【注目のリスキリング、2023年度の大企業予算の実態】大企業の77%が「リスキリング予算」を確保済/検討中うち約9割は「マーケティング分野」を想定
〜約6割が「eラーニングサービスの活用」と回答、デジタル活用が定番に〜
調査サマリー
調査概要
調査概要 |
大企業のリスキリング予算の確保に関する実態調査 |
調査方法 |
IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査 |
調査期間 |
2023年2月20日〜同年2月22日 |
有効回答 |
大企業(従業員数1000名以上)の経営者・役員、人事責任者100名 |
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「グロースX」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://grtx.jp/
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来年度の予算として、約8割がリスキリングの予算を「確保/検討」
「Q1.あなたの会社では、来年度予算として、リスキリングの予算を確保/検討していますか。」 (n=100)と質問したところ、「確保している」が45.0%、「検討している」が32.0% という回答となりました。
・確保している:45.0%
・検討している:32.0%
・確保も検討もしていない:15.0%
・わからない/答えられない:8.0%
約9割がマーケティング分野におけるリスキリング予算の「確保/検討」
Q1で 「確保している」「検討している」と回答した方に、「Q2.あなたの会社では、マーケティング分野において、リスキリングの予算を確保/検討していますか。」(n=77)と質問したところ、「確保している」が48.1%、「検討している」が41.6% という回答となりました。
・確保している:48.1%
・検討している:41.6%
・確保も検討もしていない:6.5%
・わからない/答えられない:3.9%
マーケティング分野に確保/検討している今年度のリスキリング予算、「3000万円以上」が34.8%
Q2で「確保している」「検討している」と回答した方に、「Q3.マーケティング分野における、確保/検討しているリスキリングの今年度予算額を教えてください。」 (n=69)と質問したところ、「2000万円〜3000万円未満」が11.6%、「3000万円以上」が34.8% という回答となりました。
・100万円未満:5.8%
・100万円~300万円未満:1.4%
・300万円~500万円未満:8.7%
・500万円~1000万円未満:11.6%
・1000万円~2000万円未満:17.4%
・2000万円~3000万円未満:11.6%
・3000万円以上:34.8%
・わからない/答えられない:8.7%
マーケティング分野以外に、リスキリングの予算を確保している分野、「DX」が63.6%で最多
Q1で「確保している」「検討している」と回答した方に、「Q4.あなたの会社で、マーケティング分野以外に、リスキリングの予算を確保している分野を教えてください。 (複数回答)」(n=77)と質問したところ、「DX」が63.6%、「プログラミング」が53.2%、「データサイエンス」が46.8% という回答となりました。
・DX:63.6%
・プログラミング:53.2%
・データサイエンス:46.8%
・AI:42.9%
・ITリテラシー:41.6%
・マネジメント:36.4%
・デザイン:24.7%
・語学:23.4%
・簿記・会計:13.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:9.1%
検討している来年度のリスキリング施策、約6割が「eラーニングサービスの活用」と回答
Q1で「確保している」「検討している」と回答した方に、「Q5.あなたの会社では、来年度どのような方法でのリスキリングを検討していますか。(複数回答)」 (n=77)と質問したところ、「eラーニングサービスの活用」が55.8%、「外部セミナーの受講」が54.5%、「コーチングサービスの活用」が46.8% という回答となりました。
・eラーニングサービスの活用:55.8%
・外部セミナーの受講:54.5%
・コーチングサービスの活用:46.8%
・外部研修への派遣:45.5%
・外部講師派遣サービスの活用:35.1%
・スクールへの通学・派遣支援:27.3%
・自社独自の社内研修の運用:26.0%
・交流会・勉強会への派遣:22.1%
・自主学習にかかる費用の負担:22.1%
・書籍やテキストの提供:16.9%
・その他:0.0%
・現在は検討できていない:2.6%
・わからない/答えられない:6.5%
検討している来年度のリスキリング施策、「web情報を活用したグループワーク」や「海外の先進的な店舗の視察」などの声
Q5で「現在は検討できていない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、来年度に検討しているリスキリングの方法があれば、自由に教えてください。(自由回答)」 (n=70)と質問したところ、「web情報を活用したグループワーク」や「海外の先進的な店舗の視察」 など46の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・59歳:web情報を活用したグループワーク。
・64歳:海外の先進的な店舗の視察。
・44歳:講師を呼んで勉強会。
