2022年の日本国内でのeスポーツ大会配信の累計視聴時間は前年比 38%増の50億分以上に(データソース:TAIYORO)
2022年に配信されたeスポーツ大会は300種類以上、配信日程は1700件超え。eスポーツカレンダーサイト「TAIYORO」で計測された視聴データよりトレンドを発表。
2022年1月〜12月の期間中、国内におけるeスポーツ大会は40種類以上のゲームタイトルに渡り、配信数(配信日数)はおよそ 1700件(前年比 9%増)、ライブ配信を行ったeスポーツ大会も300件以上(前年比 4%増)と昨年を上回る結果となりました。年間を通した日本国内におけるeスポーツ大会配信の累計視聴時間は50億分以上(前年比 38%増)を記録しました。
昨年から続く視聴時間の増加傾向の要因として、公式配信と合わせて人気ストリーマーとファンが一緒に大会配信映像を観戦する「ウォッチパーティー」施策が各大会で実施されはじめたことや、人気競技タイトルにおいて日本代表チームが世界大会で健闘し、注目度がさらに高まったことが考えられます。
また、今年は新型コロナウイルスの感染予防対策による行動制限が緩和されたことにより、大型会場で有観客イベントも実施され、eスポーツ大会に対する注目がさらに高まったとも考えられます。
以下、TAIYORO が独自に集計した国内eスポーツ配信データから2022年の主なトレンドのトピックを紹介します。
- 2022年 国内eスポーツ大会配信視聴トレンド(TAIYORO調べ)
・年間の累計視聴時間は50億分以上(前年比 38%増)
・配信されたeスポーツ大会は300件以上(前年比 4%増)
・配信日程は1700件以上(前年比 9%増)
・採用されたゲームタイトルは40件以上
・最も多くの累計視聴時間を記録したゲームタイトルは「VALORANT」
(データソース:TAIYORO)
■ 年間を通して毎四半期 1億分以上見られ続けたゲームタイトルは「VALORANT」「リーグ・オブ・レジェンド」「Apex Legends」
「VALORANT」「リーグ・オブ・レジェンド」「Apex Legends」の3つのゲームタイトルは、年間を通じて常に毎四半期1億分以上の累計視聴時間を達成し、国内のeスポーツ大会の視聴記録を牽引しました。
これらのゲームタイトルは、国内公式プロリーグの定期的な配信に加え、国際大会の日本語放送、さらにはオフシーズンにeスポーツ選手が人気ストリーマーと一緒に出場するエキシビション大会など、年間を通してさまざまな大会とイベントが実施されていました。
また、2022年は eスポーツ競技シーンにおいて、数々の新しい取り組みも見受けられました。リーグ・オブ・レジェンドでは国内公式リーグ「LJL」のチーム所属のアカデミー選手がアジア地域のチームと対戦する国際大会「2022 Asia Star Challengers Invitational」の配信や、韓国のプロリーグ「LCK(League of Legends Champions Korea)」の日本語配信が実施されました。VALORANTでは世界共通の取り組みとして、女性限定の公式世界大会「VALORANT Game Changers Championship」が開かれ注目を集めました。
以下、続けてTAIYORO が独自に集計した 2022年10-12月の国内eスポーツ配信視聴データから主なトピックを紹介します。
- 2022年 10-12月 国内eスポーツ大会配信視聴トレンド(TAIYORO調べ)
・ 国内で配信されたeスポーツ大会日程は350件以上(2022年 10-12月)
・ eスポーツ大会に採用されたゲームタイトルは25本以上
・最多大会配信日数 ゲームタイトル「荒野行動」(45日以上)
・ 国内におけるeスポーツ大会の累計視聴時間はおよそ11.4億分(※サブ配信を含む)
・イベントにおける最大同時視聴数の最高記録は「Riot Games ONE」の 9.3万人 (※サブ配信含めず )
例年12月に開催されていた VALORANTの世界大会(VALORANT CHAMPIONS)が今年は9月開催に変更されたことも影響し、2022年10-12月の四半期の国内eスポーツ大会配信の累計視聴時間は前年比 14%減の11.4億分となり、今年に入ってはじめて前期の数字を下回る結果となりました。
