東京都中野区が「スケッター」と協定締結 地域包括ケアの体制強化を図る
〜令和の互助インフラ構築へ〜
介護・福祉領域に特化した有償ボランティアのマッチングプラットフォーム「スケッター」を運営する株式会社プラスロボは今年2月、東京都中野区と「地域包括ケア推進パートナーシップ協定を締結した。「スケッター」を通じて、中野区における地域包括ケアの体制強化を図る。
「スケッター」は、地域住民で福祉を支える令和時代の互助インフラ構築を目的に、2019年にリリースされた「すきま時間のお手伝い」プラットフォーム。未経験者や資格のない方でも自分のできること(身体介助以外)で福祉に関われるのが最大の特徴。登録者約5000人のうち7割近くがこれまで介護福祉領域に関わったことのない異業種で、あらゆる業界からの関係人口を増やし続けている。
学生や10〜30代の若者をはじめ、60〜70代のアクティブシニアも活躍するなど幅広い世代の地域人材が関わっており「関心はあるけど、関わるきっかけや手段がなかった」潜在的な関心層を惹きつけている。
今回の協定を通じて中野区は、区内の介護事業所にスケッタープラットフォームのトライアル利用を支援するほか、区内の学生や区民に対してスケッター活動(介護事業所への有償ボランティア活動)を呼びかける。
「スケッター」▼
スケッターは、各自治体との連携が加速しており、この他にも長野県社会福祉協議会や茨城県大子町、広島県府中市、神奈川県川崎市社会福祉協議会などと連携している。
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