ESRの2施設(横浜幸浦1・弥富木曽岬)が照明学会『2023年照明施設賞』を受賞
ESR株式会社(本社:東京都港区虎ノ門 代表取締役:スチュアート・ギブソン 以下、ESR)は「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1」(以下、横浜幸浦DC1)と「ESR弥富木曽岬ディストリビューションセンター」(以下、弥富木曽岬DC)のラウンジが『2023年照明施設賞』(主催:一般社団法人照明学会 以下、照明学会)を受賞、さらに「弥富木曽岬DC」のエントランスホールが『東海支部奨励賞』(主催:照明学会東海支部)を受賞したことをお知らせいたします。
この度、「横浜幸浦DC1」および「弥富木曽岬DC」の共用ラウンジ「「KLÜBB Lounge (クラブラウンジ)」が『2023年照明施設賞』を受賞し、「弥富木曽岬DC」のエントランスホールが『東海支部奨励賞』を受賞いたしました。
照明学会が主催する『照明施設賞』は、住宅・事務所・店舗などの建築、公共・交通施設、景観や行事の演出など屋内外問わず広範囲を対象に、国内各地域における照明利用の水準を高め、照明技術の発展と普及に貢献し得る優秀な業績を顕彰するものです。また、『東海支部奨励賞』は東海地区の優秀照明施設が選出されます。
「横浜幸浦DC1」は神奈川県横浜市金沢区に2022年1月31日に竣工した首都圏最大級の延床面積約19.6万㎡、「弥富木曽岬DC」は三重県桑名郡⽊曽岬町に2022年4月28日に竣工した中京圏最⼤級の延床⾯積 約15.5万㎡ を誇る4 階建てマルチテナント型物流施設です。
両施設とも省エネルギーに配慮した建物の証としてCASBEE※1Aランク、BELS※2最⾼位5スター認証を取得しており、全館 LED 照明、トイレ・喫煙室・共⽤部の⼈感センサーなど照明関連設備の省エネルギー化にも十分配慮した施設です。さらなる省エネルギーを図るため「弥富木曽岬DC」には、倉庫内に入居企業のレイアウトに合わせエリアごとに照明の点灯区分を⾃由に設定できる、画期的な環境配慮型照明システムも初導⼊しました。
「横浜幸浦DC1」の建物のファサード照明は富士山へ視線を導き、物流の躍動感を表しています。それと呼応するよう、南北2か所にあるクラブラウンジではライン照明を効果的に設置することで利用者の視線を導き、空間の広がりを演出しました。
本賞の選出に際し「物流倉庫のラウンジおよび建物外観の照明のコンセプトを明快に表現した『導く光』はダイナミックで新しさを感じる照明計画である。ライン照明を、直線的だったりスパイラルにしたりと、空間に応じて効果的に使用して特徴的な雰囲気を作っている。」点を評価いただきました。
「弥富木曽岬DC」のある木曽岬町は木曽川河口のデルタ地帯に広がる平坦な土地であることから、最上階にあるクラブラウンジはあえて起伏のある「柱状節理」のモチーフを用い、動きのある洞窟状の空間デザインにしました。特に照明計画においては多角形の面が綺麗に発光するようモックアップ(テストピース)を作り何度も検証しました。
本賞の選出に際し「洞窟空間の休憩ラウンジとして、柱状の建築照明を採用することにより、非日常性と安心感が共存する雰囲気としている。柱状の建築照明の制作は完成度が高く、また、休憩ラウンジとしての照度を確保しつつ、空間全体をグレアレスとした照明計画は、独創的なものとなっている。自然光と人口照明との融合により、様々な表情を見せているのも空間に変化をもたらしており、優れた照明計画となっている。」点を評価いただきました。
『東海支部奨励賞』を受賞した「弥富木曽岬DC」のメインエントランスホールは「訪れる⼈に和み和らいでほしい」という想いを込め、ESR として初めて「和」をデザインコンセプトとし、⾃然豊かな⽊曽岬町の名所である鍋⽥川堤桜並⽊をモザイクタイルで描き、150本もの天然の⽵林を取り⼊れ、色温度を抑えた落ち着きのある光空間にしました。さらに両サイドの壁には鏡を配し、鏡と鏡の反射の効果で、まるで万華鏡のように光の奥行きが無限に広がる空間になっています。エントランスホールから続くエレベーターホールは、桜模様を散りばめた白い障子と枯⼭⽔を取り⼊れたオブジェを設え、色温度以上の華やかさのある和の空間にしました。
■ESR株式会社 代表取締役 スチュアート・ギブソン コメント