・59歳:スマホを活用したマーケティング学習ツールの導入。
・63歳:ベンダーの教育担当。
・41歳:外部講師。
・51歳:セミナー。
リスキリングの予算を確保していない理由、「目的やゴールが明確化できていないから」が33.3%で最多
Q1で「していない」と回答した方に、「Q7.あなたの会社の来年度予算において、リスキリングの予算を確保していない理由を教えてください。(複数回答)」 (n=15)と質問したところ、「目的やゴールが明確化できていないから」が33.3%、「社内規程などの環境整備が出来ていないから」が26.7%、「予算が不足しているから」が20.0% という回答となりました。
・目的やゴールが明確化できていないから:33.3%
・社内規程などの環境整備が出来ていないから:26.7%
・予算が不足しているから:20.0%
・人材が不足しているから:20.0%
・自社には関係ないと考えているから:13.3%
・現状の課題や従業員のスキルが把握できていないから:13.3%
・取り組むべき施策がわからないから:13.3%
・「学び」に対する従業員のモチベーションが低いと思うから:6.7%
・工数が不足しているから:0.0%
・生産性の低下が懸念されると思うから:0.0%
・必要性を感じていないから:0.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
リスキリングの予算を確保していない理由、「費用対効果の検証中」や「社内での能力向上施策を優先させたい」などの声
Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、来年度予算において、リスキリングの予算を確保していない理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」 (n=15)と質問したところ、「費用対効果の検証中」 や「社内での能力向上施策を優先させたいため」 など11の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・62歳:費用対効果の検証中。
・64歳:社内での能力向上施策を優先させたいため。
・57歳:経営状況が厳しく、リスキリングに予算を割く余裕がない。
64.0%が「体系的にマーケティングを学ぶことができ、会社の業務に落とし込んで実践できる学習システム」に興味あり
「Q9.あなたは、マーケティングに必要な知識を体系的に学ぶことができ、あなたの会社の業務に落とし込んで実践できる学習システムに興味はありますか。」 (n=100)と質問したところ、「興味がある」が41.0%、「どちらかといえば興味がある」が23.0% という回答となりました。
・興味がある:41.0%
・どちらかといえば興味がある:23.0%
・どちらかといえば興味がない:12.0%
・興味がない:12.0%
・わからない/答えられない:12.0%
マーケティング力の底上げに貢献する学習システムを活用したい理由、「マーケティングが重要視されているから」は6割以上
Q9で「興味がある」「どちらかといえば興味がある」と回答した方に、「Q10.あなたが、マーケティング力の底上げに貢献する学習システムを活用したい理由を教えてください。(複数回答)」 (n=64)と質問したところ、「マーケティングが重要視されているから」が62.5%、「施策や事業の幅を広げられると思うから」が59.4%、「自社にマーケティング人材が不足しているから」が54.7% という回答となりました。
・マーケティングが重要視されているから:62.5%
・施策や事業の幅を広げられると思うから:59.4%
・自社にマーケティング人材が不足しているから:54.7%
・売り上げの直接的な貢献につながると思うから:48.4%
・既存の知識やスキルとの相性が良いと思うから:35.9%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
まとめ
今回は、大企業(従業員数1000名以上)の経営者・役員、人事責任者100名を対象に、大企業のリスキリング予算の確保に関する実態調査を実施しました。
多くの大企業が、来年度の予算として「リスキリングの予算」を確保/検討しており、その確保/検討している企業のうち、約9割が「マーケティング分野」における予算の確保/検討をしていることがわかりました。なお、マーケティング分野のリスキリング予算について、「3000万円以上」確保/検討している企業が3割以上を占めていることも明らかになりました。一方で、リスキリング予算の確保/検討ができていない企業からは、「目的やゴールが明確化できていない」というハードルがあるという声が浮上しました。
来年度に検討しているリスキリング施策については、半数以上が「eラーニングサービスの活用」と回答しており、時間や場所を問わず、短時間でも学習できるリスキリングの取り組みに注目が集まっているようです。
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■会社概要
会社名 :株式会社グロースX
代表取締役社長:津下本 耕太郎
本社所在地 :〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3-1-1 いちご恵比寿グリーングラス
設立 :2020年8月
事業内容 :企業向けのマーケティングやAI、BtoB人材の育成SaaSサービスの提供
URL :https://grtx.jp/
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