【塾エイド】学習塾の集客におけるオンライン・オフライン施策の反響率は?アンケート調査で見えた施策軸の集客分析

「塾の成功と生徒の成長を両立させ、より広く価値を提供したい」という目的・志のもとに主体的に集まり、相互に協力して地域教育に貢献するための塾・スクール経営の組織である塾エイド(運営法人:株式会社インサイト・ジャパン、代表取締役社長: 鴨志田順)は、全国の学習塾経営者を対象とした「塾運営に関するお悩みアンケート」を実施いたしました。今回は、集客に関する結果についてお知らせいたします。
1. 調査背景
少子化の進行や教育ニーズの多様化、保護者の価値観の変化などにより、学習塾業界を取り巻く環境は年々大きく変化しています。これまでのように学力指導だけで差別化を図ることが難しくなり、「どのように生徒を集めるか」「どのように人材を確保し育てるか」「どのように安定した運営体制を構築するか」といった課題が、より複雑かつ多様な形で現場に表れています。
塾エイドには、全国の塾経営者や教室長の方々から、こうした経営・運営に関するご相談やお悩みの声が日々寄せられています。そうした“現場のリアルな声”を数値的な指標として可視化し、業界全体の現状と変化を捉えることを目的として、本アンケートを実施いたしました。
調査では「集客」「人材・育成」「運営」の3つの観点から、塾の抱える課題や今後の方向性を多面的に分析しています。得られたデータは、塾エイドの「塾の成功と学生の成長を両立させ、より広く価値を提供したい」という理念のもと、各塾の経営課題に寄り添ったソリューションの提供やサービス開発へと反映してまいります。
また、塾運営に携わる皆様におかれましては、今後の経営判断や運営改善の参考としてご活用いただければ幸いです。
2. 調査概要
調査方法: WEBアンケート方式
調査対象: 全国の学習塾経営者59名
調査実施: 2025年10月
※本調査を引用される場合 「『塾エイド』調べ」と明記ください。
3. 調査データ詳細
オンライン施策の反響率が落ちている

「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」は合わせて約39%となり、オンライン施策の反響率は落ちていないと感じている塾経営者が多いことが分かりました。
オフライン施策の反響率が落ちている

「そう思う」「どちらかといえばそう思う」は合わせて約51%となり、過半数がオフライン施策の反響率が落ちているとしました。
選択した施策が集客に繋がっていると感じる

「そう思う」「どちらかといえばそう思う」は合わせて約51%となり、過半数が施策の直接的な集客への繋がりを感じているという結果になりました。
現在特に力を入れている施策を選択してください(最大5つ)

1位 ポスティング(57.6%)
2位 紹介(47.5%)
3位 校門前配布(44.1%)
という結果となりました。
今後取り組みたい施策を選択してください(最大5つ)

