【263名への近所の空き家実態調査】管理されていない空き家が多くの人の身近になっていることが明らかに

空き家の気になる状態、生活上の不安、望む対応、相談状況を有効回答263人に調査

株式会社WAKERZ

株式会社WAKERZ(所在地:東京都港区、代表取締役:鎌田 大樹)は、近所の空き家に関するアンケート調査を実施しました。

深刻化する空き家問題。放置された空き家は、草木の越境や害虫の発生、外壁・屋根材の落下、倒壊、火災や犯罪のリスクなど、周辺住民の不安や生活環境への悪影響につながる可能性があります。

一方で、近所に空き家があると感じている人はどの程度おり、どのような点を問題視しているのでしょうか。

そこで今回、20代から70代の男女263人を対象に、近所の空き家の有無や距離、気になる状態、生活上の不安、望む対応、相談状況についてアンケート調査を実施しました。

 ■ 調査結果サマリー 

・近所に管理されていないと感じる空き家が「ある」55.1%、「たぶんある」24.3%
・上記2項目の合計は79.5%
・自宅から徒歩5分程度までに空き家がある人は71.8%
・近所の空き家の気になる状態は「草木が伸びている」70.3%が最多
・実害・不安・少し気になるを合計すると77.0%
・空き家所有者へ望む対応は「草木の手入れや清掃」31.1%が最多
・近所の空き家について実際に自治体・自治会・所有者などへ相談・連絡した人は6.7%
・「相談したいが、どこに言えばよいかわからない」は7.2%
・相談状況は「特に何もしていない」63.2%

本情報を引用する場合は、以下を引用元としてご記載ください。

https://kaitaidbbank.xsrv.jp/akiya-problem/

 ■ 回答者の年代 

回答者の年代は「40代」が33.1%(87件)で最も多く、「50代」が24.7%(65件)で続きました。以降の結果は、この年代構成を母数として集計しています。

回答:件数 / 割合

20代:18件 / 6.8%

30代:61件 / 23.2%

40代:87件 / 33.1%

50代:65件 / 24.7%

60代:30件 / 11.4%

70代以上:2件 / 0.8%

30代23.6%、40代32.0%、50代25.0%を合わせると80.6%です。今回の結果は、30〜50代の回答が中心となっています。

 ■ 管理されていないと感じる空き家が近所に「ある/たぶんある」は81.0% 

「自宅の近所に、管理されていないと感じる空き家はありますか?」という質問を行いました。

「ある」が55.1%(145件)、「たぶんある」が24.3%(64件)で、合計79.5%(209件)でした。管理不全の空き家は一部の地域だけの遠い問題ではなく、多くの回答者が生活圏で認識している問題です。

回答:件数 / 割合

ある:145件 / 55.1%

たぶんある:64件 / 24.3%

ない:43件 / 16.3%

わからない:11件 / 4.2%

本調査では、8割近くが管理されていないと感じる空き家を近所で認識していました。空き家の管理不足は、回答者にとって日常の生活圏で目にする身近な問題になっていることが分かります。

