小売DXを推進する株式会社10Xが、販売・請求管理システム「Scalebase」を導入

EC販売の売上に連動する利用料計算を自動化し、契約管理から請求書発行までを一気通貫に実現

アルプ株式会社

2023年12月6日 11時00分

アルプ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役CEO：伊藤浩樹）が運営する販売・請求管理システム「Scalebase」は、小売EC向けプラットフォーム「Stailer」を展開する株式会社10X（本社：東京都港区、代表取締役CEO：矢本真丈）に導入いただきました。

概要

株式会社10Xは、スーパーマーケットやドラッグストアといった小売・流通事業者向けのECプラットフォーム「Stailer」(https://lp.stailer.jp/ )を提供する会社です。ユーザー向けのアプリ、バックヤード向けのピックパック・配達管理アプリ、受注管理・在庫管理システムなど、小売事業者のEC展開を支援し、その事業成長に必須なシステムをフルセットで提供しています。

今回は「Stailer」における、販売・請求管理のシステム化を目的に、「Scalebase」を導入いただきました。

導入背景

10Xでは「Stailer」を通して行われたEC販売での売上に連動した利用料（トランザクション費）を顧客に請求するため、毎月の請求金額計算に負荷がかかっていました。また、顧客あたりの請求額が高額なこともあり、データの正確さをこれまで以上に担保することや、今後の事業拡大を見据えた業務効率化のため、システム導入を検討されていました。

導入効果と活用方法

・利用料計算にかかる工数を大幅に削減

「Stailer」は固定費に売上連動費を合算したものを月額利用料として顧客に請求します。売上連動費は契約内容によって料率が異なるため、顧客ごとに月の売上と料率を都度確認しながら1件1件請求書を作成していました。「Scalebase」は商品マスタを増やさず契約個別に料率(単価)を設定可能なため、導入後は各顧客の売上をまとめるだけで、請求データを一括生成できるようになりました。

・請求業務におけるスプレッドシートの撲滅

以前は個々の契約・売上集計・管理会計の要素がまとめられたスプレッドシートをもとに請求書を発行していました。「Scalebase」は、契約データをもとに請求データを自動で生成するため、契約管理から請求書発行までのプロセスを一気通貫で行うことができます。今回の導入により、請求時に利用していたスプレッドシートが不要になり、複数の管理ツールを跨ぐデータの多重入力や更新作業、それに関わる上書き等のリスクを無くすことができました。

・情報伝達プロセスの改善

これまでCRM等を未導入だったこともあり、契約個別の条件変更予定など、情報の適時把握や周知・共有にコストがかかっていました。「Scalebase」では画面上で契約個々の詳細をタイムライン形式で簡単に把握することができるため、経理-ビジネスサイド間の情報伝達が効率化され、スムーズな請求作業が実現しました。

10X担当者様のコメント

請求に関する情報の一元管理と請求金額計算の自動化によって、経理のオペレーショナルな業務の足元強化をすることができました。また、お客様のニーズや当社プロダクトの価値に沿った柔軟な料金設定の受け入れも可能になり、事業機会の拡張をバックオフィスから支えられる重要なパーツとして機能しています。

将来的には、顧客管理や管理会計などの業務も含めよりマスター的なツールとして「Scalebase」を活用したいと考えており、前後プロセスの機能追加がされていくことにも期待しています。

(株式会社10X 川村様より)

サブスク・従量課金を成功に導く販売・請求管理システム「Scalebase」

「Scalebase」はサブスク・従量課金を成功に導く販売・請求管理システムです。

商品マスタや契約管理における柔軟性を強みに、販売モデル・プライシングの継続的な見直しや、販売状況の可視化を支援し、LTV向上に貢献します。また、通常の販売管理システムや表計算ソフトでは困難な、顧客ごと適用される契約条件の履歴の管理、従量課金や日割りといった料金計算の自動化を通し、複雑化しやすい販売・請求オペレーションをスムーズにします。

直近では、請求・決済領域との接続を重視しており、請求書発行システム「Scalebase ペイメント」（https://scalebase.com/function/payment）を提供するほか、様々な請求書発行・決済サービスとの連携を強化しています。