1位 口コミ(45.8%)
2位 LINE(44.1%)
3位 紹介(27.1%)
という結果となりました。
4. 考察
オンライン施策・オフライン施策によって反響率の違いが見られる
今回の調査で、「オンライン施策の反響率が落ちている」と感じている塾経営者が約39%となった一方で、「オフライン施策の反響率が落ちている」と感じているのは約51%となりました。なぜオフライン施策の方が、反響率が落ちている実感が高いのでしょうか。その要因は大きく2つに分かれると考えられます。
①広告手段の多様化によりオフライン施策の優位性が下がった
塾の集客における施策は、これまでチラシを用いたポスティングが中心でした。現在ではWeb広告を始めとした広告手段の多様化により、保護者・生徒の関心が分散し、チラシ等のオフライン施策は従来のような効果を得づらくなっているのかもしれません。
また、物理的な媒体を伴うオフライン広告は、認知拡大に一定の限度が存在し、特にオンライン広告と比較すると「インプレッション数(広告が表示された回数)」に差が出ることも要因として考えられます。こうした理由からオンライン施策>オフライン施策の結果となっていることが推測されます。
②オンライン施策の方が各指標が明確なため「反響率」を実感しやすい
オンライン施策は、先述のインプレッション数のほか、コンバージョン、クリック等様々な指標をリアルタイムで閲覧することが可能であり、反響率を明確に把握できます。一方で、オフライン施策は保護者・生徒へのヒアリングやアンケート等に手段が限られます。このような特徴もアンケート結果の差に影響を与えていると考えられます。
オフライン施策は依然上位もオンライン施策への興味は拡大
「現在特に力を入れている施策について」の質問に関しては、「ポスティング」「紹介」「校門前配布」がそれぞれ上位に並び、依然としてオフライン施策が中心であることが分かります。一方で「今後取り組みたい施策について」の質問では、「LINE」「YouTube」のほか、「X」「Instagram」も一部割合を占め、オンライン施策への興味も広がってきているようです。
この結果から、オフライン施策に「行き詰まり」を感じた塾経営者がオンラインの施策に興味を持っているものの、オンライン施策に手を出すまでに至っていない、という状況が推察されます。オンライン広告に関してはノウハウを持っていない塾経営者が多く、特に個人塾や一人教室長の場合だとよりその傾向が強く出ているように感じます。
施策を集客に繋げることができていない人が半数以上
また、オンライン・オフライン問わず「選択した施策が集客に繋がっていると感じる」と答えた人が約51%と約半数にとどまり、施策の改善余地はまだまだあると思われます。
学習塾においては夏期・冬期・春期と大きく年3回販促期がありますが、準備期間や問い合わせ対応を踏まえる振り返りをきちんと実施できている塾は少なく、効果検証ができていないまま次の販促期を迎えてしまう、といったことも考えられます。
例えばポスティングひとつ取っても、問い合わせ者や在籍生の住所をマッピングし、次回の配布エリアの取捨選択をする、チラシデザインのA/Bテストを行うなど工夫することで反響率を改善できる可能性があり、塾エイドが面談した塾においても、こうした取り組みをしている塾はほとんどなく、やはり上記のような”追われている”状況が起因しているものと考えられます。
5.塾エイドが提供する集客・販促サポートについて
塾エイドは「塾の成功と生徒の成長を両立させ、より広く価値を提供したい」という理念のもと、塾の先生方がコア業務である「教育」に集中できるような仕組みづくりを日々実践しております。教育業界を取り巻く環境は日々変化しており、塾エイドが情報の集約を行って、セミナーやコンテンツを通して発信していくことで、効率よく情報収集していただけます。
今回取り上げた集客・販促テーマについて、塾エイドでは過去以下のようなセミナーを開催しております。集客・販促については関心度が非常に高く、今後も定期的にセミナーを実施いたします。ぜひこの機会に、公式HPからフレンド会員登録(無料)、塾エイドLINE公式のご登録をいただけますと幸いです。
塾集客・販促(施策検討軸)テーマで実施したセミナー例
今年の夏を無駄にしない!塾のための販促施策見直しセミナー

塾エイド主催にて、販促計画や施策の検討方法について、お話しいたしました。
プロによる『辛口』添削!
この夏の集客クリエイティブを徹底的に振り返り!

エリアマーケット株式会社様にご登壇いただき、実際のチラシを用いたライブ添削を行っていただきました。また、NEXT INNOVATION株式会社にご登壇いただき、GBPの添削を行っていただきました。
塾エイドセミナーのアーカイブはこちら(一部有料会員限定)
塾エイド公式HP
塾エイドLINE公式
https://page.line.me/887hcxuv?openQrModal=true
また、「販促を計画的に実施できていない」「販促の効果検証ができていない」といったお悩みに対して、塾エイドでは伴走型のサービス『販促パートナー』を提供しております。 販促計画については、「分かってはいるけど中々時間がない…」「そもそもどうやって進めれば良いのか分からない…」といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひ塾エイドにお任せいただき、問い合わせ最大化を目指しませんか?
ご興味がございましたら、「info@jukuaid.com」までお気軽にご連絡ください。

【株式会社インサイト・ジャパンについて】
所在地 :本部 千葉県我孫子市本町2-3-23 田中ビル2階
TEL:050-5052-1133 FAX:04-7165-3534
事業内容:学習塾ボランタリーチェーンの運営
会社沿革:
2020年 6月 学習塾ボランタリーチェーン本部発足
2020年10月 第1回セミナー開催
2021年 1月 サービス名称を塾エイドに決定
2021年 2月 会員募集開始
2021年 6月 会員塾100教室突破
2021年 8月 セミナー参加者延べ1000名突破
2022年12月 会員1000教室突破
2024年 2月 セミナー参加者延べ5,000名突破
2024年10月 会員1,500教室突破
2025年7月 セミナー参加者延べ7,000名突破
2025年10月 会員2,000教室突破
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