 ■ 自宅から徒歩5分程度までに空き家がある人は71.8%

「その空き家は、自宅からどのくらい近い場所にありますか?」という質問を行いました。

隣・向かい、徒歩1〜2分、徒歩5分程度を合わせると57.4%という結果となりました。

※有効回答263人のうち、近所に管理されていないと感じる空き家が「ある」「たぶんある」と回答した209人を対象に集計。

回答:件数 / 割合

隣または向かいにある:17件 / 8.1%

同じ通り、または徒歩1〜2分程度の場所にある:62件 / 29.7%

徒歩5分程度の範囲にある:71件 / 34.0%

自宅からは少し離れているが、普段よく通る場所にある:59件 / 28.2%

7割以上が自宅から徒歩5分程度までの場所に空き家があると答えており、多くの人が非常に身近な場所に空き家があると認識しています。

 ■ 近所の空き家について気になる状態は「草木が伸びている」70.3%が最多

「その空き家について、気になる状態をすべて選んでください。」という質問を行いました。

複数回答では「草木が伸びている」が70.3%(147件)で最も多く、「害虫が発生しそう、または発生している」が36.4%(76件)で続きました。

回答:件数 / 割合

草木が伸びている:147件 / 70.3%

害虫が発生しそう、または発生している:76件 / 36.4%

野良猫・鳥・小動物などが出入りしていそう:58件 / 27.8%

建物が古く、倒壊しそうに見える:70件 / 33.5%

屋根・外壁・窓・扉などが壊れている:60件 / 28.7%

台風や強風で物が飛びそう:51件 / 24.4%

ゴミや不用品が放置されている:39件 / 18.7%

不審者が入りそうで怖い:49件 / 23.4%

火災や放火が心配:61件 / 29.2%

景観が悪い:63件 / 30.1%

悪臭が気になる:4件 / 1.9%

特に気になる状態はない:8件 / 3.8%

最も多かったのは、倒壊や火災ではなく、外から見て分かりやすい「草木が伸びている」でした。深刻な危険が表面化する前から、草木や害虫など日常的な管理不足が近隣の目に留まっていることが分かります。

■ 近所の空き家について実害・不安・気がかりを感じる人は合計77.0%

「その空き家によって、実際に困っていることや不安はありますか?」という質問を行いました。

「ある」「たぶんある」と回答した209人のうち、「実際に迷惑や被害を感じている」6.2%(13件)、「不安や不快感がある」28.7%(60件)、「少し気になる程度」42.1%(88件)で、合計77.0%(161件)でした。

回答:件数 / 割合

実際に迷惑や被害を感じている:13件 / 6.2%

被害まではないが、不安や不快感がある:60件 / 28.7%

少し気になる程度:88件 / 42.1%

空き家はあるが、特に困っていない:48件 / 23.0%

実際の迷惑・被害を感じている人は6.2%にとどまる一方、被害前の不安・不快感は28.7%、少し気になるは42.1%でした。空き家問題は、実害が発生してからではなく、その前段階から周辺住民の心理的な負担になっていることが分かります。

■ 近所の空き家に望む対応は「草木の手入れや清掃」が31.1%で最多 

「近所の空き家について、どのような対応を望みますか?」という質問を行いました。

「所有者に草木の手入れや清掃をしてほしい」が31.1%(65件)で最も多く、「売却や活用を進めてほしい」が17.2%(36件)で続きました。直ちに解体を求める回答より、まず日常管理を求める回答が多い結果です。

回答:件数 / 割合

所有者に草木の手入れや清掃をしてほしい:65件 / 31.1%

建物の修繕や管理をしてほしい:14件 / 6.7%

防犯対策や施錠をしてほしい:8件 / 3.8%

ゴミや不用品を撤去してほしい:11件 / 5.3%

危険な状態なら解体してほしい:34件 / 16.3%

売却や活用を進めてほしい:36件 / 17.2%

自治体から所有者へ指導してほしい:19件 / 9.1%

特に対応は望んでいない:22件 / 10.5%

「草木の手入れや清掃」31.1%は、「危険な状態なら解体」16.3%を14.8ポイント上回りました。近隣住民が最初に求めているのは一律の解体ではなく、まず周囲へ影響を及ぼさない状態に管理することだと読み取れます。

 ■ 近所の空き家についての相談状況は「特に何もしていない」63.2%

「近所の空き家について、自治体や所有者などに相談・連絡したことはありますか?」という質問を行いました。

相談状況では「特に何もしていない」が63.2%でした。「相談したいが、どこに言えばよいかわからない」も7.2%あり、気になる状態を認識していても相談先が不明で動けない人も一定数いるようです。

回答:件数 / 割合

自治体に相談・連絡したことがある:7件 / 3.3%

自治会・町内会に相談したことがある:4件 / 1.9%

所有者や管理者に直接連絡したことがある:3件 / 1.4%

近所の人や家族と話題にしたことはある:14件 / 6.7%

相談したいが、どこに言えばよいかわからない:15件 / 7.2%

相談するほどではない:34件 / 16.3%

特に何もしていない:132件 / 63.2%

自治体、自治会・町内会、所有者・管理者へ相談・連絡した回答は合計6.7%でした。管理されていない空き家を認識する回答が多い一方で、実際に外部へ相談した回答は少ないのが実情です。

