生成AIが最も多く紹介するハウスメーカーは?Optyino.aiがAI回答29,089件を分析、一条工務店は68.0%で首位

64ブランドを対象に、AIモデル別・月別のブランド言及傾向や引用構造を分析

株式会社Wallabee

Optyino.ai(オプティーノエーアイ)は、AI検索時代のブランド露出を可視化・最適化するGEO/AIO/LLMOプラットフォームであり、そこに蓄積されたAI回答ログをもとに、住宅・ハウスメーカー業界における生成AIのブランド想起傾向を分析しました。

本調査では、「注文住宅を検討しています。おすすめのハウスメーカー教えて」「埼玉県で注文住宅を検討しています。おすすめのハウスメーカー教えて」「注文住宅を安く作りたいとき、おすすめのハウスメーカーはある?」など、全国比較・地域別比較・価格帯別比較にまたがる住宅・ハウスメーカー関連のプロンプト28件を対象に、2026年1月21日から2026年7月11日までに取得されたAI回答29,089件を分析しました。

調査サマリー

分析対象は、住宅・注文住宅・ハウスメーカー・工務店に関する生成AIの回答29,089件で、28件のプロンプトと8種類のAIモデルから収集されました。

 回答内で言及されたブランドを集計した結果、最も言及率(分析対象の全回答のうち、当該ブランド名が回答文中に登場した回答の割合)が高かったのは一条工務店で、全回答の68.0%(19,776件)に登場しました。 

次いで積水ハウスが54.1%(15,733件)、住友林業が51.1%(14,859件)で続き、上位3ブランドはいずれも半数以上の回答で言及されています。 4位はタマホームで42.3%(12,303件)、5位はセキスイハイムで35.5%(10,329件)でした。

AIモデル別に見ると、8モデル中7モデルで一条工務店が首位となった一方、ChatGPTだけは積水ハウスが57.5%で首位となり、一条工務店は53.1%で3位に後退しました。

 月別推移でも一条工務店の言及率は2026年1月から7月まで6カ月連続で60%台後半のレンジを保っており、一時的な傾向ではなく持続的な優位であることがうかがえます。 

また、AI回答内でURLとして引用された件数は延べ664,230件、回答内の重複を整理して集計に使った件数は300,212件、そのうち重複を除いた実際のURLの種類数(ユニークURL数)は28,570件でした。

調査の背景

住宅は人生で最も高額な買い物の一つであり、ハウスメーカー選びには多くの比較検討が伴います。 近年はSNSや比較サイトに加えて、ChatGPTやGeminiといった生成AIに直接相談したり、比較検討の材料を求めたりするユーザーが増えていると考えられます。 

生成AIが回答の中でどのブランドを繰り返し取り上げるかは、企業のブランド想起や検討候補への入りやすさに影響する可能性があります。 

Optyino.aiでは、こうした生成AI経由の言及・引用の傾向を可視化することで、企業がAI検索時代にどのようにブランドを露出させていくべきかを検討する材料を提供しています。 

今回は住宅・ハウスメーカー業界を対象に、どのブランドがAIに想起されやすいのか、そしてその傾向はAIモデルや時期によってどれだけ変わるのかを調査しました。

主な調査結果

上位3ブランドが言及率50%超、64ブランド中の一極集中構造

分析対象となった64ブランドのうち、言及率が50%を超えたのは上位3ブランドのみです。

順位

ブランド

言及率

回答出現数

一条工務店

68.0%

19,776

積水ハウス

54.1%

15,733

住友林業

51.1%

14,859

4位以降の順位・言及率はこちらを参照:

