世界が注目するロボット研究者・石黒浩は、どんな未来をつくる? ロボットと過ごす日常を語る最新刊!
学術出版の世界思想社(京都市左京区)は、創業70周年を記念した新シリーズ「教養みらい選書」の第1弾として、石黒浩『僕がロボットをつくる理由――未来の生き方を日常からデザインする』を刊行します。
■石黒浩が初めて「日常」を語る
マツコ・デラックスや黒柳徹子のアンドロイドなど、誰も見たことのないロボットを次々と生み出している、ロボット研究の世界的権威・石黒浩。この本では、衣食住から恋愛・仕事・創造の方法まで、一見ロボットとはつながらないような「日常」をテーマに、自身の経験や日々の過ごし方を交え、「新しい世界を拓く楽しさ」と人生、そして「ロボットと生きる未来」をざっくばらんに語ります。ロボットや研究について書かれたこれまでの著書とは異なり、身近で親しみやすい内容で、石黒先生の多彩な考え方と楽しい日常を知ることができます。目まぐるしく変化する未来で、どう生きていくかを考えるためのヒントが見つかる1冊です。
■全編語り下ろし、イメージを一新するイラスト
本書は全編語り下ろし。「食べる」「着る」「話す」「想像する」「働く」「信じる」、この6つのテーマについて、様々な質問に答えるインタビュー形式で、軽快かつ率直な語り口調で書かれています。
また、「黒づくめで、怖そう」な石黒先生のイメージを一新する、やさしい色合いのカバーイラストと各章挿絵を担当したのは、マンガ『孤食ロボット』で知られる岩岡ヒサエ先生。カバーには、アンドロイドのERICA、コミュニケーションロボットのSota・CommUとともに、未来をのぞきこむ石黒先生が描かれています。各章の挿絵でも、石黒先生とロボットの様子がマンガタッチで描かれます。
■著者紹介
石黒 浩(いしぐろ ひろし)
1963年滋賀県生まれ、大阪府在住。自分そっくりのアンドロイドをはじめ、マツコ・デラックス、桂米朝、夏目漱石、黒柳徹子などのアンドロイドを次々と生み出している、ロボット研究の世界的権威。大阪大学大学院基礎工学研究科教授(栄誉教授)、ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。工学博士。ロボット・AI関連のベンチャー企業の技術顧問も務める。
好きな食べ物はカップヌードルとプッチンプリン、好きなお酒はグラッパ、好きな画家はシャガール。大抵のことはできる自信があるが、楽器演奏は上手くできた試しがない。
おもな著書に、『アンドロイドは人間になれるか』(文春新書)、『人間と機械のあいだ』(講談社)、『人はアンドロイドになるために』(筑摩書房)、『枠を壊して自分を生きる。』(三笠書房)、『人間とロボットの法則』(日刊工業新聞社)。
■目次
第1章 テクノロジーの味――食べる
動物の性、人間の食/動いているものを食べる/食べることで進化する など
第2章 裸を包む機能美――着る
服は黒、下着も黒/顔は整形したほうが早い/ロボットが服を着るとき など
第3章 言葉と鮮やかな世界――話す
言葉のすき間/問題を深掘りする能力/承認欲求とロボット など
第4章 現実を解き放つ力――想像する
僕は「ギャップ萌え」/オリジナリティなんてない/ロボットの意図と欲求 など
第5章 進化する私と社会――働く
四〇種類のアルバイト/大人になりたくない/ロボットと助け合い など
第6章 機械と人の影――信じる
信じるものは自分/死は怖くない/存在感を持つロボット など
終 章 自分をデザインする未来
宇宙人に技術を教えてもらいたい/ロボットをつくる理由/技術が可能性を拓く など
■「異才・石黒浩をつくった本」フェア開催! 情報は特設ツイッターでチェック!
本書の刊行にあわせ、「異才・石黒浩をつくった本」フェアを書店にて開催します。石黒先生の愛読書や強く影響を受けた本、ロボット・AIの関連書など、専門書だけでなく、小説やマンガも含む、多彩なラインナップを用意。フェアの開催情報は、特設ツイッターで順次お知らせします。
特設ツイッターアカウント:@robot_ishiguro(https://twitter.com/robot_ishiguro)
■新シリーズ「教養みらい選書」創刊
世界思想社創業70周年を記念して、身近なテーマから社会に生きる教養や知恵を学ぶ新シリーズ「教養みらい選書」を創刊します。第1弾である本書『僕がロボットをつくる理由』に続き、今後の著者には、競馬が趣味の哲学者・檜垣立哉、目利きの美術評論家・椹木野衣、哲学者の鷲田清一、社会学者の牟田和恵、音楽評論家の岡田暁生を予定しています。
判型:四六判・並製 ページ数:160~208頁程度 価格:本体1.300~1,700円(税別)
第2弾 檜垣立哉『食べることの哲学』2018年4月刊行予定
価 格:本体1,700円(税別) ISBN 978-4-7907-1711-9
第3弾 椹木野衣『感性は感動しない――美術の見方、批評のレシピ』2018年5月刊行予定
価格未定 ISBN 978-4-7907-1713-3
【商品概要】
書 名:『僕がロボットをつくる理由――未来の生き方を日常からデザインする』
著 者:石黒浩
仕 様:四六判/168頁
価 格:本体1,300円(税別)
ISBN:978-4-7907-1708-9
刊 行:2018年3月8日
(奥付発行日2018年3月20日)
発 行:世界思想社
Webページ:http://sekaishisosha.jp/book/b353637.html
【会社概要】
法人名:株式会社 世界思想社教学社
創 業:1948年
代表者:代表取締役社長 上原寿明
所在地:〒606-0031 京都市左京区岩倉南桑原町56
事業内容:学術専門書・教養書の出版および大学受験参考書・問題集を中心とする教育図書の出版
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