40年以上の知見と独自のAI技術でレセコン・電子薬歴を統合した保険薬局向け新サービスを2027年春に提供開始予定
本年10月の各種イベントにてプロトタイプを公開

三菱電機デジタルイノベーション株式会社は、次世代コミュニケーションサービス「AnyCOMPASS(エニーコンパス)」※1シリーズの新サービスとして「保険薬局向けオールインワンプラットフォーム」を2027年春に提供開始する予定です。
本サービスは、レセプトコンピュータ※2(以下「レセコン」)と電子薬歴※3の連携を中心に、AIエージェント「AnI-Bot(エニボット)」が薬局業務に自律的に伴走するものです。今後、本部向けの経営分析機能などを段階的に拡充することで、薬局現場と本部業務の一体的なサポートを目指します。
提供開始に先立ち、第59回日本薬剤師会学術大会(会期:2026年10月11日(日)~12日(月・祝)、会場:朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター)をはじめとする各種イベントに、本部向けの経営分析機能を含むサービス全体のプロトタイプを公開します。
サービス開発の背景
少子高齢化が進むなか、薬剤師には「地域健康管理の中核」として、より深く患者様と向き合う役割が期待されています。一方で、薬剤師は処方内容の確認や薬歴の作成など、正確性が求められる業務に加え、複数のシステムを使い分ける必要があり、煩雑な業務環境が患者様と向き合うための大切な時間を圧迫しています。
当社は、40年以上にわたり保険薬局向けシステムを提供してきた知見を生かし、こうした構造的な課題の解決に取り組んできました。2023年には次世代コミュニケーションサービス「AnyCOMPASS」シリーズの第一弾として、「クラウド版電子薬歴」をリリースしました。さらに2025年には、クラウド版電子薬歴のオプションサービスとして「AIアシスタント機能」※4を提供開始し、AIによる服薬指導アドバイスやSOAP形式の薬歴ドラフト作成を通じて、薬局業務の効率化を支援してきました。
そして今回、レセコン・電子薬歴・本部機能の3領域を共通基盤で管理することでAIエージェントでの一体的な支援を実現する「保険薬局向けオールインワンプラットフォーム」の開発を進めています。情報の転記や同期の負担軽減を支援し、薬剤師の「患者様のことだけを考えたい。データのことはコンピュータにやってほしい」という声に応えるサービスを目指します。
サービスの概要
現場の業務フローに沿って設計されたAIエージェント「AnI-Bot」が、加算確認や疑義照会ポイントの整理、薬歴ドラフト作成など、薬局業務に自律的に伴走します。システム間の情報連携を円滑にし、レセコンと電子薬歴の業務を効率的に進められるよう支援します。さらに、本部向けの経営分析・改善提案機能も順次提供予定です。
「AnI-Bot」が医療安全に配慮しながら薬局業務を支援し、煩雑な事務作業や業務負担を軽減します。患者様や地域社会と向き合う「心と時間のゆとり」を生み出し、新しい薬局の日常を提案します。
サービスの特長
医療業界におけるAI活用では、医療安全に配慮しながら業務の効率化を支援することが重要です。当社は現行のAIアシスタント機能においても、ハルシネーション(AIによる誤答)リスクの低減を目的とした対策を実装しています。
本サービスでは、この実績あるロジックを継承・発展させた独自設計※5に基づき、生成AIの出力のみに依存せず、添付文書等の医療エビデンスやルールベースのチェックを組み合わせることで、安全性に配慮した業務支援と効率化の両立を図ります。
1.AIエージェントの自律的な伴走により現場業務の負担を軽減
薬剤師の確認・判断を前提として、AIエージェント「AnI-Bot」が併用禁忌や用量監査などルールベースのチェック結果をもとに、疑義照会ポイントの整理を実施。さらに点数加算の確認、服薬指導や次回フォローアップの提案などをサポートします。
薬歴作成支援:患者様との会話から要点を抽出し、薬歴のドラフトを自動作成します。既存サービス利用ユーザーの一部事例では、薬歴作成時間の短縮が確認されています。たとえば、処方箋一枚あたり約5分かかっていた薬歴作成が約1分となったケース※6があり、薬剤師が患者様と向き合う時間を生み出します。