表の通り、1位の一条工務店は68.0%、2位の積水ハウスは54.1%、3位の住友林業は51.1%と、上位3ブランドはいずれも回答の半数以上で言及されています。

 さらに64ブランド全体で見ると、下位のブランドは言及率0.0%台まで落ち込んでおり、上位と下位の差は非常に大きいことがわかります。 

この結果は、住宅・ハウスメーカー検討という文脈において、生成AIが特定の大手ブランドを繰り返し想起・提示する傾向が強いことを示していると考えられます。

AIモデル8種のうち7種で同一ブランドが首位、1モデルだけ結果が逆転

8モデルのうち、ChatGPTだけが他と異なる結果になりました。

AIモデル

1位

2位

3位

Gemini

一条工務店 69.8%

積水ハウス 63.8%

住友林業 54.3%

ChatGPT

積水ハウス 57.5%

住友林業 53.9%

一条工務店 53.1%

Grok

一条工務店75.6%

積水ハウス 69.7%

タマホーム 59.7%

Copilot・Claude・Google AIモード・Google AI Overview・Perplexityの結果はこちらを参照:

 https://optyino.ai/press/housing-homebuilder-brand-citation-rate

表の通り、Copilot・Claude・Gemini・Google AIモード・Google AI Overview・Grok・Perplexityの7モデルでは一条工務店が1位となっており、言及率は53.3%から75.6%の範囲に収まっています。

 唯一ChatGPTだけは積水ハウス57.5%が1位で、2位は住友林業53.9%、一条工務店は53.1%で3位という結果でした。 

ChatGPTにおける1位と3位の言及率の差はわずか4.4%にとどまり、他モデルほど明確な差がついていません。 

モデルごとの学習データや検索連携の仕組みの違いが、この逆転に影響している可能性がありますが、詳細な要因の特定には追加の検証が必要です。

首位ブランドの優位は一時的ブームではない ― 6カ月連続で60%台後半をキープ

一条工務店の月別言及率は、2026年1月が67.1%、7月が64.3%と、6カ月にわたって60%台後半の狭い範囲で推移しています。

2026年1月67.1%、2月69.5%、3月69.7%、4月70.2%、5月66.4%、6月67.2%、7月64.3%と、月ごとの変動はごくわずかです。

同期間の2位ブランドとの言及率の差は10.7%から15.6%の範囲でほぼ一定しており、特定の月だけ突出して差が開いたり縮まったりしているわけではありません。

これは、話題性による一時的なブームではなく、持続的にAIから想起されやすいブランドであることを示していると考えられます。

上位20位は全国大手・中堅系が中心、21位以下は軒並み言及率5%未満に

上位と下位で言及率のレンジに大きな差があります。

順位帯

言及率レンジ

傾向

1位~10位

22.7%〜68.0%

大手ハウスメーカー・ローコスト量販系が中心

11位~20位

6.8%〜22.4%

大手・中堅ハウスメーカーが中心

61位~64位

0.0%

地方限定ブランドが並ぶ(九州地域の企業を含む)

21〜30位・31〜42位の詳細はこちらを参照:

https://optyino.ai/press/housing-homebuilder-brand-citation-rate

上位10位までの言及率は22.7%から68.0%、11位から20位までは6.8%から22.4%と、上位20ブランドは大手ハウスメーカーやローコスト・量販系のブランドが中心です。

 21位から30位になると言及率は2.2%から4.5%まで下がり、地域工務店やFC系、特定地域に根ざしたブランドが増えてきます。 

さらに61位から64位に並ぶ地方限定ブランド(九州地域の企業を含む)は言及率が0.0%台にとどまっており、全国区のブランドと地域ブランドとの間でAIに想起されやすさに大きな差があることがわかります。 

地域工務店にとっては、全国的な知名度で大手と同じ土俵で戦うのではなく、自社エリアに関する検索・プロンプトでの露出を高める施策が有効な可能性があります。

調査から分かる考察

今回の調査からは、住宅・ハウスメーカー業界において生成AIが特定のブランドを繰り返し想起・提示する傾向が強いことがわかりました。 

一条工務店は8モデル中7モデル、そして6カ月連続で最も高い言及率を維持しており、単発の話題性ではなく構造的にAIから選ばれやすいポジションを築いていると考えられます。 

一方でChatGPTだけは積水ハウスが首位となっており、同じ調査対象・同じ期間であっても、利用するAIモデルによって提示されるブランドの序列が変わり得ることも明らかになりました。

