日系大手への言語AI実装多数のELYZA、DXアイデアを最短1週間でカタチにする新サービスを公開。
ーGPT系統 / 国産AIの双方を活用ー
▮当リリースのサマリー
- 企業向けにDXアイデアを最短1週間でカタチにする新サービスを公開
- 新サービス「ELYZA App Platform」および「言語AI×DX推進支援プログラム」の利用希望受付を本日より開始
- ELYZAのスキル・ノウハウ・モジュールをフル活用して企業における言語AIの活用を支援
▮新サービス概要
▼DXアイデアを最短1週間でカタチにする新サービスを本日公開
本日、ELYZAはDXアイデアを最短1週間でカタチにする新サービス「ELYZA App Platform」および「言語AI×DX推進支援プログラム」を公開いたします。いずれも一部の数社の大企業に限定的に提供をしてきましたが、本日より公開サービスとして利用希望の受付・提供を開始します。
▮3年間、言語AIの社会実装をしてきてわかったこと
はじめに、サービス提供の背景として、ELYZAの今までの活動を通じて明らかになったことをご共有します。
▼ELYZAはホワイトカラー業務のDXを推進する言語AIのプロフェッショナル
ELYZAはAI領域に強みを持つ東京大学・松尾研究室発のAIスタートアップです。創業以来、日本語に特化して大規模言語モデルの研究開発をいち早く行い、日本語AIエンジン「ELYZA Brain」の開発に成功しました。
「ELYZA Brain」の精度は2020年時点で既にネイティブな日本語話者レベルを超え、「要約する」「読む」「書く」「話す」といったテキストを扱う様々な業務に適用可能となっています。ホワイトカラーの業務にこの技術を活用することで、企業のDX推進に挑戦しています。
▼多岐にわたる日系企業への豊富な実装経験
ELYZAはホワイトカラー業務のDX推進を掲げ、これまでに多くの日系企業の課題に向き合ってきました。累計500件以上の問い合わせをいただいており、実際に大手企業への言語AIの導入実績も複数あります。
上記図のように多様な業種・業界の方々からお声掛けいただき、言語AIをどのように活用していくべきかという視点で、議論・アイディエーション・実装を進めて参りました。
▼言語AIの社会実装における「3つの壁」
現在、「ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)を使えば業務の多くを代替できる」等と強い期待が寄せられていますが、社会実装を実現するには「LLM」だけでなく、「AI処理フロー」「システム(UI)」の3要素を工夫・改善する必要があります。
1.大規模言語モデル(LLM)
大規模言語モデルは、GPT系統などの学習データなしで様々なタスクをこなせる「汎用モデル」と、特定のタスク・ドメインに焦点を絞り、一定以上のデータを用いて学習を行う「特化モデル」があります。2つのモデルの特徴を理解し、組み合わせて活用することが重要です。
2.AI処理フロー
ChatGPTなどはテキストを入力しAIに指示するだけで、要約やアイデア出し等のタスクを処理することができます。しかし、より高い精度で誤りを含まず有用な結果を出力するためには、AIの処理フローを適切に設計することが重要です。
3.システム(UI)
企画や構想時点では「現場でも利用できる性能だ」と感じるようなAIモデルが実現できた場合でも、目的を達成するようなDXに至れないことが少なくありません。プロトタイプ等を用いて実際に現場で活用・検証をしてみると「処理の遅さ」や「UIの使いにくさ」等、課題が見つかるケースがあります。そのため、AIモデルの構築のみに注力するのではなく、現場で早期から活用し、そこで得られた学びを元に、現場導入できるレベルまでシステムやAIを素早く改善することが重要になります。
▮言語AI活用プラットフォームについて
▼言語AIシステムを「早く使って早く育てる」を実現
上述の通り、言語AIを用いたDXでは、いち早く現場で活用し、LLM・AI処理フロー・システム(UI)の要素を高速で改善することが重要となっています。ELYZAでは、企業における言語AIを用いたDXを推進するために、LLMの開発に留まらず、総合的に支援をして参ります。
そのために、本日より、アイデアを最短1週間でシステムとしてカタチにできる言語AI活用アプリプラットフォーム「ELYZA App Platform」を提供致します。ELYZA App Platformを利用することで、従来、現場導入まで1年程かかっていた言語AIシステムの開発・改善サイクルが最短1〜2ヶ月に短縮されることが期待されます。
言語AI活用プラットフォーム 「ELYZA App Platform」の特徴は下記の通りです。
1.DXアイデアを最短1週間でシステムへ昇華する
