親と子の立場で振り返る【中学受験に関する調査】 中学受験経験者の7割「受験して良かった」一方、親主導で“やらされ感”があると大人になっても嫌な思い出に?
子どもの中学受験は「子どものため」と「自分の希望・感情も混ざっていた」が同率41.8%。中学受験準備開始、親世代は「小6」子世代は「小4~5」と早期化
マーケティング支援事業を手掛ける株式会社one(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:清水佑介)は、2026年1月8日(木)~1月9日(金)の2日間で、全国の18歳以上の男女でご自身またはお子様の中学受験を経験した方540人を対象に「中学受験に関する調査」を実施しましたので発表いたします。
調査の結果、中学受験経験者の7割以上が「中学受験をして良かった」と振り返る一方、当時の気持ちとして「よく分からないまま流されていた」30.2%、「できればやりたくなかった」27.3%と回答し、主体的に中学受験に取り組んだ方ばかりではないことが明らかになりました。また子どもが中学受験をした方は「あくまで子どものための挑戦だった」「子どものためと思っていたが自分の希望も混ざっていた」が同率41.8%で、親の複雑な胸中がうかがえる結果となりました。中学受験準備開始時期は親世代の「小6」52.4%から子世代では「小4」~「小5」計43.6%へと早期化し、親の関与の仕方は「健康管理・塾の送迎」、「メンタル面のサポート」が上位で、生活や精神面の伴走支援が主流であることが分かりました。
「中学受験に関する調査」 トピックス
●中学受験当時、3割が「よく分からないまま流されていた」。「できればやりたくなかった」も27.3%。
ご自身の中学受験当時の気持ちは「大変だが意味があると思っていた」37.6%が最多。しかし「よく分からないまま流されていた」30.2%、「できればやりたくなかった」27.3%と、必ずしも本人の希望で受験したわけではない実態が明らかになりました。
●今振り返ると「中学受験をしてよかった」7割超。“やらされ感”があると大人になっても嫌な思い出に?
ご自身が中学受験をしたことに対しては「とても良かった」21.4%、「まあ良かった」49.5%を合わせて70.9%が肯定的に捉えていました。良かったことは「自信がついた」39.9%、「学力や勉強習慣が身についた」37.8%、「努力の仕方・粘り強さを学んだ」37.0%など。
子どもの頃に努力した経験が現在まで“誇り”や“自己肯定感”につながる一方、親主導で“やらされた”と感じる方は大人になってから親との関係悪化につながったり、当時の親の考えに複雑な思いを抱いたりしていることが明らかに。
●子どもの中学受験は「子どものため」と「自分の希望・感情も混ざっていた」が同率41.8%。
子どもの中学受験を振り返ると、純粋に「子どものため」と言い切る方と「自分の希望・感情も混ざっていた」という方が同率となりました。自身の学歴やキャリアへの不満や後悔から、“やり直し”を子に期待した方もいるのかもしれません。
●中学受験準備開始、親世代は「小6」52.4%、子世代は「小4」~「小5」計43.6%と早期化傾向に。
親の関与は「健康管理・塾の送迎」47.9%、「メンタル面のサポート」37.6%など、「伴走型」が主流。
中学受験準備開始時期は、自身のときは「小6」52.4%が最多でしたが、子どものときは「小6」が33.6%に減少、「小4」23.0%や「小5」20.6%の割合が増え、受験準備開始が早期化傾向にあることが分かりました。
子どもの中学受験における親の関与の仕方は「健康管理や塾の送り迎え」47.9%や「メンタル面のサポート」37.6%が上位に。学習は子ども主体で進め、親は生活面・精神面を支える、伴走型のサポートが主流のようです。
回答者属性


