全長約16m、解像度7Kの滝をAudi R8にプロジェクションマッピング。 Audi Forum Tokyo(表参道)にてチームラボの展覧会を実施、 12/19(木)~

チームラボ

Audi Forum Tokyo(表参道)にて、『teamLab exhibit at Audi Forum Tokyo』を開催。チームラボは、アウディのスポーツカー“Audi R8” を岩に見立てて、滝の作品をプロジェクションマッピングします。

 

アウディジャパン株式会社のAudi Forum Tokyo(表参道)にて、『teamLab exhibit at Audi Forum Tokyo』を開催。チームラボは、“Vorsprung Durch Tecnik”(技術による先進)をブランドスローガンに掲げるアウディとコラボレーションをし、スポーツカー“Audi R8” を岩に見立て、滝の作品をプロジェクションマッピングをいたします。また、近世日本の画家の一人・伊藤若冲の升目画にインスパイアを受けたインタラクティなデジタルアート作品「世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う」も展示。期間は2013年12月19日(木)~2014年1月5日(日)まで。

なお、作品展示に際し、プリズム株式会社、株式会社カブキヤにご協力いただきました。


■出品作品

▼The Waterfall on Audi R8
チームラボ, 2013,デジタルインスタレーション, 16000mm
http://www.team-lab.net/all/pickup/waterfalaudi.html

 

コンピュータ上の仮想空間にAudi R8を3Dで立体的に再現し、コンピュータ上でAudi R8に水を落下させ、水の動きを物理計算し、滝をシミュレーションする。Audi R8を岩に見立てて、シミュレーションされた滝を、実際のAudi R8にプロジェクションマッピングした作品。


水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。滝を物理的に正確な水の運動シミュレーションとして構築しているのだ。

そして、全体の水の粒子の中からランダムで選んだ0.1%の水の粒子の挙動によって、空間上に線を描く。その線の集合で滝を描いている。つまり、無数の線の裏側には、その1000倍もの水の粒子が存在し、それら全体の相互作用によって、線の曲線が決まっているのだ。

そして、3次元空間上に立体的に描かれた滝を、我々が考える日本の先人達の空間認識の論理構造によって映像作品にしている。

今回は、FHD(フルハイビジョン)の7倍の7Kの解像度によって、超微細まで描いた映像作品として、表現した。

 


▼世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う
チームラボ, 2013, インタラクティブデジタルワーク, (9:16 x 8), 音楽: 高橋英明
http://www.team-lab.net/all/pickup/ufri.html

 

インターネットによって人々とコンテンツの関係は変化し、人々はコンテンツに参加し一体となってきている。

繊細な線で描かれた升目画の世界と、升目ごとに抽象化された世界とが、鑑賞者の存在により入り混じるインタラクティブな作品。

伊藤若冲(1716 – 1800)は、近世日本の画家の一人。江戸時代中期の京都にて活躍した絵師。若冲は、升目画などと呼ばれる、画面全体を数万もの升の形に区切って升目ごとに彩色する、特異な表現方法を残している。本作品は、「鳥獣花木図屏風」や「樹花鳥獣図屏風」をモチーフにしている。


■制作プロセス

チームラボは、平面的だとされる伝統的な日本の美術には、西洋の遠近法とは違った、空間の論理構造があると考えている。本作品はその考えの基、仮想の3次元空間上で、動植物を3次元の立体物として動かし、その空間をチームラボが考える日本の伝統的な空間認識の論理構造によって、日本美術的な平面にしている。
無数の升目ごとに、升目の中に描かれた何重もの模様によって、升目の中の色を分割して彩色している。例えば、ある升目の模様が赤と青で彩色されていたら、その部分は仮想空間上では紫だった部分である。
画面の升目が固定されたまま空間は動いていくので、升目内の彩色が早い時間軸でうごめいていく。遠くで見た時の空間の動植物の動きのゆっくりとした時間軸、近くで凝視した時の升目の彩色の変化の早い時間軸という2つの時間軸が共存する升目画のアニメーションという新しい視覚効果をつくっている。
また、升目をピクセルとして見立て、升目ごとに世界を抽象化して描いてもいる。画面内で固定化された升目で抽象化されながら、空間が動いていくという新しい視覚効果のアニメーションもつくっている。
鑑賞者の存在によって、繊細な線で描かれた升目画の世界と、升目によって抽象化されて描かれた世界とが入り混じる。
また、空間上で動いている立体の動植物を、空間上の3次元の固定化された升目で抽象化する、新たな視覚表現の立体升目画アニメーションもつくり、それらとも、入り混じる。

