ブルームバーグ・フィランソロピーズ、トランプ大統領の国連「パリ協定」米国離脱による拠出金停止を補填 - 最大で1,500万ドルの資金提供を発表
*本プレスリリースはBloomberg Philanthropiesが2017年6月1日に国外で発表を行ったプレスリリースを日本語に翻訳・再編集したものです。オリジナルのプレスリリースの正式言語は英語であり、この内容および解釈については英語が優先となります。英文オリジナルにつきましては次のサイトをご参照ください。 https://www.bloomberg.org/press/releases/bloomberg-philanthropies-commits-15-million-fill-budget-gap-left-trumps-revoking-us-support-un-climate-treaty/
【ニューヨーク-2017年6月1日】 – 本日、都市気候変動担当の国連特使を務めるマイケル・ブルームバーグは、2015年「パリ協定」下の各国公約実行支援をはじめとする国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局の活動を支援するため、最大で1,500万ドルを拠出すると発表しました。ブルームバーグは、この危機的な時期に、他国政府やUNFCCC支援に関心のある慈善団体とも連携していく方針です。この発表は、トランプ大統領によるパリ協定からの離脱、及び気候変動等を対象とした国際的プログラムへの大幅な予算削減の結果として生じる、多額の拠出金不足を補填することを目的としています。
ブルームバーグは次のように述べています。「米国人はパリ協定に背を向けているのではありません。まさにその反対であり、我々は前進しています。共和・民主両政党の市長や州知事、そして実業界のリーダー達は声明に署名し、国連に提出する予定です。そして一丸となって、2015年に米国がパリで設定した排出削減目標達成に向かおうとしています。ブルームバーグ・フィランソロピーズはコミットメントの証に、他の関係団体と協力し、米国政府の離脱によって国連気候変動事務局が失うこととなる拠出金の補填のため約1,500万ドルを拠出します。国民主導により、米国人はパリ協定を尊重し履行します。米国政府はいかなる手段を以ってしても我々を止めることはできません」。
UNFCCC事務局のパトリシア・エスピノーザ局長は次のように述べています。「我々はブルームバーグ・フィランソロピーズの寛大な寄付に感謝申し上げます。当事務局の活動資金は依然として各国政府からの資金提供が中心ですが、こうした支援は、当事務局のパリ協定の下での各国の公約実行に向けた取り組みを支援する活動にとって不可欠なものです。将来に向けて、全ての男性、女性、そして子供たちのためにパリ協定を完全に実行し、より安全で回復力のある低炭素社会を実現するために、全ての当事者がお互いに連携する意思を再確認することは、極めて心強いことです」。
トランプ大統領は、国連の気候変動への取り組みに対するあらゆる支援を同政権が停止することを示唆しました。これにより、国連の気候変動交渉機関であるUNFCCCの活動に対する米国の拠出金は削減され、直ちに拠出金不足が生じます。また、以前公約された、開発途上国がパリ協定の公約を順守するための支援である緑の気候基金からも数十億ドルが削減されることとなります。緑の気候基金は最近、排出削減や開発途上国の気候対応力の改善に向け、民間企業からの提案依頼書の募集を発表しました。このプログラムでは総額5億ドルの資金が提供されます。
2014年から2016年までの期間に、ブルームバーグ・フィランソロピーズは市・州・実業界を含む「非国家主体」との連携で、国連の気候変動交渉機関であるUNFCCCを支援してきました。ブルームバーグ・フィランソロピーズは米国政府が公約を破棄したことで生じる拠出金不足を補填することができます。支援金は、ドイツのボンに所在するスタッフの気候変動交渉やコミュニケーション活動に関わる費用に配分されます。
ブルームバーグ・フィランソロピーズについて
ブルームバーグ・フィランソロピーズは、最大多数の人々がより豊かで長い人生を謳歌できるよう、120カ国を超える国々で活動しています。当組織はアート、教育、環境、政府のイノベーション、公衆衛生という5つの主要分野に重点を置いています。ブルームバーグ・フィランソロピーズは、マイケル・R・ブルームバーグが設立した基金や個人的な寄付を含め、マイケル・ブルームバーグのあらゆる慈善活動を網羅しており、2016年には25億ドル強を拠出しました。詳細な情報については、bloomberg.org (http://www.bloomberg.org/) またはFacebook (https://www.facebook.com/bloombergdotorg)、Instagram (https://www.instagram.com/bloombergdotorg/)、Snapchat (https://www.snapchat.com/add/bloombergdotorg)、Twitter @BloombergDotOrg (https://twitter.com/bloombergdotorg)をご覧ください。