「昨年の尼崎DCに次いで、今年は横浜幸浦DC1と弥富木曽岬DCの2施設で『照明施設賞』という名誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。弊社は世間一般の物流施設の既成概念を払拭すべく、どの施設でも隅々まで美観にこだわり、五感に響く空間作りに注力しており、特に照明演出は試行錯誤を重ねながらベストを目指しております。施設内で働く方がリラックスし英気を養うラウンジや施設を訪れる方をお迎えするエントランスホールに込めた想いが、100年以上の歴史ある照明学会の審査員の皆様にご評価いただいたことは大変励みになります。
今後も照明を通じても環境に十分配慮し、新たな価値を生み出せるよう、高みを目指し努力してまいります。この場をお借りし、横浜幸浦DC1および弥富木曽岬DCの照明計画・設計・施工にご協力いただきました皆様に心より御礼申し上げます。」
<ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1 施設概要>
□所在地:神奈川県横浜市金沢区幸浦1-8‐1
□敷地面積:90,280㎡(27,310坪)
□延床面積:195,270㎡(59,069坪)
□構造:地上4階建 免震構造 PCaPC造
□用途地域:工業地域
□企画設計・マスタープラン:ESR株式会社(スチュアート・ギブソン、武田諭、山﨑拓生)
<KLÜBBエリア>□設計:タカトタマガミデザイン株式会社 □施工:株式会社塩浜工業 □照明計画・施工協力:ウシオライティング株式会社(照明施設賞推薦企業)、エイテックス株式会社
< ESR弥富木曽岬ディストリビューションセンター 施設概要>
□所在地:三重県桑名郡⽊曽岬町新輪 1-3-4
□敷地面積:79,096 ㎡(23,926坪)
□延床面積:155,332 ㎡(46,988坪)
□構造:地上4階建て 耐震・耐⽕建築物 RC+S造
□用途地域:市街化調整区域(⽊曽岬⼲拓北部地区地区計画)
□企画設計・マスタープラン:ESR株式会社(スチュアート・ギブソン、武田諭、山﨑拓生)
<KLÜBBエリア>□設計:タカトタマガミデザイン株式会社 □施工:⼾⽥建設株式会社 名古屋⽀店 □照明計画・施工協力:ウシオライティング株式会社(照明施設賞推薦企業)、エイテックス株式会社
<エントランスホール>□設計・施工:⼾⽥建設株式会社 名古屋⽀店 □照明計画・施工協力:ウシオライティング株式会社(照明施設賞推薦企業)
<一般社団法人照明学会について> www.ieij.or.jp
1916年(大正5年)11月29日に創立され、照明に関する学理及びその応用に関する研究調査やその成果・知識の交換を行い、学術や技術、文化、関連事業の振興と社会の発展に寄与することを目的とした、日本の学術研究団体。研究・調査活動、規格・基準の策定など種々の活動を行っており、照明の学術および技術の進歩発達や普及に貢献された方々を毎年表彰しています。
<ESRについて> www.esr.com/jp(日本語サイト)
ESRはデジタル時代をリードする不動産アセットマネジメントのグローバル企業です
2006年にレッドウッド・グループとしてその歩みを始め、2016年イーシャンとの経営統合により設立、日本法人レッドウッド・グループ・ジャパン株式会社は現・ESR 株式会社に社名変更。2019年11月1日に香港証券取引所に上場。2022年1月20日に ARAアセットマネジメントの買収を完了し、APAC 最大、上場企業として世界第 3 位の不動産アセットマネジメント会社になりました。
香港にグループ本社を置き、日本・中国・韓国・シンガポール・インド・オーストラリア・ニュージーランド・インドネシア・ベトナム・タイ他東南アジアと米国・ヨーロッパで事業を行っており、2022年12月31日時点でグループ全体の運用資産残高は 1,560億米ドル(約20兆 6,120億円)、日本は351億米ドル(約4兆6,380億円)。開発においては『HUMAN CENTRIC DESIGN.』を基本理念に、弊社施設で働く方を第一に考え環境にも配慮した先進的物流施設・データセンター(ニューエコノミー不動産)の創出に力を入れています。日本では三大都市圏(首都圏・関西圏・中部圏)と九州に物流施設・データセンターを開発しており、日本最高層9階建「ESR 東扇島ディストリビューションセンター」他31の物流施設を竣工させ、15プロジェクトを開発中。
ESRは時流を捉えた多種多様な投資機会・ソリューションとニューエコノミー不動産を提供してまいります。
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