SOXAI（ソクサイ）、大阪・関西万博で経産省PHR事業ステージに登壇し、「睡眠時無呼吸症候群」のリスクと対策を議論

SOXAI

2025年6月26日 11時00分

健康管理スマートリング「SOXAI RING」を開発する株式会社SOXAI（代表取締役社長渡邉　達彦、神奈川県横浜市、以下 SOXAI）は、2025年6月25日に大阪・関西万博のFLEステージ（経済産業省が主導する令和5年度補正PHR社会実装加速化事業の一環）で行われたトークショーに登壇しました。本トークショーでは、睡眠時無呼吸症候群の健康リスクを医師と共に啓発し、SOXAI RINGによるセルフモニタリングの可能性を紹介しました。

トークショーには、SOXAI代表取締役の渡邉達彦と、睡眠時無呼吸症候群（SAS）治療の第一人者であり、当社のメディカルアドバイザーでもある成井浩司医師が登壇しました。成井医師からは、SASの概要や健康リスク、診断や治療の現状について詳しい解説がありました。続いて渡邉が、SOXAI RINGに搭載された高精度なセンシング技術と睡眠モニタリング機能を紹介し、SAS傾向のセルフチェックを支援する可能性について説明しました。また、両者による対談では、見過ごされがちなSASのリスクや、テクノロジーを活用した日常的な健康管理の新たな可能性について、活発な議論が交わされました。

令和5年度補正PHR社会実装加速化事業（情報連携基盤を介したPHRユースケースの創出に向けた課題・論点整理等調査実証事業）について

本事業は、2025年4月から開催される大阪・関西万博を通じて、開かれた環境で多様なPHR（パーソナル・ヘルス・レコード）とサービスを連携させることで、新たな商品やサービスの創出や、国民が安心してPHR関連サービスを利用できる環境を整え、PHRによる“自然と健康になれる社会”の実現を目指しています。

SOXAIは、本事業に参画し、連携事業者とともにPHRを活用した睡眠ソリューションのユースケースを構築しました。当社は今後も、睡眠を中心とした健康状態のセルフモニタリングと、日常的な行動変容を促すツールとしての役割をさらに進化させ、社会全体の睡眠課題解決に貢献してまいります。

当日の様子

トークショー当日は、会場が満席になるほど多くの方々にご来場いただき、盛況のうちに終了しました。参加者の中には、海外からお越しの方や、熱心にメモを取りながら話を聞く姿も見られ、幅広い層の関心の高さがうかがえました。トーク終了後も、多くの方からSOXAI RINGや睡眠時無呼吸症候群に関する質問が寄せられ、関心と期待の大きさが感じられる場となりました。

成井医師のコメント要旨

まず成井医師からは、PHRと睡眠の関連について説明があり、睡眠の見える化を通じて自身の健康状態に気づき、生活習慣を改善することの重要性が語られました。

また、睡眠の質が肥満・糖尿病・高血圧などの生活習慣病や心血管疾患に大きく関わること、睡眠時無呼吸症候群（SAS）がこれらの疾患のリスクを高めることが強調されました。

SOXAI RINGを活用することで、日常的に睡眠状態を評価し、無呼吸のリスクを早期に発見・管理することが可能になると述べられました。

渡邉のコメント要旨

渡邉からは、SOXAI RINGに搭載された高精度センシング技術の説明と、睡眠モニタリングにおけるスマートリングの役割と可能性について話されました。

睡眠全般については、SOXAI RINGでセンシングする睡眠-覚醒の判定や睡眠の深さのデータが、スマートリング使用者のセルフモニタリングや生活改善に有用であるとされました。

睡眠時無呼吸症候群との関連については、 SOXAI RINGがセンシングする血中酸素レベル（SpO2）に基づいたSOXAI社独自評価が、睡眠時無呼吸のリスクを把握する手がかりになると述べられました。

日本発の健康管理用スマートリング「SOXAI RING」とは

SOXAI RINGは、バイタルセンシング機能が搭載されたスマートリングとしては日本初の製品であり、幅7.6mm、厚み2.5mmという超小型サイズを実現しています。

装着者に負担を与えることなく、心拍数、心拍変動、血中酸素レベル(SpO2)、体表面温度、活動量等のバイタルデータを精度高く測定可能であり、取得した情報を独自のアルゴリズムで分析することで、睡眠状態、活動状態、ストレス状態などをモバイルアプリ上で表示します。様々な健康指標を分かりやすくスコア化することで、ユーザーの特性にパーソナライズされた生活習慣や睡眠の質の改善に繋げます。