 ■ 自由回答では、草木・防犯・倒壊・火災への具体的な不安 

「近所の空き家について、気になっていることや困っていることを具体的に教えてください。」という質問を行いました。

自由回答から、テーマに関係する回答を匿名で抜粋しました。

· 「煙草や空き缶などのポイ捨てが多いのに加えて、深夜に車が来て何者かが侵入したと言う目撃情報があり、大事にならないかと不安を感じています。」

· 「草木が道にまでのびているため通行の邪魔になっている。蜂の巣などができて虫による悪影響がないか前を通る時に心配になる。」

· 「壁にヒビが入っていて、ベランダの木もかなり傷んでいるように見えるので台風や地震で倒壊しないか心配です。 住人の女性が90歳になって施設に入られたのですが、息子さんが全く管理や様子を見に来られないので不安です。」

· 「将来倒壊の可能性があり、自治体に連絡を入れるべきか悩みます。」

· 「失火や放火などによる火災と延焼が心配」

自由回答では、草木が道路へ伸びている、建物にひびや傷みがある、不審者が侵入したという情報があるなど、具体的な不安が挙げられました。単に「空き家があること」ではなく、管理されない状態が続き、通行・防犯・倒壊・火災へ影響することが不安につながっています。

 ■ 総括 

今回の調査では、以下の点が明らかになりました。

・近所に管理されていないと感じる空き家が「ある」55.1%、「たぶんある」24.3%
・上記2項目の合計は79.5%
・自宅から徒歩5分程度までに空き家がある人は71.8%
・空き家の気になる状態は「草木が伸びている」70.3%が最多
・実害・不安・少し気になるを合計すると77.0%
・空き家所有者に望む対応は「草木の手入れや清掃」31.1%が最多
・実際に自治体・自治会・所有者などへ相談・連絡した人は6.7%
・近所の空き家について「相談したいが、どこに言えばよいかわからない」は7.2%
・相談状況は「特に何もしていない」63.2%

近所に管理されていないと感じる空き家が「ある」「たぶんある」と回答した人は合計79.5%で、自宅から徒歩5分程度までに空き家がある人の割合が71.8%ということで、多くの人にとって身近な問題であることがわかりました。

また、空き家について実害・不安・少し気になるを合計すると77.0%に上ることから、近所の空き家に少なからず不安・気がかりを感じている人は多くいることが見受けられます。

相談状況では「特に何もしていない」が63.2%と過半数を占めていますが、実際に自治体、自治会・町内会、所有者・管理者へ相談・連絡した人は合計6.7%いました。さらに、「相談したいが、どこに言えばよいかわからない」人も7.2%います。

もし、近所に管理が行き届いていない空き家がある場合は、まずは所在地の市区町村にある空き家相談窓口や担当部署へ状況を伝えることから始めてみましょう。

一方で、空き家所有者側は、定期的な点検と清掃、施錠、草木の管理を続けながら、修繕、活用、売却、解体のどれを選ぶかを早めに検討することが周辺への影響を抑える第一歩です。

 ■ 調査概要 

調査名:空き家に関するアンケート

有効回答数:263件

調査方法:インターネット調査

調査対象:20代〜70代以上の回答者

調査主体:解体データバンク

■ 引用時の参照ページ

本情報を引用する場合は、以下を引用元としてご記載ください。

https://kaitaidbbank.xsrv.jp/akiya-problem/

 ■ 会社概要 

株式会社WAKERZ

所在地:〒107-0061 東京都港区北青山1丁目3-1 301

設立:2020年2月

会社ホームページ:https://wakerz.jp/

解体データバンク:https://kaitaidbbank.xsrv.jp/

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https://wakerz.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山1丁目3番1-301号
電話番号
-
代表者名
鎌田 大樹
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2020年02月