ELYZA App Platformでは、開発に多大な時間や労力をかけず、AI処理フロー・UIを備えた言語AIシステムを構築することができます。結果として、最短1週間でプロトタイプシステムを用いた現場検証へ進むことが可能になります。
2.大企業での利用を前提としたセキュリティ環境
言語AIの活用では個人情報保護を目的としたセキュリティ環境がより重要視されます。ELYZAでは大企業での利用を前提としたセキュリティ環境を構築しており、基本的な認証機関のガイドラインに沿った体制/システム構築に加えて、匿名化を自動的に行うAIの研究など、安心してご利用頂くための環境整備を進めています。
3.GPT・国産モデルなどさまざまな言語AIを活用可能
ひとえに言語AIといってもそれぞれ特徴があります。実用を考えた場合には精度のみではなく、コスト・セキュリティ・ガバナンスなどの観点を考慮する必要があるため、現時点では特定の言語AIを全てに用いるべきとは言い切れません。
ユースケースごとに求められる品質やコスト水準に応じて、ELYZAが独自開発した日本語特化の言語AI「ELYZA Brain」やOpenAI社によるGPT系統(ChatGPTを含む)を、使い分け・組み合わせて活用いただけるシステムを実現しています。
▼言語AIシステムのDXプラットフォームを実現できた背景
弊社が言語AI活用プラットフォーム「ELYZA App Platform」を構築できた背景は以下の3点がございます。
1.多岐にわたる日系企業への豊富な実装経験
2.実業務への導入経験から生まれたアセットを活用
3.GPT・国産AIとの使い分けによる実用精度の実現ノウハウ
ELYZAは創業以来、日系企業様を中心に500件ほどのお問い合わせをいただいた実績があり、実際に損害保険業界や人材業界等の多領域で社会実装に取り組んでまいりました。これまでの導入経験を通じて得られたモジュールやノウハウを駆使し、「ELYZA App Platform」の開発に至りました。このプラットフォームを通じて言語AIシステムを早く使って早く育てていく好循環サイクルを多くの企業さまへご提供できればと考えています。
▮言語AIによる真のDXを実現する伴走型プログラム
▼意識づくりやアイディエーションから、UX構築まで一気通貫した伴走
企業のDXを推進するには、「なぜAIを導入したほうがいいのか」といった社内の意識改革も重要になります。ELYZAでは、技術の提供だけではなく、先端AIの社内認知のための経営者・管理者向け講演の実施や、DXアイデアを創り出すためのワークショップをご提供します。
AI活用の意識づくりやアイディエーションからUX構築まで一気通貫して伴走することで、真のDXを実現いたします。
▼言語AI・DXそれぞれのプロフェッショナルが多数所属
DX推進支援プログラムを支えるメンバーには東京大学松尾研究室出身の代表をはじめとし、経済産業省主催「未踏事業」出身エンジニア、東京大学先端科学技術研究センター特任助教、東京大学在籍のAIエンジニア、メガベンチャーのテックリード、外資系大手コンサルティングファーム出身コンサルタント等、言語AIや社会実装の経験を豊富に持つ技術・推進力の高いメンバーが結集しています。
▼単純な利用に留まらず、より高い次元でのホワイトカラー業務へのDXを。
言語AIを用いたDX推進において、GPT系統を元にした単純な利用のみでは競合企業からの模倣難易度が低く、競争優位性の創出に至ることは難しいと我々は考えています。
一方で、複雑なAI処理を元にした業務フローの最適化、言語AIがある前提での体験設計などは多様な知識と実装経験が必要になると考えております。ELYZAはChatGPTが登場する以前から培ってきたスキル・ノウハウ・モジュールをフルに活用して企業における言語AIの活用を支援して参ります。
模倣可能な単純な利用に留まらない、より高次でのホワイトカラー業務のDXを実現するために、様々な企業様に伴走し、日本における言語AIの社会実装を加速していきたいと考えています。
株式会社ELYZA 概要
株式会社ELYZAは、「未踏の領域で、あたりまえを創る」という理念のもと、日本語の大規模言語AIに焦点を当てて企業との共同研究やクラウドサービスの開発を行なっております。「まとめる、書く、読む、話す」といったこれまで難しいとされていた自然言語処理を実用化し、ホワイトカラー業務のDXを推進して参ります。
※ホワイトカラー業務のDXとは、単純作業だけでなく、人間が言葉を使って行う高度な知能・知識・経験を伴う業務をデジタル化し変革する取り組みです。
<会社概要>
社名 :株式会社ELYZA
所在地 :〒113-0033 東京都文京区本郷3-15-9 SWTビル 6F
代表者 :代表取締役 曽根岡侑也
設立 :2018年9月
URL :https://elyza.ai/
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