データ&ランキング「フォーカスリサーチ」 勉強してから始めたい!「NISA口座開設先」

新NISA口座で利用したい!期待度1位は「楽天証券」、店頭対応やカスタマーサポート体制 満足度1位「イオン銀行」、手数料・取扱商品の満足度1位は「SBI証券」、利用率、総合的な満足度1位は「楽天証券」

株式会社リビングくらしHOW研究所と株式会社サンケイリビング新聞社が、多彩なテーマと切り口で実施する、データとランキングの消費者調査「フォーカスリサーチ」。今回は、2024年スタートの新NISAを見据え「NISA口座開設先」についてのデータを発表しました。

2023年までの旧NISA口座利用率1位は「楽天証券」で、新NISA口座で利用したいという期待度でも1位となりました。また、店頭対応やカスタマーサポート体制の満足度1位は「イオン銀行」、手数料・取扱商品の満足度1位は「SBI証券」となりました。

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<スマートフォンで手軽に資産運用管理、バランスの良さが評価された楽天証券>
期待度


■新NISA口座で利用したいのは?
1位 楽天証券


今回の調査では、新NISA制度の開始にあたり、口座を開設する予定は?という問いに、約3割の人が「今までのNISAの口座がある金融機関のまま」と回答しています。楽天ポイントなどの幅広いサービスが生活に浸透していることも期待度とリンクしています。また、男女別で見ると、女性は楽天証券が1位でしたが、男性はSBI証券が1位となりました。

▶ 新NISA口座で「楽天証券」を利用したい人のコメント
今回切り替える際に調べて、総合的にバランスが良さそう(43歳・女性)/ネットで簡単に手続きができ、現行NISAのまま移行させるため(36歳・女性)/情報も多く、不明なことがあった時に調べやすいから(36歳・女性)/もともと楽天口座を持っていた。カード積立て等の優遇措置がある(51歳・女性)/楽天サービスを使っているので、ひとつにまとめられるのが魅力(28歳・女性)/専業主婦なので収入がないのですが、楽天証券は100円から運用でき、楽天ポイントでも運用できるようなので(56歳・女性)





利用率

■旧NISA口座で最も多くの人が使っていたのは?
1位 楽天証券


利用率を年代別で見ると、30代以下の約4割、40代の約3割、50代の約2割が利用しています。特に、つみたてNISA口座での利用が多く、全体の34%を占めています。ポイント還元や特典、手数料について触れるコメントが多く、利用者のおトク感が選ばれている理由と言えます。また、スマートフォンで資産運用管理が手軽にできる点を評価する声も多くありました。

▶ 「楽天証券」で旧NISA口座を開設している人のコメント
スマホのみで手続きできているため非常に便利。銀行も同じ系列で口座を作ったので現金化もスムーズにできる(33歳・女性)/大手証券の手数料が高くて、ちょうど切り替えたところです。今のところ問題なく使えています!(43歳・女性)/楽天銀行や楽天証券のアプリでまとめて資産や運用状況を確認できる(35歳・女性)/手数料の安さと運用や管理の情報が豊富。わかりやすいのが運用に役立つ(76歳・女性)/放っておくだけなので簡単。しかも楽天ポイントが貯まるのが良い(31歳・女性)/独自のキャンペーンや特典が充実しているように感じました。利用者レビューも多く、手続きの際には助けになりました。取扱商品は他の会社に比べ限られるようですが、特に問題はない(35歳・女性)


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満足度

■総合的な満足度
1位 楽天証券

楽天証券の場合、手続きのしやすさでも評価が高く、手数料、アプリの使いやすさなど全体的なバランスの良さが総合的な満足度として評価された結果となりました。


「楽天証券」の総合的な満足度のポイントは、ネットで手続きができる点
手数料が安く、手軽にネットで完結するのが良い(40歳・女性)/使いやすさ。他の金融機関にしてまたイチからやり方を確認するのが面倒(49歳・女性)





■店頭対応やカスタマーサポート体制についての満足度
1位 イオン銀行


イオン銀行は、店舗での相談にも対応しています。顧客対応と資産運用が連動し、口座開設後の運用実績や買い物に使えるポイント加算など、目に見える形でのリターンがあることに満足する声が多く見られました。



▶「イオン銀行」で、旧NISA口座を利用している人のコメント
近くに店舗がある(67歳・女性)/よくわからないなりに資産運用できていること(53歳・女性)/店舗に行かずに相談や手続きができ、アプリで管理できるので良い(60歳・女性)/資産運用が順調に進んでいます(53歳・女性)/比較的簡単に開設でき、少しずつですが、貯蓄できているようです(59歳・女性)/全てまとめると金利は良いし買い物に利用するポイントがついた(63歳・女性)/普通預金利率やユーザーランクが上がり、他行振込手数料免除などのメリットがある(31歳・女性)





■口座維持費用や取引手数料などの費用についての満足度
1位 SBI証券








■取扱商品についての満足度
1位 SBI証券


SBI証券の利用者が満足している点は「口座維持手数料や取引手数料などの費用」と「取扱商品」。ともに、口座選びに際し、重視されるポイントです。利用者の声にも、手数料や商品の豊富さ、初心者にも使いやすいアプリやサポート体制を評価する声が多く見られました。