そういうものを、FHD(フルハイビジョン)の8倍の解像度による圧倒的情報量のインタラクティブな作品として、表現した。


【展覧会概略】
展覧会名:teamLab exhibit at Audi Forum Tokyo
開催期間:2013年12月19日(木)~2014年1月5日(日)
※12月29日~1月2日は年末の為閉館 (3日より再開いたします)
開館時間:10:00~19:00
休館日:なし
場所:Audi Forum Tokyo  
入場料: 無料
住所:東京都渋谷区神宮前6−12−18
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/aft.html

 

なお、展覧会初日の12月19日(木)にはチームラボ初のDVDブック「チームラボって、何者?」(マガジンハウス)が発売。展覧会の期間中は、会場でも販売を行います。


【書籍概要】
『チームラボって、何者?』 
日本美術史に新たなページを加える最先端アート集団の思考と作品

監修:猪子寿之
発売予定日:2013年12月19日
判型及びページ数:B5判、4C68P+DVD(8作品紹介映像)
予価:2,800円(本体価格)
詳しくはこちら
http://www.amazon.co.jp/dp/4838726317/teamlab0b-22







■アウディ ジャパン株式会社に関する情報は以下のURLよりご参照ください。
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/company/audi_japan_kk.html

■プリズム株式会社
http://www.eizou.com/

■株式会社カブキヤ
http://www.kabukiya.co.jp/

■チームラボとは
プログラマ・エンジニア(プログラマ、UIエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア、ロボットエンジニア、コンピュータビジョンエンジニア、ソフトウェアアーキテクト)、数学者、建築家、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、CGアニメーター、絵師、編集者など、情報社会のさまざまなものづくりのスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。

<主な実績>
「百年海図巻」と「チームラボハンガー」が文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出(2011)。カイカイキキギャラリー台北で『生きる』展開催(2011)。フランス「LAVAL VIRTUAL」にて「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」を展示し、「建築・芸術・文化賞」賞を受賞(2012)。台湾美術館にてチームラボ「We are the Future」展を開催(2012)。シンガポールで行われた国際アートフェア「Art Stage Singapore 2013」にて「Nirvana」を発表(2013)。香港の国際アートフェア「アートバーゼル香港」にて、新作『世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う』を発表(2013)。大阪の「堂島リバービエンナーレ 2013 “Little Water”にて」新作『憑依する滝』を発表(2013)。韓国「2013 ダ・ヴィンチアイディア<ブルーアワー:機能と美学の境界>」にて新作『世界は、均質化されつつ、変容し続ける』を発表(2013)。鹿児島「かごしまアートフェスタ2013」にて新作『追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点』を発表(2013)。タッチパネル式の次世代受付システム「FaceTouch」と成田国際空港に常設展示中の「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」が デジタルサイネージアワード2013を受賞。「teamLabBody」が Unity Awards 2013のBest VizSim Projectを受賞。


現在、シンガポール『シンガポールビエンナーレ2013』(シンガポールアートミュージアム)にて、新作のデジタルアート「秩序がなくともピースは成り立つ」を発表(10月26日~2014年2月16日)。

チームラボ株式会社
http://www.team-lab.com/
チームラボ作品紹介
http://www.team-lab.net/

■本件に関するお問い合わせ
チームラボ(広報担当・工藤/森)
lab-pr@team-lab.com
03-5804-2356

 

すべての画像


会社概要

チームラボ株式会社

2,730フォロワー

RSS
URL
https://www.teamlab.art/jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田小川町2-12 小川町進興ビル 受付 6階
電話番号
-
代表者名
猪子寿之
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2001年04月