真っ黒な皮ごと、まるごと。フランス原産の黒いちじく『ブラックダイヤモンド』9月2日収穫開始|栽培期間中農薬不使用だから安心して皮まで。兵庫県認証食品の樹上完熟|あかね農園(兵庫県姫路市)

真っ黒な皮に包丁を入れると、中は鮮やかな赤。フランス原産、国内では生産者が限られる希少品種です。介護施設を運営する社会福祉法人が、自分たちの食卓に出すために持った畑で、9月2日に収穫が始まりました。

社会福祉法人あかね

兵庫県姫路市の「あかね農園」で、2026年9月2日、黒いちじく「ブラックダイヤモンド」(品種名:ビオレソリエス)の収穫が始まりました。果皮も果肉も濃い黒紫色で、切ると断面は鮮やかな赤。フランス・プロヴァンス地方を原産とする秋果専用品種です。本場では原産地呼称保護(AOP)の対象となっていますが、雨の多い日本では栽培が難しく、生産者が限られています。すでに収穫が始まっている「ロイヤルガーネット」(品種名:桝井ドーフィン)とあわせ、2品種が出揃いました。

いずれも、皮を剥かずにそのまま召し上がっていただけます。栽培期間中農薬不使用・有機肥料のみで育てているためです。あかね農園のいちじくは、兵庫県の「ひょうご食品認証制度」において「ひょうご安心ブランド」として認証されています。

この農園を運営しているのは、農業法人ではありません。社会福祉法人あかね(兵庫県尼崎市、理事長:松本真希子)です。兵庫県内で介護施設を運営し、その食卓に出すための畑を、自ら持っています。

9月2日、収穫したブラックダイヤモンド

あかね農園

昨年のオンライン販売では、ご注文から商品のお渡しまでお待ちいただいたお客様がいらっしゃいました。今年は新たな圃場に300株を追加し、栽培面積を昨年の2倍に拡大しています。

ブラックダイヤモンド(ビオレソリエス)
ー 本場フランスでは、原産地呼称で保護される品種 ー

食べ頃:9月初旬〜10月中旬頃

品種名は「ビオレソリエス(Violette de Solliès)」。あかね農園では、その果皮の色から「ブラックダイヤモンド」の名でお届けしています。

フランス南部プロヴァンス地方、ソリエス・ポン地区を原産とする秋果専用品種です。本場では、産地と製法を限定して品質を保護する原産地呼称保護(AOP)の対象となっており、ヨーロッパで長く評価されてきた伝統品種です。

一方、日本での栽培は限られています。佐賀県唐津市、新潟県佐渡市(「おぎビオレー」)、石川県宝達志水町(「黒蜜姫」)など、産地によっては生産者が十数軒という規模です。国内では流通が少ないことから、「幻の黒いちじく」とも呼ばれます。

日本で育てにくい理由は、この品種が地中海性気候に適応していることにあります。夏の乾燥した気候を前提とした性質のため、雨の多い日本の夏から秋にかけては果実が裂けやすく、病害も出やすい。加えて樹勢が強く木の成長が優先されるため実付きが安定せず、収穫期が桝井ドーフィンより遅いことから、気温が下がる前に段数を稼ぎにくい。手をかけても、収穫量が限られる品種です。

果実は1個50〜80gほどと小ぶりで、皮のすぐ内側の白い層が極めて薄く、断面のほとんどを濃紅色の果肉が占めます。真っ黒な皮に、ジャムのように濃厚な甘み。ベリーやチェリーを思わせる香りと、舌にまとわりつくようなねっとりとした食感が特徴です。

本場フランスでは、生ハムやフォアグラ、ブルーチーズと合わせるなど、料理の素材としても親しまれています。

2025年9月11日には、読売テレビ『かんさい情報ネットten.』が中継コーナー「旬感中継」であかね農園から生中継し、「今が旬 幻の黒いちじく『ブラックダイヤモンド』」として取り上げました。番組では、フードクリエイターのShunさんが、この果実を使ったパフェのレシピを紹介しています。

ロイヤルガーネット(桝井ドーフィン)
ー 大ぶりで、甘みと酸味のバランスがとれた王道品種 ー

食べ頃:8月下旬〜9月末頃

品種名は「桝井ドーフィン」。これまで品種名のままお届けしてきましたが、今年からあかね農園のブランド名「ロイヤルガーネット」としてお届けします。国内で最も広く栽培されている品種です。1個70〜120gほどと食べ応えがあり、みずみずしくとろける果肉と、上品な甘さが特徴。同じ農園で、同じように育てた果実とは思えないほど、2品種は味わいが異なります。

神戸市中央区の複合施設「神戸北野ノスタ」内の土産ショップ「NOSTA SWEETS」では、この品種を使ったあかね農園の自家製ドライいちじくが、兵庫県産の厳選素材としてボンボンショコラに採用されました。淡路島の柑橘、レモンと並び、「姫路市 あかね農園 ドライいちじく」として産地名が明記されています。

※夏季は販売を停止しております。

皮ごと食べられる理由

「いちじくは皮を剥いて食べるもの」——そう思っていた方は少なくないようです。あかね農園の公式Instagramで公開した収穫動画は、公開から数日で7.2万回視聴されました(2026年9月1日時点)。

いちじくは、皮を剥いて食べられることが多い果実です。残留農薬を気にされる方が少なくないためです。あかね農園では、栽培期間中農薬不使用・有機肥料のみで育てています。だからこそ、安心して皮ごとお召し上がりいただけます。皮とその近くには香りと甘みが集まっているため、皮ごと食べていただくのが、一番おいしい食べ方です。