■ VALORANTとリーグ・オブ・レジェンドのオンラインオフライン統合イベント「Riot Games ONE」が最大同時視聴者数 9.3万人を記録
国内での主要なeスポーツイベントとして、11-12月の2ヶ月間に及ぶオンライン・オフライン統合大会「Riot Games ONE(主催:Riot Games)」が開催されました。横浜アリーナで開催されたフィナーレのオフラインイベントには海外から複数の人気eスポーツチームが来日し、日本の人気チームとエキシビションマッチを実施。同イベントのオンライン配信は、最大同時視聴数 9.3万人を記録しました。(※サブ配信を含まない数値)
■ 最多大会配信日数 ゲームタイトル「荒野行動」(45日以上)
荒野行動は日本公式リーグ「Knives Out Pro League (KOPL) Season 1」が 8月から11月にかけて開催され、KOPL Season 2 の出場権獲得を求めて競い合う「2022荒野ELITE LEAGUE」が12月に開催されました。また、FENNELが主催するリーグ戦「FFL 荒野行動」が毎週金曜日に配信されていたこともあり、今期も「荒野行動」が最も多く配信が行われたゲームタイトルとなりました。
- eスポーツ カレンダー「TAIYORO」について
eスポーツ カレンダーサイト「TAIYORO」(https://taiyoro.gg/)では、eスポーツ大会の観戦をもっと身近に簡単にすることを目的に日本国内のeスポーツ大会配信情報の提供と配信視聴データを蓄積。国内eスポーツ大会の配信スケジュールをDiscordサーバーに連携できるDiscord Bot機能も無料で提供しており、多くの方々にご利用いただいています。
TAIYORO に掲載される情報は、国内外の主要なプロeスポーツリーグの競技大会(日本語放送)から、コミュニティーレベルの大会、新たな取り組みの大会まで幅広く網羅され、eスポーツ観戦のファン拡大と発展を目的に日々更新されています。
TAIYORO eスポーツカレンダーについて:
https://taiyoro.gg/
TAIYORO Discord Bot (無料)について:
https://taiyoro.gg/discord
TAIYOROは国内eスポーツ市場のファン観戦の視聴データを正確に把握し、分析可能なデータとして提供することで、これまで以上に新規ビジネスの参入とファン体験価値の向上を目指していきます。今後、企業、イベント主催者、メディアを対象に集計した視聴データのレポートを提供していく予定です。
■ TAIYOROについて
TAIYOROは過去に開催されたイベントのVOD配信から今後開催予定のイベントの配信情報まで、日本国内のeスポーツ大会の情報を網羅したeスポーツ観戦ファンのためのポータルサイトです。
普段プレイしているゲームタイトルのeスポーツ大会に関するスケジュール検索から、今みんなが注目しているeスポーツ大会の観戦まで。もっと、eスポーツ観戦を身近に、一人でも多くの方にeスポーツ観戦の楽しさを知ってもらうことを目指しています。
大会主催者の方、コミュニティーの方からの情報提供とご協力により、サイトの情報は常に最新、かつ正確な情報に更新されています。※掲載情報の間違いや修正依頼などは問い合わせフォームよりご連絡ください。
ウェブサイト:https://taiyoro.gg/
公式Twitter:https://twitter.com/Taiyoro_gg
■プレイブレーンについて
株式会社プレイブレーンはesportsの企画、ブランディング、クリエイティブ、制作プロダクション、イベント運営、プロダクト開発とマーケティングに特化した会社です。2016年の設立から今に至るまで、ゲーム業界、クリエイティブ業界、マーケティング業界など多岐のフィールドに渡ったバックグラウンドを持つメンバーから構成され、日本が世界のesportsシーンと肩を並べることを目標に取り組んでいます。
株式会社 プレイブレーン: https://playbrain.com
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