生成AIを「Web広告領域で利用」は4割。
生成AIに今後期待することや使用する際の課題についても調査
■調査概要
・調査タイトル:広告運用・制作の現場における生成AIツールの活用状況に関する調査
・調査期間:2023年11月3日~11月6日
・調査対象者:500名(日本国内でWeb広告の運用や制作に携わっている方)
・調査方法:株式会社シグナルの提供するインターネット調査
■調査結果のまとめ
①Web広告運用・制作の現場で「生成AIツール」を使用していると回答した人は40%。使用する理由は「コンテンツやデザインを自動生成してくれるから」が67%で最多。
②生成AIを全く使用しない人が「使用しない理由」は「現状困っていないから」が43%で最多に。23.7%が「導入方法が複雑そう」と回答。
③全体の58.4%が生成AIツールに「単純作業の効率化」を期待。
調査結果の詳細
Web広告運用・制作の現場で「生成AIツール」を使用していると回答した人は40%。使用する理由は「コンテンツやデザインを自動生成してくれるから」が67%で最多。
今回の調査では、Web広告運用・制作の現場で40%が生成AIを使用している結果となりました。
「使用している」と回答した人に使用している理由を聞いたところ、「コンテンツやデザインを自動生成してくれるから(67%)」「全体的な効率向上ができるから(56%)」「ターゲット広告の精度を向上できるから(34.5%)」が上位を占めました。今後は生成AIツールを使用しクリエイティブを生成することが、Web広告制作領域における必須スキルになる可能性も考えられます。
生成AIを全く使用しない人が「使用しない理由」は「現状困っていないから」が43%で最多に。23.7%が「導入方法が複雑そう」と回答。
生成AIを「使用していない」と回答した人が「使用しない理由」は「現状困っていないから(43%)」「会社で必要だと思われていないから(25%)」が上位を占める結果となりました。一方で23.7%が「導入方法が複雑そう」と回答しており、一部の人は、業務において生成AIを使用することにハードルを感じていることがわかります。
また、実際に使用している人に「生成AIを使用する際の課題」を聞いたところ、「セキュリティ上の懸念がある(38.5%)」「社内ルールが整備されていない(36%)」「理想的な使用方法が不明確である(31%)」が上位を占めました。生成AIツールの提供元や使用を促進する企業においては、活用促進のために改善していく余地があると言えそうです。
全体の58.4%が生成AIツールに「単純作業の効率化」を期待。
回答者500名すべてに「今後生成AIに期待すること」を聞いたところ「単純作業の効率化(58.4%)」が最多となりました。現状でも入稿用CSVファイルの生成や配信結果のデータをまとめる作業は、既存の生成AIツールを工夫すれば実現可能な場合もあります。しかし有料化が必要であったり、習得までに時間を要する必要があることから、前述した「導入方法が複雑そう」と感じている人が一定数いる現状において、Web広告領域では無理なく実装できるツールが求められていることが推測できます。
まとめ
今回の調査により、Web広告領域において生成AIを「使用していない」割合が60%あることがわかりました。今後期待することをたずねた結果を踏まえても、Web広告領域における生成AI市場には伸びしろがあると言えます。
キーワードマーケティングでは、オペレーション業務を専門でおこなう支社を佐賀県に設けており、広告の入稿やクリエイティブの作成等を分業しておこなっています。今後は、オペレーション作業の効率化を進めるべく、生成AIを活用したシステムを内製で開発し、社内の業務効率化の側面から生成AIのソリューション活用を進めていく予定です。
本調査について
今回のすべての調査結果は、「キーマケLab」にてご覧いただくことが可能です。
https://kwmlabo.com/research-release/77/
また、今回の結果を受けた見解を、キーワードマーケティング代表の滝井とマネージャーの川手が対談形式でお伝えするコンテンツも公開しています。
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担当:川手
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今後も、Web広告領域における実態調査を実施し、現在起こっている変化や未来について情報を集約・発信することで、領域全体の活性化を後押ししてまいります。
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