農薬を使わない栽培は、簡単ではありません。害虫は手作業で取り除きます。除草剤が使えないため、通路の草はすべて人の手と草刈り機で処理します。それでも、ご高齢の方や小さなお子さまにも安心して召し上がっていただくために、この方法を続けています。

あかね農園のいちじくは、兵庫県の「ひょうご食品認証制度」において「ひょうご安心ブランド」として認証されています(農産物・果樹「いちじく」/2026年3月末現在)。

真っ黒な果皮と、切ったときの鮮やかな赤。そのコントラストで、皿に置くだけで様になります。皮をむく手間もいりません。

収穫後に甘くならない果実だから、「樹上完熟」にこだわる

いちじくは、収穫後にほとんど追熟しません。木から離した時点の味が、そのまま食卓に届く味になります。一方で、一般に流通するいちじくの多くは、輸送中の傷みを避けるため、完熟の手前で収穫されます。完熟した果実は果皮が薄く柔らかくなり、振動や圧迫に弱いためです。

あかね農園では、果実が木の上で最も香りと甘みを蓄えた状態を早朝に見極めて収穫し、その日のうちに産地直送でお届けしています。鮮度を保つため、お届けは本州に限らせていただいています。

今年から、全圃場を「一文字仕立て」に

いちじくの甘みを決めるのは日照です。葉に当たる光にムラがあると、実の甘みにもムラが出る。今年から、主力品種のロイヤルガーネットを全圃場で「一文字仕立て」に切り替えました。

主枝を横方向に固定すると、実がつく枝が等間隔に真上へ伸び、すべての葉に均等に光が届きます。畑を見渡すと、枝が横一文字に並び、そこから若い枝がまっすぐ立ち上がっています。

なぜ、高齢者福祉の法人が農園を営んでいるのか

あかね農園は、社会福祉法人あかねが2011年に開設しました。きっかけは、介護の現場にありました。厚生労働省の人口動態統計によると、2024年(令和6年)に誤嚥性肺炎で亡くなった方は全国で6万3,665人。全死亡者の4.0%にあたり、前年から3,475人増えています。兵庫県内では2,715人でした。

介護の現場では、噛む力や飲み込む力が落ちていく方と、日々向き合っています。食べられるものは少しずつ減っていきます。それでも、最期まで「おいしい」と感じていただきたい。

どんなに体が弱っても、人生の最期に最高においしい一口を味わっていただきたい。地域の恵みを活かした地産地消で、安心して召し上がっていただけるものをお出ししたい。介護士・看護師・管理栄養士がそれぞれの立場から関わるなかで、「本当に安心して食べられる、本当においしいものを、自分たちの手でつくれないか」という考えに行き着きました。

だから、私たちは自分たちで畑を持ちました。同じ畑で採れたものが、同じ法人の施設の食卓に上がります。売り物と、利用者の方にお出しする一口が、同じ場所から来ている——これがあかね農園の成り立ちです。いちじくは、そのなかでも特に力を入れてきた作物です。やわらかく、皮ごと食べられ、噛む力や飲み込む力が落ちた方にも召し上がっていただきやすい。施設でお出しするために育て始めたものを、ご家庭にもお届けしています。

お求めいただける場所

公式オンラインショップ(https://akanefarm.jp)にてご注文いただけます。鮮度保持のため、お届けは本州に限らせていただいています。姫路市のふるさと納税返礼品としてもお選びいただけます(ロイヤルガーネットのみ)。

取材のご案内

テレビ局・新聞・Webメディア関係者様から、以下を随時お受けしています。日程はご相談ください。

・収穫作業の密着取材(ブラックダイヤモンドは9月初旬〜10月中旬が最盛期)

・「一文字仕立て」に切り替えた圃場の撮影

・農園スタッフへのインタビュー

・番組・記事内でご使用いただける画像・映像素材のご提供

・試食サンプルのご提供

※施設内でのご利用者様の試食風景の撮影については、ご本人・ご家族の許諾を確認のうえ、個別にご相談させていただきます。

本件に関するお問い合わせ先

社会福祉法人あかね

経営管理本部 広報 乾 利昭
TEL:06-7670-2288
携帯:080-7482-7273(担当直通)

E-mail:t.inui@e-akane.com
FAX:06-7670-2289
公式HP:https://e-akane.com

あかね農園
住所: 〒671-2201 兵庫県姫路市書写松ヶ坪2672-1

営業時間: 9:00〜18:00

あかね農園
あかね農園直売所(あかね農園から車で6分)

※お車でお越しの際は、農園敷地内に駐車いただけます。台数に限りがございますので、事前にご連絡いただければご案内いたします。

社会福祉法人あかねについて
1995年設立。兵庫県尼崎市に本部を置き、尼崎・猪名川・姫路の3エリアで、介護福祉施設、サービス付き高齢者向け住宅、認定こども園などを運営しています。高齢の方の暮らしと、子どもの育ちの両方に関わってきた法人です。姫路市では、あかね農園およびあかね農園直売所を運営しています。

介護医療サービスリゾート - アマルネス・ガーデン
サービス付き高齢者向け住宅 - ヴィラ グラスセゾン

法人名

社会福祉法人あかね

本部所在地

〒660-0883 兵庫県尼崎市神田北通1丁目2番地

設立

1995年

理事長

松本 真希子

職員数

1,039名(2026年4月1日時点)

公式HP

https://e-akane.com

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会社概要

社会福祉法人あかね

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URL
https://e-akane.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
兵庫県尼崎市神田北通1-2
電話番号
06-7670-2288
代表者名
松本真希子
上場
未上場
資本金
5億1900万円
設立
1995年10月