 自社のAI上での見え方を把握する際には、特定のモデルだけでなく複数モデルを横断して確認する必要があると言えます。 

また、上位20ブランドを全国大手・ローコスト量販系が占める一方、地域工務店や地方限定ブランドは軒並み言及率5%を下回っており、全国区のブランドとの差は非常に大きいのが実情です。

 地域に根ざした工務店がAIからの想起を増やすには、全国比較のプロンプトで大手と競うよりも、地域名を含む検索・プロンプトでの露出を高めるコンテンツ作り、たとえば施工エリアや地域特化の実績ページの充実などが有効な打ち手になる可能性があります。

調査概要

  • 調査テーマ: 住宅・ハウスメーカー業界のブランドランキング

  • 調査期間: 2026年1月21日〜2026年7月11日

  • 分析対象: 住宅・注文住宅・ハウスメーカー・工務店に関するAI回答のうち、正常に生成が完了し本文を取得できた回答

  • 対象プロンプト数: 28件(全国・総合比較、地域別ハウスメーカー比較、地域別工務店比較、デザイン・意匠、価格・ローコスト、住宅性能・空調、地方エリア比較の7領域)

  • 対象AIモデル数: 8種

  • 分析対象回答数: 29,089件

  • 引用URL件数: 延べ664,230件(集計対象300,212件、ユニークURL数28,570件)

  • 調査主体: 株式会社Wallabee(Optyino.ai)

注記

※本調査における「言及率」は、分析対象の全回答のうち、当該ブランド名が回答文中に登場した回答の割合を指します。

※本文中の「Copilot」「Claude」「Gemini」「Google AIモード」「Google AI Overview」「ChatGPT」「Grok」「Perplexity」は、分析上ではそれぞれ「bing-copilot」「claude-sonnet-4-5」「gemini-2.5-flash」「google-ai-mode」「google-ai-overview」「gpt-5.2」「grok-4」「sonar-pro」というモデルのデータに対応します。

※AIモデルごとの分析対象回答数には幅があり、最も少ないGoogle AI Overviewの1,520件から最も多いClaudeの4,623件まで差があるため、モデル間の言及率の比較は母数の違いを踏まえてご覧ください。

※月別推移は、総合の上位15ブランドを対象に集計したものです。

※本記事の内容は情報収集・分析を実施した時点のものであり、公開時点では状況が変化している、または情報が古くなっている可能性があります。

※本調査は生成AIのAPI等を通じて取得した回答データを分析したものであり、実際のユーザー体験・検索結果とは異なる場合があります。

※数値は調査時点のものであり、AIモデルのアップデート等により変動する可能性があります。

Optyino.aiとは

AI時代のブランドを可視化する、生成AIエンジン対策(GEO/LLMO/AIO)ツール。

 ChatGPTやPerplexity、Geminiなどの生成AIにおいて、自社ブランドがどのように言及・引用されているかを分析し、AI検索時代における新しいマーケティング指標を提供します。 

表示スコアや引用分析、ブランドシェアなどのデータを通じて、企業が「AIに選ばれるブランド」になるための改善アクションを支援します。

サービスURL: https://optyino.ai/

本調査データの引用について

本調査データを引用する際は、「株式会社Wallabee/Optyino.ai」および元記事URLの記載をお願いいたします。

元記事URL:https://optyino.ai/press/housing-homebuilder-brand-citation-rate

会社概要

会社名: 株式会社Wallabee

所在地: 東京都渋谷区桜丘町18番4号 二宮ビル1F-92

事業内容: GEO・LLMO領域の研究・プロダクト開発、AI検索対策支援、Webマーケティング支援

サービス: https://optyino.ai/

URL: https://wallabee.co.jp/

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会社概要

株式会社Wallabee

4フォロワー

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘18番4号 二宮ビル1F-92
電話番号
-
代表者名
森下浩志
上場
未上場
資本金
1050万円
設立
2023年02月