Space Compass、JAXA「宇宙戦略基金」に採択
~衛星光通信による次世代データ中継サービスの商用化へ向け開発を加速~
株式会社Space Compass(以下、Space Compass)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運営する「宇宙戦略基金(第二期)」において、「衛星光通信を活用したデータ中継サービスの実現に向けた研究開発・実証」プロジェクトの実施機関として採択されました。
背景と目的
宇宙空間で取り扱われるデータ量は近年急増しており、観測衛星からの情報を迅速かつ安全に地上へ届ける仕組みの整備が喫緊の課題となっています。本プロジェクトでは、静止軌道(GEO)に配置する光データ中継衛星と光通信技術を活用し、以下の特長を持つ次世代データ中継基盤を構築することで、世界初の商用GEO光データリレーサービスの実現を目指します。
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観測衛星データのリアルタイム活用
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1Gbps超の高速・大容量通信
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電波資源枯渇への対応
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高セキュリティの確保
これらは、Space Compass が掲げる「宇宙統合コンピューティング・ネットワーク構想」の中核を担う取り組みであり、今回の採択を契機として「日本の通信と観測を強くする」ための開発をさらに推し進めます。
採択・交付決定内容
衛星光通信を活用したデータ中継サービスを社会実装するためには、以下の技術要素が不可欠となります。
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様々な軌道を周回する多数の観測衛星からの多様なデータ転送の確立
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限られた衛星ネットワーク資源の時空間最適化
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ミッション要求に応じたエンドツーエンドの通信経路の自動構成・運用・監視
本開発において、将来のマルチオービット通信環境を見据え、柔軟な時空間ネットワーク制御・監視システムを構築します。さらに、データ中継静止衛星の製造・打上げ、軌道上での光通信実証を実施し、得られた成果をもとに早期の商用サービス開始へとつなげていきます。
プロジェクト概要

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募集機関 |
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) |
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技術開発テーマ |
衛星光通信を活用したデータ中継サービスの実現に向けた研究開発・実証 |
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技術開発課題 |
マルチオービット通信環境を見据えた時空間ネットワーク制御・監視技術の開発 |
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支援上限額 |
235億円※1 |
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補助事業期間 |
2025年12月~2031年3月※2 |
※1 支援上限額は、今後ステージゲート評価等により変動する可能性があります
※2補助事業期間は、今後のステージゲート評価等により変更する可能性があります
小松 大実(Space Compass代表取締役Co-CEO)コメント
この度、当社の取り組みがJAXA宇宙戦略基金に採択いただけたことを、大変光栄に思います。関係者の皆さまのご支援とご期待に、心より感謝申し上げます。光データ中継サービスは「日本の観測と通信を強くする」ことを実現する基盤となるものです。社会実装にいたるまでには技術・事業両面で解決すべき課題が存在しますが、本サービスの実現により日本における衛星間通信の自立性及び自律性の確保に貢献し、安全保障、自然災害対策等様々な社会課題の解決を目指してまいります。
株式会社Space Compassについて
株式会社Space CompassはNTT株式会社とスカパーJSAT株式会社が設立した合弁会社です(代表取締役 Co-CEO 小松 大実、同 堀 茂弘)。宇宙統合コンピューティング・ネットワークの構築により、持続可能な社会を実現します。この構想の第一歩として、宇宙データセンタ(宇宙における大容量通信・コンピューティング基盤)、宇宙RAN(Beyond5G/6G におけるコミュニケーション基盤)の事業・サービスに取り組んでいます。今後はIOWNなどの革新的な技術も活用し、さらなるサービスの強化をめざしていきます。https://space-compass.com
本リリースは、NTTグループ各社等が展開する宇宙ビジネスのブランド「NTT C89」およびスカパーJSATの宇宙事業ブランド「JSAT」の取り組みの1つです。


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