IFMインベスターズの2026年版世界の機関投資家プライベートマーケット投資調査:世界の投資家が「レジリエンス」と「成長」のバランスを模索する中、プライベートマーケットが選好される資産クラスに

IFMインベスターズ・ジャパン・ピーティーワイ・リミテッド

2,000億米ドルの資産を運用するIFMインベスターズは、本日、世界の大手機関投資家を対象としたプライベートマーケット投資への見通しに関する年次調査レポート「プライベートマーケット700(Private Markets 700)」2026年度版(以下、「PM700」)を発表しました。本調査によると、現在の不安定なマクロ経済環境下でポートフォリオの強化を図りつつ、エネルギー安全保障やデジタル化といった新たなメガトレンドにおける成長機会を求める機関投資家にとって、インフラストラクチャーが世界的に選好される資産クラスとして台頭しています。

IFMインベスターズが19カ国のシニアの投資プロフェッショナル700名を対象に実施した調査「PM700」では、以下が明らかになりました。

  • 機関投資家の63%が、今後3~5年間でインフラ・エクイティへの配分比率を引き上げることを計画している。

  • 半数以上(55%)が、インフレをポートフォリオのリスク上位3つの1つに挙げている。

  • 47%が、マクロ経済要因がプライベートマーケットへ投資に最も大きな影響を与えると回答。

  • 投資家の10人中7人以上(71%)が、人工知能(AI)、エネルギー転換、人口動態の変化といった長期的なメガトレンドへの投資が、将来のリターン目標を達成するために不可欠になると考えている。

  • 自社のポートフォリオがあらゆる経済状況下で一貫したパフォーマンスを発揮するよう設計されていると回答したのはわずか21%にとどまり、9%はポートフォリオが脆弱であると回答しており、リスク認識とポートフォリオのレジリエンスとの間に大きな隔たりがあることが浮き彫りになった。

  • 投資家の半数以上(53%)が、分散投資をプライベートマーケットへのエクスポージャーを拡大する主な理由の一つと回答。

プライベートマーケットは依然として明確な成長分野として位置付けられており、投資家の回答によると、世界の運用資産の3分の1以上がすでにプライベート資産クラスに投資されており、投資活動は先進国市場、特に北米と西欧に集中しています。

世界最大の投資テーマの中心にあるインフラストラクチャー

本調査では、インフラ投資への需要が高い理由として、ポートフォリオにレジリエンスと同時に長期的な構造的成長をもたらすという、二つの特性が挙げられています。

投資家は、AI、デジタル化、エネルギー転換など、今後10年間を形作るものと予想される投資テーマへの入り口として、インフラをますます重視しています。PM700では、以下が明らかになりました。

  • 61%が、メガトレンドへのエクスポージャーを得るには、パブリック市場よりもプライベートマーケットの方が優れていると考えている。

  • 回答者の3分の2近く(63%)が、今後3~5年間でインフラ・エクイティへの配分比率を引き上げる計画である。

  • 55%が、同期間中にインフラ・デットへのエクスポージャーを拡大する計画である。

また、本調査では、インフラ・デットへの関心が特に高まっていることが明らかになりました。インフラ・デットへのエクスポージャーを拡大している投資家のうち、45%は長期契約や規制に守られた資産(契約型資産・規制資産)に裏打ちされた安定したインカムを理由に挙げ、43%は損失率が低いディフェンシブなリターンプロファイルを理由に挙げています。

非上場不動産も再び関心を集めていることが判明しており、期待ネットリターンは前年の8.8%から10.4%に上昇しました。また、回答者の48%は、インカム、インフレ連動性、長期的な構造的需要へのエクスポージャーを求めて、今後3~5年間で配分比率の引き上げを計画しています。

データセンターにとどまらないAIの投資機会

本調査によると、AIは機関投資家のポートフォリオを形成する決定的な投資テーマの一つになりつつあり、先端技術、通信、環境・再生可能エネルギー関連資産が、プライベートマーケットにおける最も有望な投資機会として挙げられています。

こうした投資機会はデータセンターにとどまらず、発電・送電、エネルギー供給、データ接続など、データセンターでの電力供給、接続、冷却を行うために必要なインフラにまで広がっています。調査では以下のことが明らかになりました。

