民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、株式会社三井住友銀行より、グループ会社に対して90億円(60百万米ドル)のデット調達を実施
本取引は、五常グループにとって初の日本のメガバンクからの大型デット調達となります。三井住友銀行より、グループ会社に対して、90億円(60百万米ドル)、借入期間3年のソーシャルローンが実行されました。本ローンを原資として、五常グループは主に女性の中小零細事業者に対する小口融資の提供を通じて、顧客の生計向上やエンパワーメントに取り組みます。
ソーシャルローンは、企業等が社会問題の解決に貢献する事業(以下、「ソーシャルプロジェクト」)に要する資金を調達する際に用いられる融資であり、具体的には、①調達資金の使途がソーシャルプロジェクトに限定され、②調達資金が確実に追跡管理され、③それらについて融資後のレポーティングを通じ透明性が確保されたものを指します。
途上国で金融サービスを提供する多くのマイクロファイナンス事業者にとって、資金調達コストの高さは、金融包摂を実現するための大きな課題のひとつです。米国、欧州、日本といった先進国から、低価格で良質な金融サービスへのアクセスを必要とする人々に向けて安定的に資金を送る仕組みをつくることは、私たちの重要な役割です。今後も、グローバルな事業規模とリスク分散効果を生かし、様々な資金調達手段の組み合わせを通じて、資金調達コストの最適化に取り組んでまいります。
SMBCグループの金融包摂へのコミットメント
SMBCグループは、中期経営計画(2023〜2025年度)において、「環境」「DE&I・人権」「貧困・格差」「少子高齢化」「日本の再成長」の5つを、SMBCグループとして主体的に取り組むべき重点課題(マテリアリティ)として定め、その解決によって目指す方向性として10のゴールを設定しています。なかでも、日本やアジアにおいて、次世代を担う子どもたちへ教育・挑戦の機会を提供するなど、貧困・格差の解消に向けて取り組み、「次世代への貧困・格差の連鎖を断つ」「新興国における金融包摂への貢献」をゴールとして定めています。
五常・アンド・カンパニーについて
五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。金融包摂を世界中に届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2023年8月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに8,500名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は183万人、連結融資残高は1,000億円を突破しました(財務数値は連結6社、2023年8月末現在)。
ビジョン:誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション:金融包摂を世界中に届ける
長期目標:低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人に届ける
本社所在地:東京都渋谷区
代表執行役:慎泰俊
設立日:2014年7月4日
問合わせ先:info@gojo.co
会社HP:https://gojo.co
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