2.経営の「今、知りたい」をAIがタイムリーに支援
本部向け機能「AnI-Bot分析」※8では、自然言語による問いかけに応じて、必要なデータの把握や分析をタイムリーに行います。複雑な経営データをわかりやすく可視化し、目的に応じた集計や分析を支援します。
データに基づく経営判断を支援するヒント:店舗ごとの売上、利益、業務量、フォローアップ実施率などを分析し、薬剤師の業務状況や店舗運営の把握に活用できます。また分析するだけでなく、具体的な改善アクションの検討を支援します。

今後の予定
本サービスは、2027年春の提供開始を予定しています。
提供開始に先立ち、以下のイベントにて、本サービスのプロトタイプを公開します。
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第7回 次世代薬局EXPO【東京】
会期:2026年10月7日(水)~9日(金)
会場:幕張メッセ
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第59回 日本薬剤師会学術大会
会期:2026年10月11日(日)~12日(月・祝)
会場:朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター
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第20回 日本薬局学会学術総会
会期:2026年10月17日(土)~18日(日)
会場:グランキューブ大阪(大阪国際会議場)
調剤薬局総合ITソリューション総合サイト
電子薬歴、レセプト、在庫管理、調剤過誤防止など、調剤薬局のさまざまな業務を支援するITソリューションをご紹介しています。
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/medigital/solution/melphin/
商標関連
AnyCOMPASS、Melphin、AnI-Botは、三菱電機デジタルイノベーション株式会社の登録商標です。
三菱電機デジタルイノベーションについて
三菱電機デジタルイノベーション株式会社は、三菱電機グループのDXをリードし、デジタルの力で事業の競争力を最大化するとともに、そこで培った技術と知見を活かし、お客様とともに新たな事業価値の創出に取り組んでいます。ブランドメッセージ「デジタルで導け。三菱電機を、そして世界を。」を掲げ、約5,400名(2026年4月現在)の多様な人財が一体となり、お客様の変革と社会課題の解決に貢献してまいります。
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/medigital/
お問い合わせ先
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報道機関からのお問い合わせ先
三菱電機デジタルイノベーション株式会社
〒108-0073 東京都港区三田3-5-19 東京三田ガーデンタワー
https://go.digief.MitsubishiElectric.co.jp/medigital/contact/inquiry_pr
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お客様からのお問い合わせ先
三菱電機デジタルイノベーション株式会社
Serendie事業本部 ソリューション統括部
次世代エージェントサービス営業部
〒108-0073 東京都港区三田3-5-19 東京三田ガーデンタワー
E-mail:Melphin_info@rj.MitsubishiElectric.co.jp
※1 次世代コミュニケーションサービス「AnyCOMPASS」は、地域における健康管理の中核を担う保険薬局の支援を目的に、当社が2023年6月から提供しているクラウドサービス群の総称です。第一弾として「クラウド版電子薬歴」を提供開始しました。
※2 処方箋受付から会計・保険者へのレセプト請求までを行う保険薬局の基本となるシステムです。当社では、前身の会社を含めて過去40年以上にわたって保険薬局システム「調剤Melphin/DUO」をはじめとしたレセコンを開発・販売しています。
※3 保険薬局において、患者様の薬剤服用歴(薬歴)を電子的に記録管理するシステムです。
※4 クラウド版電子薬歴サービスのオプションサービスとして、2025年1月から販売開始したサービス。生成AIを活用したAIアシスタントが「AnyCOMPASS」の有する指導内容データベース、及び過去の指導実績から今回処方箋の情報と照らし合わせ、患者様に合った服薬指導内容の検討を支援します。また、患者属性情報・患者基本確認情報・処方内容、患者様と薬剤師との会話情報をもとに、SOAP形式の薬歴ドラフト作成を支援することで、薬歴記載業務の効率化に貢献します。
※5 裏付けのあるエビデンスを基に、ルールベース(あらかじめ人が定めた明確な条件(ルール)に従って、機械的に判断・処理を行う仕組み)を前提としたAI活用のことです。本サービスでは、関連サービス(クラウド版電子薬歴)のオプションサービスであるAIアシスタント機能で培ったロジックや知見を継承・発展させています。当該AIアシスタントにおいて5件の特許を取得済み。1件を特許出願中です。
※6 効果は、既存サービス利用中の一部ユーザー事例に基づくものであり、利用環境や処方内容等により異なります。
※7 画面は開発中のイメージです。実際の仕様・画面・表示内容は変更となる可能性があります。
※8 本機能は2027年春のリリース以降に順次提供予定です。
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