中国の古代史をより深く学びたい方へ！司馬遷の「史記」の時代の歴史を戦争をテーマにダイナミックに解説！！ＮＨＫ文化センターオンライン講座「戦争の中国古代史」4/4開講【NHK文化センター】

3月17日に講談社現代新書より「戦争の中国古代史」が出版されました。著者の佐藤信弥先生が本の内容に基づき、新石器時代から殷・周王朝そして春秋戦国時代から前漢に至るまで、中国の壮大な古代史を解説します！

司馬遷の「史記」でも記されている通り、中国は数々の戦争・覇権争いの末に形成されてきたといっても過言ではありません。秦の始皇帝が外敵を防ぐために万里の長城を築いたり、項羽と劉邦の戦などは有名ですが、中国で戦争が始まったのはそれより数千年前の新石器時代後期からだと考えられています。講師が戦争のはじまりから秦漢王朝までその軍事全般をダイナミックに解説します。日時：4月～9月　第1日曜日(4/4～)　10：30～12：00(全6回)　Ｚｏｏｍウェビナーを使っての配信しますので、全国どこからでも受講可能。見逃し配信もあります。

中国古代史は現代の中国を作った「中国の形成史」とみることができます。映画「キングダム」でも覇権争いの戦争が描かれていますが「匈奴」「夷」などの言葉で表現される外敵との戦いを繰り返してきた「中国」。そもそも中国の戦争の歴史は、新石器時代から始まったとする研究結果があります。この講座では、個々の戦争の意義だけではなく、軍制、長城などの軍事施設、軍事にまつわる儀礼や思想、軍事に関わった人物、末端の兵士の状況など、軍事全般を新石器時代から殷王朝・西周王朝・春秋戦国時代・秦漢王朝まで各時代ごとに見ていきます。

《講座カリキュラム》
4月4日 戦争のはじまり――新石器時代～殷代 
5月2日 軍事王が支える理想の王朝――殷末～西周時代 
6月6日 春秋の五覇と国際秩序――春秋時代 
7月4日 小帝国から統一帝国へ――戦国時代 
8月1日 始皇帝と楚漢戦争――秦 
9月5日 漢と匈奴、二つの帝国――前漢 

講師は殷周史がご専門の佐藤信弥先生。2018年に「中国古代史最前線」(星海社)を出版。今年3月17日に講談社現代新書より新著「戦争の中国古代史」を出版されたばかりです。中国の形成史、あるいは華夷思想の形成史という国内外の学界で大変ホットなテーマを取り上げているということもあり大変話題になっています。佐藤講師とともにダイナミック且つ予測不可能な中国の歴史スペクタルを一緒に学んでいきましょう。
 

＜講師プロフィール＞
関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。博士（歴史学）。立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所、大阪府立大学客員研究員。専門は中国殷周史。主な著書に『戦争の中国古代史』（講談社現代新書）や『周―理想化された古代王朝』（中公新書、2016年）、「中国古代史研究の最前線」（星海社新書、2018年）がある。

講座名：【戦争の中国古代史/オンライン】
講師：立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所 客員研究員 佐藤 信弥
開催日時：4月4日開講(4月～9月の第1日曜日 全6回) 10:30～12:00
受講料金：NHK文化センター会員・一般(入会不要) 税込19,800円
※本講座は後日、期間限定でアーカイブ配信（見逃し配信）致します。
本講座をお申込の皆様限定で後日ご案内致します。
▼お申込みはこちらから
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1224496.html
主催：NHK文化センター梅田教室