山形県酒田市 商業施設「いろは蔵パーク」にカーボンリサイクル製品・技術を導入
いろは蔵パーク株式会社(代表取締役:髙橋 剛)、鹿島建設株式会社(代表取締役社長:天野 裕正、以下「鹿島」)、出光興産株式会社(代表取締役社長:木藤 俊一、以下「出光興産」)、前田製管株式会社(代表取締役社長:前田 直之、以下「前田製管」)、酒井鈴木工業株式会社(代表取締役社長:鈴木 啓一郎、以下「酒井鈴木工業」)、一般社団法人カーボンリサイクルファンド(会長:満岡 次郎)の6者は、このたび新たに山形県酒田市に開業する商業施設「いろは蔵パーク」において、カーボンリサイクルの社会実装を目的として、下記製品・技術を導入しました。
■いろは蔵パーク 概要
「いろは蔵パーク」は、江戸~明治時代にかけては米蔵「新井田蔵」(通称「いろは蔵」)として酒田市の交易を支え、1917~2012年にかけては山形県立酒田商業高等学校(前身の附設商業補修学校含む)として90年以上にわたり多くの生徒で賑わっていた、歴史ある地に開業する商業施設です。地域の歴史と再生のシンボルとして、生活利便性の向上、地域交流の拠点形成、自然と人が出会い交流する空間の創出を目指し、2025年3月27日(木)に一部店舗がオープンいたします。


■導入製品と技術概要
・「カルカーボ®」を用いたアスファルト舗装施工
出光興産および酒井鈴木工業は、出光興産の製品「カルカーボ」を用いたアスファルトの敷設を実施しました。「カルカーボ」は、ボイラー排ガス中のCO₂を産業廃棄物(コンクリートスラッジ)中のカルシウムと反応させて固定化した合成炭酸カルシウム(炭酸塩)であり、土木建設材料や化学品等への活用が期待されます。

・「CO₂-SUICOM®」コンクリートブロックの設置
鹿島および前田製管は、鹿島の技術「CO₂-SUICOM」※1を用いたコンクリートブロックの敷設を行いました。「CO₂-SUICOM」は、コンクリートの主原料となるセメントの一部を特殊な混和材「γ-C₂S」(ガンマシーツーエス)等に置き換えることで、セメント製造時に排出されるCO2を削減します。さらにコンクリートの製造段階で強制的にCO₂を吸収させる「炭酸化養生」※2を行うことで、コンクリートが固まる過程で大量のCO₂を吸収・固定します。 また、鹿島では、CO2の吸収・固定量に応じて2種類のグレード「CO₂-SUICOM(P)」、「CO₂-SUICOM(E)」※3を展開しており、今回はCO₂-SUICOM(E)を適用しました。
※1: 中国電力・デンカ・ランデスと鹿島による共同開発
※2: CO₂を封入した槽内でコンクリートを養生し、安定した環境でCO₂を吸収・固定させる方法
※3: カーボンネガティブ型の(P)PREMIUM、カーボン低減型の(E)ECONOMY

~ 本件に関するお問い合わせ先 ~
一般社団法人 カーボンリサイクルファンド
TEL:03-6432-0011
MAIL:info【at】carbon-recycling-fund.jp
URL:https://carbon-recycling-fund.jp/
メールいただく際は上記の【at】を「@」に置き換えてください。
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