい。チャレンジにはリスクがあります。思い通りにならないこともある。だからこそ、面白いんです。そして、そのチャレンジを支えてくれるのは、最後は自分自身です。心の底から、『自分なら、できる』。そう信じられる力を、テニスを通して手に入れてほしいと思っています。選手のみんな、心から応援しています!」。

「ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー」は、フランス・テニス連盟(FFT)が、アジアテニス連盟(ATF)および日本テニス協会(JTA)と連携して開催します。準決勝と決勝はWOWOWで日本国内向けに放送されるほか、Star Tennis Academy公式YouTubeチャンネルおよびローランギャロス公式YouTubeチャンネルで世界に向けて配信されます。

SNSでは、#RGJapan と @RolandGarros をフォローして、大会の模様をご覧ください。

■ローランギャロス(全仏オープン)テニスについて

ローランギャロス(全仏オープン)は、フランス・テニス連盟(FFT)が主催する、世界四大テニス大会(グランドスラム)のひとつで、毎年5月下旬から6月上旬にかけてパリで開催されます。特徴は赤土のクレーコートで行われること。ラリーが長く、フィジカルと戦術力が問われる大会として知られています。大会では、男子・女子のプロ部門に加え、18歳以下のジュニア部門も同時に開催され、次世代のスター選手が世界デビューする登竜門として注目されています。主催者であるFFTは、若手育成に力を入れており、「ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー」などを通じて国際的な才能の発掘と支援を行っています。

 

■オフィシャル素材は下記のリンクよりご確認ください。

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<ローランギャロス ジュニア シリーズ by ルノー PR事務局/stop monkeying around株式会社 内> 

担当      : 坂井 秀彦、西辻 圭子

連絡先     : 090-6659-0465(坂井)  080-5689-6634(西辻)

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