【6/20-21】介護事業者のための軽井沢夏季セミナー2025・経営者寺子屋2025 を開催しました!

社会福祉法人軽井沢町社会福祉協議会、一般社団法人地域ケア総合研究所、認定非営利活動法人市民福祉団体全国協議会の共同主催において、軽井沢夏季セミナー2025・経営者寺子屋2025を開催しました。

市民協

6/20(金)、21(土)の2日間、
社会福祉法人軽井沢町社会福祉協議会、一般社団法人地域ケア総合研究所、認定非営利活動法人市民福祉団体全国協議会の共同主催において、
軽井沢夏季セミナー2025・経営者寺子屋2025「市民参加の地域包括ケアシステムを考える」を開催しました。

●開会挨拶

軽井沢町長 土屋三千夫氏

→解説:
1日目の会場は、軽井沢大賀ホール(長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東28-4)。
開会にあたり、主催を代表して開催地である土屋三千夫軽井沢町長から挨拶がありました。
挨拶では、軽井沢町の豊かな自然環境と、歴史的に培われてきた国際的な保健休養地としての特性がある。この素晴らしい環境を保全しつつ、地域コミュニティの協働による課題解決や、多様なニーズに応える質の高い行政サービスの提供の重要性について言及されていました。また、軽井沢は「屋根のない病院」とも呼ばれ、軽井沢は昔から国内有数の療養地であることを紹介していました。

●問題提起「これからの社会保障制度の方向と地域づくり・まちづくり」

一般社団法人地域ケア総合研究所 竹重俊文氏

1,2040年に向けた2027年からの新たな地域医療構想 酒井麻由美氏
2,三者の意志表示(自覚と覚悟) 竹重俊文
3,定期巡回・随時対応型訪問介護・看護の普及と活用 笹野 剛氏
→解説:
共同主催である一般社団法人地域ケア総合研究所 竹重俊文氏から、2027年からの新たな地域医療構想について具体的な問題提起がなされ、特に酒井麻由美氏による2040年に向けた地域医療構想の解説は示唆に富んでいました 。国民・地域、医療・介護・福祉事業者、そして行政・議会・社協の三者がそれぞれ「意思表示(自覚と覚悟)」を持つことの重要性が強調されており、元気なうちからの意思表示の必要性を再認識しました 。また、笹野剛氏からは定期巡回・随時対応型訪問介護・看護についての解説がありました

●第1部「市民参加の地域包括ケアシステムを考える」
記念講演「市民が主体の地域包括ケアシステムとは」田中滋氏(慶応義塾大学名誉教授)

慶応義塾大学名誉教授 田中滋氏

→解説:
講演では、市民が主体となることの意義とその具体的な姿について深く学ぶことができました 。特に「市民の意思表示とは?地域の意思表示とは?」というテーマでの講演は、今後の地域づくり・まちづくりにおける市民の役割の重要性を再認識する機会となりました 。また、地域包括ケア病棟での取り組みや、在宅復帰・在宅支援における地域連携の実践発表は、今後の自身の業務にも活かせる内容だったと思います 。

●第2部「2027 年から新たな地域医療構想と次期改定への対応」

認定NPO法人じゃんけんぽん 井上謙一氏

1,基調講演「地域医療構想と 2026 年診療・2027 年介護報酬改定の方向」
〜利用者・家族の意思表示と地域の意思表示は必須〜
株式会社リンクアップラボ(福岡県福岡市) 代表取締役 酒井麻由美氏
2,実践発表 病院・老健等から在宅復帰・在宅支援:「どうしたら自宅・在宅へ帰せるか!」
①地域包括ケア病棟「病棟での治療・食事・リハビリ」から「在宅での治療・食事・リハビリ」へ
長野県上田市 医療法人共和会 塩田病院グループの取り組み
②「地域連携:在宅で支えるために病院・老健等との連携」
長野県安曇野市 サンクスクリエーション合同会社 定期巡回・小規模の取り組み
静岡県焼津市 株式会社権兵衛 定期巡回・小規模・訪問看護の取り組み
→解説:
第2部では、2027年からの新たな地域医療構想と次期改定への対応について深く理解できました。酒井麻由美氏の基調講演では、利用者・家族、そして地域の意思表示が必須であるという点が特に印象的でした 。実践発表では、塩田病院グループによる地域包括ケア病棟での在宅復帰・支援の取り組み 、またサンクスクリエーション合同会社と株式会社権兵衛による地域連携の具体例が示され、病院・老健から在宅へのスムーズな移行の重要性を認識しました。これらの発表は、地域医療・介護連携の強化に向けた具体的なヒントに満ちていたと思います 。

●第3部「意見交換会」

ALLaNHiLLZ(アランヒルズ)http://allanhillz.com/

→解説:
意見交換会は、会場を軽井沢プリンスホテルに移して行われました。一般社団法人地域ケア総合研究所が開いている経営者寺子屋の常連事業者や経営指導を受けた事業者など、全国から多くの参加者が参加し、地元出身、「双子で!天然パーマで!左利き!」がキャッチフレーズのアーティスト「アランヒルズ(http://allanhillz.com/)」の特別ライブも行われました。ともに介護事業の世界で汗を流している者同士が交流を深め合う場になっていました。最後に、地元主催団体である軽井沢町社会福祉協議会事務局長らが挨拶に立ち、これからも多様なニーズに応えるべく努力する旨の話がありました。

●経営者寺子屋「車座懇談会」
→解説:
経営者寺子屋は、会場を軽井沢社協木もれ陽の里に移して行われました。田中滋氏との車座懇談会が開かれ、「中小規模法人でも生き残れる戦略とは?」というテーマで活発な議論が行われました 。2024年の改定で示された大学評価(ABCDランク)の話は衝撃的で、特にDランクが「不合格(撤退・閉鎖・倒産)」を意味するという話は、今後の経営戦略を考える上で非常に危機感を持つ内容でした 。次期改定では中重度者・認知症・医療的ケアへの対応、24時間365日のケア体制が不可欠になるという指摘は、事業所の運営において大きな課題を突きつけられました 。8時半から17時半までの事業所は撤退を余儀なくされる可能性が高いという見解は、参加者にとってこれからの事業所のあり方を根本から見直すきっかけとなったと思います 。

今回の軽井沢夏季セミナー2025・経営者寺子屋2025を通して、2027年からの新たな地域医療構想と次期介護報酬改定への対応は、待ったなしの状況であることを痛感した参加者も多いことかと思います 。特に、利用者や家族の意思表示、そして地域の意思表示が必須となる中で、私たち事業者が果たすべき役割は非常に大きいと改めて感じて頂けたのであれば幸いです。今回の学びを活かし、持続可能な地域医療・介護の実現に向けて、フォーマルとインフォーマルを両輪とし、今後も積極的に介護事業に取り組んで頂ければと思います。この度はご参加頂き誠にありがとうございました。

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会社概要

URL
https://seniornet.ne.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都新宿区新宿1-24-7 ルネ御苑プラザ513
電話番号
03-6809-1091
代表者名
鷲尾公子
上場
未上場
資本金
-
設立
2000年11月