アクセル、連結子会社のax株式会社がモーションポートレート株式会社の全株式を取得

アクセル及びaxが独自開発するディープラーニング・フレームワーク 「ailia（アイリア）」とモーションポートレートが保有する既存IPの融合により機械学習（AI）領域の事業を加速

株式会社アクセル（本社：東京都千代田区、代表者：松浦一教）は、連結子会社のax（エーエックス）株式会社（代表取締役：寺⽥健彦、本社：東京都渋谷区）が画像認識及び画像処理技術に独自の強みを持つモーションポートレート株式会社の全株式を取得し子会社化（当社の孫会社化）したことを発表します。

モーションポートレートは、ソニー木原研究所の出身者を中心に設立された会社であり、画像認識や画像処理に関する独自の技術、開発力を強みに、静止画から自動的にアニメーションを生成する「MotionPortrait」技術によるIPライセンスや開発支援サービス等を提供しています。また、カラーコンタクトの試着シミュレーター開発など、特に顔認識技術に強みを有しています。

https://www.motionportrait.com/

アクセルは、機械学習（AI）、ミドルウェア、セキュリティ、ブロックチェーンの４領域における新規事業を推進しており、そのうち機械学習（AI）及びミドルウェア領域に関する事業をaxが展開しています。axは、ax及びアクセルが独自開発した高速推論を実現するディープラーニング・フレームワーク「ailia」を中核に、フレームワークの販売やAI の実装コンサルティング、学習⽀援、各種プラットフォームへのポーティングなど、お客様の様々なニーズに応じてAI実⽤化に向けたトータルソリューションを提供しています。 

この度、axは機械学習（AI）領域における事業を加速させるためモーションポートレートの全株式を取得することを決定しました。急速に拡大するAI市場を背景に優秀なAI技術者の確保は目下の課題となっており、この度の株式取得は、技術的困難度の高い開発案件にも対応可能なモーションポートレートの技術と、それをベースとした最先鋭の開発人材との開発シナジーを最大化することを目的としています。また、今後はax及びアクセルが保有するディープラーニング（AI）に関する先端技術と同社の保有するIPライセンスや画像認識、画像処理技術を融合させることにより、アクセルグループが提供するAI領域におけるサービスの拡充を図っていきます。特にモーションポートレートが提供する画像認識システムを「ailia」を搭載したAI活用の高度な画像認識システムに融合していくことにより、より新たな価値を顧客に提供し、既存顧客の深耕と新規顧客の創出が図れるものと考えています。

（モーションポートレート株式会社の概要）
(1) 名称 ： モーションポートレート株式会社
(2) 所在地 ： 東京都渋谷区
(3) 代表者の役職・氏名 ： 代表取締役 岩崎誠吾
(4) 資本金 ： 50百万円
(5) 大株主 ： ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社　100％

（今後の見通し）
当期から同社を連結の範囲に含める予定です。本件による連結業績に与える影響は、現在精査中であり、開⽰すべき事項が⽣じた際は速やかに開⽰します。なお、本件株式の取得はアクセルグループとしての中長期的な収益拡大と持続的な成長に資するものと考えています。

■本リリースに関するお問い合わせ先（報道関係者）
株式会社アクセル https://www.axell.co.jp/
IR・広報チーム 電話 [phone] 
E-mail [e-mail]

■ailia及びAI開発に関するお問い合わせ先
ax 株式会社 https://axinc.jp/
E-mail [e-mail]
ailia製品サイト https://ailia.jp/

• MotionPortraitはモーションポートレート株式会社の登録商標です。
• 記載されている会社名、製品等は、⼀般に弊社及び各社の登録商標または商標です。

参考資料
モーションポートレートのコア技術
■顔認識
1枚の顔写真から正確に顔を認識します。膨大な顔情報の学習分析結果に基づき、高速かつ高精度な認識を行います。複数顔の同時認識も可能です。また、人の顔に近いアニメ顔や犬猫等の動物顔に関してもある程度の認識が可能です。

顔認識

■顔解析
人の顔は目鼻口をはじめとした多くのパーツで構成されており、1つとして同じ物がありません。独自の顔解析アルゴリズムに基づき、複雑な顔情報を正確にデータ化します。また、蓄積された顔データに照らし、性別、年齢、表情等の判定も可能です。

顔解析

■顔アニメーション
１枚の顔写真から正確に顔を認識し、自動で3次元モデルを生成できます。生成した3次元モデルは、まばたきをしたり、呼吸をしたり、まるで生きているかのようにアニメーションされます。さらに、喜怒哀楽の表情生成や、音声ファイルを利用した リップシンクも可能です。

顔アニメーション