ユニ・チャームと豊田通商、ケニアでの衛生用品普及に向けた生産・販売を開始
~女性の社会進出と社会課題解決への貢献を目指す~
ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原 豪久、以下:ユニ・チャーム)は、豊田通商株式会社(以下:豊田通商)および豊田通商グループ会社であるCFAO Kenya Limited(以下:CFAOケニア)と協働して、アフリカ市場における衛生用品の普及を通じた女性の社会進出と社会課題解決への貢献を目指し、2025年1月より、ケニアで生理用ナプキンの生産・販売を開始することをお知らせします。
■背景と目的
ユニ・チャームと豊田通商は、各社の強みである不織布や吸収体の加工・成形技術と、現地に根付いたネットワークや経験を融合し、衛生用品の使用が浸透していない地域に新たな価値を提供することを目指しています。アフリカ市場では、生理用ナプキンの普及率が低く、特にケニアでは現在約3割にとどまっています。そこで、ユニ・チャームとCFAOケニアは2023年8月より、ケニア市場に対して当社のエジプト工場で生産されたプレミアム生理用ナプキン「SOFY Deep Absorb」を輸入・販売してきました。しかしながら、依然として価格と品質のバランスに課題があり、多くの女性が日常的に生理用ナプキンを利用できない状況にあります。
そこでこのたび、当社と豊田通商は、安心できる品質で価格を抑えた生理用ナプキン「SOFY Long Lasting(ソフィ ロング ラスティング)」を現地で生産し、CFAOケニアが販売を開始することといたしました。現地生産・販売体制の構築により、さらに多くの女性が衛生用品を利用できる環境づくりを推進してまいります。
■主な取り組み概要
(1)商品開発と生産管理
当社はケニアのお客様の声に耳を傾け、安心できる品質で価格を抑えた生理用ナプキン「SOFY Long Lasting(ソフィ ロングラスティング)」の商品開発・生産管理を行い、現地企業による委託生産を実施します。
(2)現地販売体制
CFAOケニアは、「SOFY Long Lasting」の販売を担い、現地の流通ネットワークを最大限に活用し販売拡大を目指すとともに、商品ラインアップの拡充や周辺国への事業展開に取り組みます。
■アフリカ市場における衛生用品の普及促進に向けた両社社長コメント
<ユニ・チャーム株式会社 代表取締役 社長執行役員 高原豪久>
当社は、豊田通商様とともに、アフリカ市場における衛生用品の普及を通じて、すべての人々が安心して生活できる社会の実現を目指しております。本取り組みでは、豊田通商様の広範なネットワークと当社の技術力を融合させることで、地域に根ざした持続可能な事業モデルを構築し、現地の生活者のQOL(生活の質)の向上に貢献してまいります。また、2023年12月から当社が推進するプロジェクトでは、適正価格で高品質な商品を提供し、衛生用品を必要とするすべての方に届けることを目的としています。今回、アフリカにおける初めての取り組みとしてケニアを選び、現地生産体制を構築することで、すべての方に安心してご使用いただける環境を整えてまいります。
<豊田通商 代表取締役 社長・CEO 貸谷伊知郎>
豊田通商は、「WITH AFRICA FOR AFRICA 」という理念の下、アフリカ全54カ国において、「モビリティ」「インフラ」「ヘルスケア」「コンシューマー」の4つの事業領域を軸に、アフリカ地域の発展に貢献することを目指しています。
このたび、ユニ・チャーム様と共に、ケニアを皮切りとして、アフリカ現地のニーズに応じた安心できる品質の衛生用品を、価格を抑えて提供できることを大変嬉しく思います。現地生産・販売体制を構築することで、衛生環境の改善や女性の社会進出を支援し、地域経済の活性化に貢献してまいります。
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