【ニューヨーク-2017年6月1日】 – 本日、都市気候変動担当の国連特使を務めるマイケル・ブルームバーグは、2015年「パリ協定」下の各国公約実行支援をはじめとする国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局の活動を支援するため、最大で1,500万ドルを拠出すると発表しました。ブルームバーグは、この危機的な時期に、他国政府やUNFCCC支援に関心のある慈善団体とも連携していく方針です。この発表は、トランプ大統領によるパリ協定からの離脱、及び気候変動等を対象とした国際的プログラムへの大幅な予算削減の結果として生じる、多額の拠出金不足を補填することを目的としています。
ブルームバーグは次のように述べています。「米国人はパリ協定に背を向けているのではありません。まさにその反対であり、我々は前進しています。共和・民主両政党の市長や州知事、そして実業界のリーダー達は声明に署名し、国連に提出する予定です。そして一丸となって、2015年に米国がパリで設定した排出削減目標達成に向かおうとしています。ブルームバーグ・フィランソロピーズはコミットメントの証に、他の関係団体と協力し、米国政府の離脱によって国連気候変動事務局が失うこととなる拠出金の補填のため約1,500万ドルを拠出します。国民主導により、米国人はパリ協定を尊重し履行します。米国政府はいかなる手段を以ってしても我々を止めることはできません」。
UNFCCC事務局のパトリシア・エスピノーザ局長は次のように述べています。「我々はブルームバーグ・フィランソロピーズの寛大な寄付に感謝申し上げます。当事務局の活動資金は依然として各国政府からの資金提供が中心ですが、こうした支援は、当事務局のパリ協定の下での各国の公約実行に向けた取り組みを支援する活動にとって不可欠なものです。将来に向けて、全ての男性、女性、そして子供たちのためにパリ協定を完全に実行し、より安全で回復力のある低炭素社会を実現するために、全ての当事者がお互いに連携する意思を再確認することは、極めて心強いことです」。
トランプ大統領は、国連の気候変動への取り組みに対するあらゆる支援を同政権が停止することを示唆しました。これにより、国連の気候変動交渉機関であるUNFCCCの活動に対する米国の拠出金は削減され、直ちに拠出金不足が生じます。また、以前公約された、開発途上国がパリ協定の公約を順守するための支援である緑の気候基金からも数十億ドルが削減されることとなります。緑の気候基金は最近、排出削減や開発途上国の気候対応力の改善に向け、民間企業からの提案依頼書の募集を発表しました。このプログラムでは総額5億ドルの資金が提供されます。
2014年から2016年までの期間に、ブルームバーグ・フィランソロピーズは市・州・実業界を含む「非国家主体」との連携で、国連の気候変動交渉機関であるUNFCCCを支援してきました。ブルームバーグ・フィランソロピーズは米国政府が公約を破棄したことで生じる拠出金不足を補填することができます。支援金は、ドイツのボンに所在するスタッフの気候変動交渉やコミュニケーション活動に関わる費用に配分されます。
ブルームバーグ・フィランソロピーズについて
ブルームバーグ・フィランソロピーズは、最大多数の人々がより豊かで長い人生を謳歌できるよう、120カ国を超える国々で活動しています。当組織はアート、教育、環境、政府のイノベーション、公衆衛生という5つの主要分野に重点を置いています。ブルームバーグ・フィランソロピーズは、マイケル・R・ブルームバーグが設立した基金や個人的な寄付を含め、マイケル・ブルームバーグのあらゆる慈善活動を網羅しており、2016年には25億ドル強を拠出しました。詳細な情報については、bloomberg.org (http://www.bloomberg.org/) またはFacebook (https://www.facebook.com/bloombergdotorg)、Instagram (https://www.instagram.com/bloombergdotorg/)、Snapchat (https://www.snapchat.com/add/bloombergdotorg)、Twitter @BloombergDotOrg (https://twitter.com/bloombergdotorg)をご覧ください。
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