「日本という国はやがて消滅する」。仏教思想家のひろさちや氏が書きつづる、大予言と生きづらい世の中を生き抜くヒントを大提言。〈絶筆〉『坐らぬ禅』に続いて仕事場から発見された直筆原稿のなかの逸品。
株式会社佼成出版社(本社:東京都杉並区、代表取締役:中沢純一)は、『〈ゴータマ〉の大予言』(著:ひろさちや)を2024年9月30日に発売いたしました。
■競争原理に覆われた世界で、みんなが「わたしの人生」を生きるために
利潤ばかりが追求される現代日本の競争社会。「労働力」ではなく、「労働者」が商品化されるような労働環境は、人間が不幸になるシステムであると著者のひろさちや氏は述べます。「怠け者になって、ゆったりと人生を生きよう」。これまで書かれてきた数々の著作同様、普遍的な仏教思想に基づいて語ります。一人一人が「わたしの人生」を生きるために、歯止めの利かない欲望ばかりの世の中に新風を吹き込む一冊です。
■矛盾された常識に物申す独創性あふれる仏教書
インドの財閥の会長と、不思議なオーラを発する風来坊の青年、ゴータマの出会いから話は始まります。「欲望は危険である」「やがてすべては潰れてしまう」という2つの基本原理から、ゴータマは会長に次々と大予言を語り聞かせました。ファンタジーかSFか、もしかするとアナーキーな思想書か。「世の中の常識がいつも正しいわけではありません。常識がまちがっていることのほうがむしろ多いのです」。既成概念や日常の思い込みを見直し、「常識」の核心に迫る独創性あふれる仏教書です。
【目次】
第Ⅰ部 ゴータマの大予言――これからの日本――
1 日本という国はやがて消滅する
2 義務教育は必ず廃止になる
3 資本主義経済は遠からず崩壊する
4 競争原理は通用しなくなる
5 これからは家族の絆が強まる
第Ⅱ部 ゴータマの大提言――あなたの生き方――
1 世間を馬鹿にせよ
2 即今・当処・自己に生きよ
3 精神的風来坊になれ
4 自分を縛る縄をなうな!
5 怠け者になりなさい
【著者プロフィール】
ひろさちや
1936年、大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業、同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。1965年から20年間、気象大学校教授をつとめる。退職後、仏教の解説書から、仏教的な生き方を綴るエッセイまで幅広く執筆するとともに、全国各地で講演活動を行っている。2022年、逝去。おもな著書に『仏教の歴史(全10巻)』(春秋社)、『お念仏とは何か』(新潮選書)、『〈法華経〉の世界』(佼成出版社)などがある。
【書誌情報】
『〈ゴータマ〉の大予言――みんなが「わたしの人生」を生きるために――』
著者:ひろさちや
発行:佼成出版社
定価:1,980円(税込)
仕様:四六判180ページ
〈紙書籍版〉https://chieumi.com/products/ks0292-1?variant=43145392750626
〈電子書籍版〉https://chieumi.com/products/ks0292-1?variant=43145392717858
【会社概要】
株式会社佼成出版社
TEL:03-5385-2311(代表)/FAX:03-5385-2395(代表)
〒166-8535 東京都杉並区和田2-7-1 普門メディアセンター
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