日本の“おもてなし清掃”が、ついにアメリカ進出

テキサス州から始まる、ホテル清掃のグローバル・スタンダード

株式会社グローバルゲイツ

2025年5月14日 11時10分

“キレイを創る会社”として知られる株式会社グローバルゲイツ（本社：東京都、代表取締役：梅村真行）の連結子会社である Global Gates USA Inc.（本社：米国テキサス州サンアントニオ、CEO：梅村真行）は、2025年5月、テキサス州サンアントニオにあるホテル「Sleep Inn at Six Flags San Antonio (スリープインアットシックスフラッグスサンアントニオ) 」と客室清掃業務の正式な委託契約を締結いたしました。

これに伴い、2025年6月より、日本国内で長年にわたり培ってきた清掃技術と管理ノウハウを活用し、米国における客室清掃サービスの提供を開始いたします。

本取り組みは、日本が誇る精緻さ・効率性・“おもてなし”の精神を反映した清掃管理システムを、米国のホテル運営に融合させる新たな試みであり、世界基準の品質と異文化イノベーションが交差する画期的な一歩となります。
当社は、この米国展開を皮切りに、今後の全米およびグローバル市場への事業拡大を目指してまいります。

『米国進出の背景』

当社は2013年の創業以来、ラグジュアリーホテルからビジネスホテルに至るまで、現在では毎日4,000室以上の客室清掃を担う、客室清掃専門の管理会社として成長してまいりました。

2024年4月には、日本独自の高品質な「おもてなし清掃」の仕組みとサービスを世界に展開すべく、現地法人「Global Gates USA Inc.」を開設、同年11月には米国テキサス州サンアントニオに米国本社オフィスを設立し、営業を開始いたしました。米国では、ホテル清掃業務の多くがホテル内スタッフによる内製化が一般的であり、日本のように客室清掃を外部の専門会社に委託する慣習はまだ定着していません。

こうした背景のもと、当社は日本で培った高度な清掃技術と管理手法を米国のホテル業界に取り入れることで、米国のホテル業界および当社にとって、新たな価値創出につながると考えました。

米国のホテル業界へ、利益の最大化を提案

米国のホテル業界では、清掃スタッフの多くが労働組合（ユニオン）に所属しており、雇用・人件費面での柔軟な運営が難しいのが現状です。当社は、清掃業務のアウトソーシングを通じて、人件費の変動リスクを軽減し、繁閑差に応じた柔軟な人員配置を実現できる体制を提案します。

私たちは、「日本式客室清掃のホテルアウトソーシングサービス提供企業」として、ホテル経営における効率化と品質向上の両立を可能にし、持続可能な成長を支援してまいります。

今後の展開　～北米進出とグローバル成長戦略～

※清掃サービス市場規模は2023年に3,900億米ドルを超え、2036年末までに8,000億米ドルに達すると推定されており、2024―2036年の予測期間中に7％のCAGRで成長しています。
当社は、清掃の「日本ブランド」や「1室単位契約（アウトソーシングモデル）」といった日本独自のビジネスモデルを武器に、北米を皮切りとしたグローバル展開を加速させてまいります。

今後は各地にラボを設け、清掃員を単なる作業員ではなく、知識集約型の“清掃のプロフェッショナル”へと育成。さらに、清掃データの情報収集・標準化・数値化を推進し、「キレイ」をESG経営と結びつけることで、人的資源と地球環境の両面から持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

※Research Nester調べ