▶「SBI証券」で、旧NISA口座を利用している人のコメント
手数料が安い。銀行と連動している口座があるのでスウィッチングができ便利(54歳・女性)/取扱商品が多く、サイトも初心者向けのページもあり使いやすい。投資シミュレーションができるのも良い(31歳・女性)/随時状況確認ができること、相場の変動がわかりやすいこと(50歳・女性)/利用者が多い証券会社なので、アプリや手続きもシンプルにまとめられていて使いやすい(33歳・女性)/ネット証券なので手数料が安い。電話でのサポートも手厚い(38歳・女性)/何も分からなくても、投資を始められた。他社比較をしたことはないが、会員サイトは初心者にも分かりやすい作り(45歳・女性)/手数料無料化をSBI証券が一番に実践してくれてうれしい(46歳・女性)


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認知率


■新NISA口座開設ができる金融機関で知っているのは?
1位 ゆうちょ銀行


身近な金融機関の窓口として認知度1位の「ゆうちょ銀行」。その強みは、地域密着で窓口対応が可能な点と言えます。すでに預金口座や保険契約などがある場合、郵便局に出向いた際に資料などを手渡されることもあり、NISAを取り扱う金融機関として周知されています。
また、新NISA口座の開設を検討中の人だけを見ると、最も利用したい金融機関として「ゆうちょ銀行」が、24.8%で1位という結果が出ました。


▶ 「ゆうちょ銀行」で新NISAを利用したいと回答した人のコメント
いつも丁寧に説明してくださるから(74歳・女性)/地方なので、銀行に行くのに時間が必要。仕事をしているので行きやすいのが一番の理由(59歳・女性)/自宅から近いし日本どこに行っても支店がある(65歳・女性)/家から近く利用に便利で相談しやすい(66歳・女性)/いろいろ説明を受けて、今現在利用していて、わかりやすい(58歳・女性)/最近、窓口で勧誘され資料をもらったから(62歳・女性)/普通預金で使っている口座がある(50歳・女性)


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<Research DATA>
◆ つみたてNISAなど、投資に積極的な世代は30代以下


NISA口座を持っている人(一般NISA口座27.0%、つみたてNISA口座23.8%)は合計50.8%で全体のほぼ半数となりました。30代以下は、つみたてNISAで資産運用をしている人が一般NISAを大きく上回っています。口座を開設した後は、アプリで資産運用の確認ができたり、口座引き落としやクレジットカードで支払い設定をすることで投資を自動化できたり、手間をかけずに運用できる点が評価されています。



◆ 約3割が旧NISAの口座がある金融機関に新NISA口座を開設


2023年までに旧NISAの口座がある金融機関では、2024年からの新NISA口座は自動的に開設されます。「今、利用していて問題がない」「手続きが面倒だから」などの理由で、33.7%の人が、旧NISA口座がある金融機関で、新NISA制度を利用する傾向にあります。

検討中の人のコメントを見ると、新制度の内容があまりよくわからないので、もっと勉強してからやってみたいなどの慎重な意見が多数見られました。

また、今後もNISA口座を開設する予定はないと回答した人は約3割。「損をするのではないか?」「元本割れ」などを懸念して、投資に踏み切れないという声も。リスクを十分理解した上で投資を始めたいという思いは、検討中の人と共通しています。


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【調査概要】2023年12月8日~12月18日、サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」会員、読者組織「リビングファン」会員へのWEBアンケート。結果をもとに、独自の集計方法でポイント化し集計。調査対象は31社。

【回答者プロフィル】有効回答数3772人 /平均年齢51.4/全国20代~70代の男女 女性81.7%、男性18.3%/30代以下16.2% 40代25.9% 50代33.7% 60代以上24.2%/独身30.5%、既婚69.5% ※データは小数点2位以下四捨五入

【調査対象】 
■証券会社(14社)

auカブコム証券/SMBC日興証券/SBI証券/SBIネオトレード証券/岡三オンライン/GMOクリック証券/大和証券/DMM.com証券/野村證券/松井証券/マネックス証券/みずほ証券/三菱UFJモルガン・スタンレー証券/楽天証券

■銀行・その他の金融機関(17社)

イオン銀行/SMBC信託銀行/オリックス銀行/JAバンク/住信SBIネット銀行/ソニー銀行/第一生命/大和ネクスト銀行/みずほ銀行/みずほ信託銀行/三井住友銀行/三井住友信託銀行/三菱UFJ銀行/三菱UFJ信託銀行/ゆうちょ銀行/楽天銀行/りそな銀行 ※五十音順

■■■本リリース内容のご活用やお問い合わせ先■■■
株式会社リビングくらしHOW研究所 担当 堀、藤田、古澤
info@kurashihow.co.jp
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女性市場に関する調査・分析、マーケティングコンサルティングなどを行うリビンググループのシンクタンク

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証券・FX・投資信託
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URL
https://www.sankeiliving.co.jp/profile/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー36階
電話番号
-
代表者名
穴沢広夢
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1977年06月