  • 投資家の38%が、プライベートマーケット戦略に影響を与える上位3要因のうちに、新技術と電力需要の増加を挙げている。

  • 61%が、革新的なテーマへアクセスするには、パブリック市場よりプライベートマーケットが優れていると回答。

  •  投資家の間では、AI関連の投資テーマへの資金流入の増加に対する懸念が高まっており、回答者の3分の2近く(62%)が、メガトレンドの投資機会への多額の資金流入が将来のリターンに圧力をかけていると考えている。これは、専門的な知見と規律あるポートフォリオ構築の重要性を浮き彫りにしている。

投資家は専門知識、柔軟性、信頼できるパートナーシップを求めている

需要の高まりにもかかわらず、プライベートマーケット投資における実務上の障壁は解消されておらず、複雑な投資機会にアクセスするには専門的なパートナーが必要だとする投資家の声が増えています。

コミットメント期間の長さと流動性の低さは依然として最大の懸念事項であり、回答者の46%がこれらを挙げています。また、43%は高額な手数料を、35%は規制要件を懸念事項として挙げています。

投資家は、プライベートマーケット投資への資金配分を増加させる条件を明確に認識しています。

  • 39%が、流動性の向上またはより柔軟な償還条件を挙げている。

  • 35%が、共同投資の機会の増加と、組み入れ資産のエクスポージャーに関するより詳細なデータを望んでいる。

  • 33%が、分離運用型マンデートや補完ポートフォリオといったカスタマイズされたソリューションを求めている。

また、自社内の能力に関する懸念も投資家の足かせとなっています。

  • 約44%が、社内の専門知識が限られているため、複雑なテーマ分野への投資を拡大する能力が制約されていると回答。

  • 26%は、自社の専門知識のレベルについて懸念を抱いている。

このことは、投資能力と専門的な知見、ポートフォリオ構築の専門知識を兼ね備えたパートナーの価値が高まっていることを浮き彫りにしています。

IFMインベスターズの最高戦略責任者のルバ・ニクリナのコメント

「世界中の投資家は、インフレ、地政学的な不確実性、急速な構造変化の中でもレジリエンスを維持しつつ、ステークホルダーが求めるリターンを継続的に提供できるポートフォリオのバランスを取るという課題に直面しています」

「PM700が示しているのは、投資家がもはや『レジリエンス』と『成長』のトレードオフを受け入れず、ポートフォリオが両方を達成することへの期待がより高まっているということです。これが、インフラが世界的に高い支持を受ける投資対象であり続けている主な理由の一つです」

「また、世界最大の投資テーマとインフラ投資テーマとの間にも整合性が見られるようになっています。AIにはデータセンターが必要で、データセンターには電力、送電網、光ファイバー接続が必要です。一方、エネルギー安全保障には、発電、送電、不可欠なインフラへの大規模な投資が求められます」

「また、政府や投資家が、経済がますます依存するインフラやエネルギーシステムへの資金調達方法を模索する中で、信頼できる長期資本がこれまで以上に重要になっていることも示唆しています」

「プライベートマーケットは引き続き投資機会を提供しているものの、投資家はそれらの投資機会へのアクセス方法をより慎重に選別するようになっています。だからこそ、長期的な関心を持続的な資産配分へと転換するためには、より高い柔軟性、強固な透明性、そして専門的な知見へのアクセスが不可欠となるのです」

IFMの「プライベートマーケット700」2026年版の調査レポート全文(英語)は、こちらからご覧いただけます。

 

IFMインベスターズについて

IFMインベスターズは30年以上前に、働く人々の退職資金を長期にわたり、投資・保護・成長させることを目的として設立されました。豪州の複数の年金基金を株主とし、2026年6月30日現在、2,017億米ドルの運用資産残高を有しています。IFMインベスターズは、優れた長期的なリスク・リターン特性を有し、地域社会への幅広い経済的・社会的利益をもたらす資産に焦点を当てることで、目線を共有する世界中の800の投資家の利益を優先しています。オーストラリア、ヨーロッパ、北米、アジアの16拠点からグローバルに事業を展開し、インフラ・エクイティおよびデット、プライベート・エクイティ、プライベート・クレジット、不動産、上場株式を対象に運用を行っています。日本拠点は2015年に開設以来、大手機関投資家や年金基金などに戦略を提案。詳細については、www.ifminvestors.comをご覧ください。

 

IFM- 15th September 2026 – 5912727

 

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会社概要

URL
https://www.ifminvestors.com/japan/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビル 4階
電話番号
03-3216-7670
代表者名
正田雄二
上場
未上場
資本金
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設立
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