ライゾマティクス 中国初の個展 "rhizomatiks_multiplex 2023"

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ライゾマティクスは、中国・深圳のデザイン・ソサエティ主催による中国初の個展「rhizomatiks_multiplex 2023」(ライゾマティクス・マルティプレックス 2023)を2023年12月10日から2024年4月7日まで開催します。

 本展は、2021年、東京都現代美術館(MOT)で3ヶ月にわたって開催され、好評を博した同展をベースに、中国のために特別にアレンジし、バージョンアップしたものです。本中国展は、東京都現代美術館での展示と同じく、国際的に高い評価を得ているキュレーター 長谷川祐子氏がキュレーションを担当しています。

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「rhizomatiks_multiplex 2023」

会場:

Sea World Culture and Arts Center 

http://www.designsociety.cn/en

1187 Wanghai Road, Shekou, Nanshan, Shenzhen, China(中国・深圳)


会期:

2023年12月10日(土) 〜 2024年4月7日(日)

月〜金曜日 10:00-19:00 /土・日曜日 10:00-21:00

最終入場: 各日の閉館時間30分前


入場料:

一般 98元/学生、教員、60歳以上 49元 詳細はウェブサイトへ


主催:デザイン・ソサエティ


お問い合わせ:

電話  +86 (0755) 2667 1187

e-mail. info@designsociety.cn

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デザイン・ソサエティ

プレスリリースより(和訳)

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Rhizomatiks主宰 真鍋大度と石橋素氏

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ライゾマティクスは2006年の設立以来、人間とテクノロジーの関係を探求するクリエイティブ・チームです。その活動は、これまでにもジャンルを横断し、2010年からは音楽ユニットPerfumeとのコラボレーションを継続的に行ない、また、主宰の一人 真鍋大度は、世界的に活躍するアーティストであるGrimesやArca、坂本龍一、また狂言師・野村萬斎や 研究者らとの作品制作を実現してきました。2016年リオオリンピックのフラッグハンドオーバーセレモニーで、東京の8分間のパフォーマンスを彩った壮大な特殊効果もライゾマティクスの手によるものです。彼らは、表現の新たな可能性を追求し、人工知能やバーチャルテクノロジーによって人間の想像力を積極的に可視化。音楽、ダンス、舞台美術、ビジュアルアートの各分野で最先端のクリエーションを融合させ、国際的な評価を得ています。


ELEVENPLAY×Rhizomatiks×Kyle McDonald, “discrete figures”  Photo byYoshikazu Inoue


ライゾマティクスの活動は、いわゆるメディアアートの領域を超え、データビジュアリゼーションの研究と実践を通して、建築、デザイン、広告、エンターテインメントなどの業界や社会に新たな息吹を吹き込んできました。アーティスト、プログラマー、研究者からなるこのフルスタック集団は、ハードウェア、ソフトウェアの開発から運用に至るまで、アイデアに取り組み、その過程で、ライゾマティクスは既存のアートや文化産業を精力的に再構築してきました。


Rhizomatiks × ELEVENPLAY, “multiplex”展示風景(東京都現代美術館 2021)

photo: Muryo Homma(Rhizomatiks)


移り変わりの激しく、複雑で、曖昧な今日の世界では、私たちの身体はヴァーチャルとフィジカルな領域の間で揺れ動いています。テクノロジーが発達するにつれ、知覚できる領域と知覚できない領域の境界は曖昧になり、混ざり合い、絶えず新しい意味合いで私たちの理解を再構築しているのです。これを踏まえ、ライゾマティクスは知覚における境界の移り変わりを様々な視点から探求し続けているのです。これまでにも国際的に活躍する多様なパフォーマーたちとのコラボレーションは、新しい身体観の形を生み出してきました。また、科学者や研究者と綿密なリサーチに基づくコラボレーションを行い、特に真鍋は神経科学者や天文学者とも共同作業をし、データビジュアリゼーションを通して、目に見えないものが私たちの手の届くところにあることを知らせているのです。


