使用済み紙おむつのマテリアルリサイクルの実現に向けた実証実験を開始します

愛知県では、サーキュラーエコノミーへの転換などの環境分野の課題解決に向け、愛知発の環境イノベーションを創出・実装するため、革新的プロジェクトを採択し、社会実装に向けた伴走支援を実施しています。
この度、採択プロジェクトの一つである「使用済み紙おむつのマテリアルリサイクルプロジェクト(採択者:サハシ特殊鋼株式会社)」について、使用済み紙おむつを粉砕しながら乾燥する技術と消臭効果を検証する実証実験を開始します。
1 実験目的
使用済み紙おむつを粉砕し、その際に発生する摩擦熱で乾燥させる摩擦粉砕乾燥機の安定性・操作性を向上させるとともに、使用済み紙おむつ由来の臭いを消臭する技術※の有効性を確認します。
※連携企業であるシキボウ株式会社が開発した、香料成分と悪臭成分を融合させ、良い香りに変化させるペアリング消臭技術を活用
2 日程
2025年11月7日(金曜日)から2026年1月下旬頃まで
3 場所
医療法人善孝会 刈谷記念病院(刈谷市小垣江町牛狭間112番地)
4 実験内容
刈谷記念病院の敷地内に摩擦粉砕乾燥機を設置し、約3か月にわたって排出される使用済み紙おむつ(約100kg/日)を摩擦乾燥して、その一部を試験的にごみ箱やごみ袋などにリサイクルします。
こうした作業を通じ、摩擦粉砕乾燥機の耐久性や操作手順の改善を図るほか、粉砕乾燥処理物から市販のごみ箱と同等の品質を安定的に製造する技術を確立します。
<今回の実験の概要>

5 取材について
現地での取材は、安全に取材していただくための準備が必要ですので、11月7日(金曜日)から11月14日(金曜日)までの間で対応させていただきます。
取材を希望される方は、11月4日(火曜日)までに、以下の問合せ先まで御連絡ください。
6 問合せ先
愛知県環境局環境政策部環境政策課
環境イノベーション推進グループ(高橋)
電話:052-954-6982(ダイヤルイン)
メール:kankyo@pref.aichi.lg.jp
(参考1)各事業者の詳細
サハシ特殊鋼株式会社
代表者:代表取締役社長 佐橋 健一郎(さはし けんいちろう)
本社所在地:名古屋市港区油屋1-33
事業内容:特殊鋼材の販売、機械加工、金属製品・製缶品の組立ての業務、各種プラントの製作・施 
工、各種装置・設備の設計開発、一般建設業
医療法人善孝会 刈谷記念病院
代表者:理事長 長谷川 茂(はせがわ しげる)
所在地:刈谷市小垣江町牛狭間112番地
シキボウ株式会社
代表者:代表取締役社長執行役員 鈴木 睦人(すずき よしひと)
本社所在地:大阪府大阪市中央区備後町三丁目2番6号
事業内容:各種繊維工業品の製造・加工および販売、各種化学工業品の製造・加工および販売、産業
用資材の製造・販売、複合材料の製造・販売、都市開発をはじめとする不動産開発
(参考2)あいち環境イノベーションプロジェクトWebページ
https://env-innovation.pref.aichi.jp/
▼愛知県プレスリリースはこちら
https://www.pref.aichi.jp/press-release/diapers-recycle.html
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