中国初となるライゾマティクス展覧会では、仮想空間を現実の体験とシームレスに融合させた大規模な作品を展示します。ライゾマティクスの作品と現実の世界をデジタル技術でつなぐことで、展覧会は常に変化する環境とのシンクロを探求する実験室となることでしょう。



コメント:

長谷川祐子("rhizomatiks_multiplex 2023" キュレーター)

「2021年の東京都現代美術館での大規模な個展に続き、2年半の準備期間を経て、中国のデジタル文化の中心地である深圳でライゾマティクスの展覧会をアップデートし、より充実したものにして開催します。東京都現代美術館の展覧会では、物質と視覚の交差を通してヴァーチャルとリアルの相互作用を示しました。今回、深圳のrhizomatiks_multiplex 2023展では、2023年最大のトピックであるAIの進化を反映した新作が追加されます。最新テクノロジーを駆使し、AIが創り出すストーリーの映像化・画像化、AIによるダンスの振付・作曲など、未知の領域に挑戦し、誰もが共有・利用できるデジタルメディアの創造の可能性を広げる大きな可能性を示します。本展は、彼らのチャレンジ精神、失敗を恐れない試行錯誤の過程、表現に磨きをかける技術と美学、そしてAIと共生する新たな世界観をご覧いただく絶好の機会となることでしょう。」



趙栄  Zhao Rong(デザイン・ソサエティ ディレクター)

「ライゾマティクスは、自主的、共同的、学際的な作業モデルから生まれる独特の創造的精神を持っています。テクノロジー、音楽、ビジュアル、パフォーマンスなど、多様な芸術領域を統合することで、彼らは人間の知覚の新しい形を常に探求しています。テクノロジーの反復によって、私たちは世界をどのように知覚し、意味づけるかを大きく形作ってきました。ライゾマティクスは、作品を通して境界を押し広げ、このデジタル時代の重要な問題を有意義に探求しているチームの一つとして評価されるべきでしょう。この展覧会は、出会う人すべてに超越的な想像力を引き起こすと信じています。」



本展「rhizomatiks_multiplex 2023」は、アカデミックな視点からクリエーションの概観を提供すると同時に、「現在」と批判的にシンクロした様々な新しいプロジェクトを紹介します。パンデミック後の社会はますますオンラインに傾きつつあり、グローバルなデジタル変革の中で斬新な人間関係の探求に拍車をかけていますが、Rhizomatiksは、この混沌とした背景の中で数々のプロジェクトや技術的な提案を実践し、常に変容し続ける現実の中で「アーティストの新たな役割」を示すことでしょう。


※展覧会は2023年12月10日~2024年4月まで開催され、レクチャー、トーク、パフォーマンス、その他の公開イベントも予定。最新情報や詳細情報は、デザイン・ソサエティの公式プラットフォームを通じて発表されます。


デザイン・ソサエティ

招商蛇口(China Merchants Shekou,CMSK)とヴィクトリア&アルバート博物館の共同で設立された文化芸術イニシアティブです。デザイン・ソサエティは、最先端都市・深圳におけるクリエイティブ・プラットフォームとして、美術館、学術機関、教育団体、企業といった幅広い分野の団体とコラボレーションを行い、中国及び世界中の機関とネットワークを構築している。


Rhizomatiks

ライゾマティクスは、技術と表現の新しい可能性を探求し、研究開発要素の強い実験的なプロジェクトを中心に、人とテクノロジーの関係について研究しながらR&Dプロジェクトや作品制作を行うクリエイティブチームです。アーティスト、デザイナー、エンジニアで構成され、ハード・ソフトの開発からオペレーションまで、プロジェクトにおける全ての工程に責任を持ちます。また、外部のアーティストや研究者・科学者などとのコラボレーションワークを通じ、カッティングエッジな表現作品、研究を世の中に発表しています。

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会社概要

URL
https://abstractengine.ltd
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区東2-27-7 エビス東ハイツ第2 1F
電話番号
03-5778-4571
代表者名
齋藤 精一
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2006年07月