本調査は全国の18歳以上の男女のうち「ご自身、またはお子様が中学受験を経験した」540名を対象としています。
ご自身の中学受験経験は「受験して進学した」83.9%、「受験したが進学しなかった(不合格含む)」6.3%、「受験勉強をしたが実際に受験はしなかった」0.4%、「受験していない」9.4%です。なおご自身の中学受験に関する調査対象者にはお子様のいない方を含みます。
お子様の中学受験経験は「受験して進学した」56.5%、「受験したが進学しなかった(不合格含む)」3.3%、「受験勉強をしたが実際に受験はしなかった」1.1%、「受験はしていない」39.1%です。
以降、ご自身・お子様ともに、「受験して進学した」「受験したが進学しなかった(不合格を含む)」と回答した方を中学受験経験者として調査を行いました。
調査結果
Q1. あなたご自身が中学受験をしていた当時のあなたのお気持ちとしてあてはまるものをお答えください。(複数回答/n=487)

ご自身が中学受験を経験した方に当時抱いていた気持ちを聞いたところ、最も多かったのは「大変だが意味があると思っていた」37.6%でした。しかし3割以上の30.2%が「よく分からないまま流されていた」と回答し、自ら強く受験を希望した方だけではないことが明らかになりました。また「できればやりたくなかった」27.3%という声も少なくありません。
Q2. あなたご自身が中学受験をしたことについて、今のあなたはどう感じていますか。(単数回答/n=487)

ご自身が中学受験をしたことを振り返ってどう感じているか聞くと、「とても良かったと思う」21.4%、「まあ良かったと思う」49.5%を合わせて、7割以上が「良かった」と回答しました。
Q3. あなたが中学受験を経験して良かったと思うことをお答えください。(複数回答/n=373)
※「特にない」と回答した方を除く

中学受験を経験して良かったと思うことは1位「自信がついた」39.9%、2位「学力や勉強習慣が身についた」37.8%、3位「努力の仕方・粘り強さを学んだ」37.0%が上位となりました。
Q4. あなたが中学受験を経験してつらかったと思うことをお答えください。(単数回答/n=377)
※「特にない」と回答した方を除く

中学受験を経験してつらかったことは、1位「勉強量・勉強時間が多かった」38.7%、同率2位「成績や順位のプレッシャーが強かった」・「友だちと遊ぶ時間が減った」36.1%でした。また、「睡眠時間・休息が十分に取れなかった」27.6%や「『やらされている感覚』の強さ」24.1%など、心身ともに負荷がかかりつらかった方も多いことが分かりました。
Q5. 中学受験の経験は、今のあなたご自身の考え方や行動など、日常生活にどう影響していると感じますか。(自由回答/n=421)
●一貫してやり続けられた経験が自分の誇りになっているから、精神的に押し潰されるようなことが少ないと思う。(27歳男性/長野県)
●受験という同じ経験をした仲間に会えて、勉強も頑張れた。(32歳女性/茨城県)
●基礎能力の向上と、自己肯定感の高さ。(39歳女性/大阪府)
●結果も大事ですが、結果よりその過程が大事だと気づき、自分が親になってからは自分の子どもに過程が大事だよとプレッシャーにならないように伝えています。(36歳女性/大阪府)
●本人の意思に関係なく親の都合で子どもを振り回すべきでないと考えている。(35歳男性/山形県)
●学校選びなどについて親の考え方が未熟だったことが分かったが、親はそれを認めていないので関係が悪くなった。(26歳女性/福岡県)
●親の劣等感を子どもで満たさないでほしかったと大人になってから憎しみが強くなった。(27歳女性/愛知県)
中学受験の経験が現在にどうつながっているかお聞きしました。遊びたいのを我慢しプレッシャーや緊張を乗り越えて、受験勉強や試験をやり抜いた経験が「誇り」や「自己肯定感」につながったという回答が挙げられました。一方、自分が親の立場になったり大人になって当時を客観視したりすることで、当時の親子関係に対し複雑な感情を抱いている方もいることが明らかになりました。特に親主導で中学受験に臨んだ場合、嫌な思い出やネガティブな感情に結びつきやすいことが読み取れます。
Q6. あなたがお子様の中学受験を考えた理由として、あてはまるものをお答えください。(複数回答/n=165)
※子どもが中学受験をした方が回答

ご自身が中学受験経験者で子どもも中学受験をした方が子どもの中学受験を考えた理由は、1位「子どもの学力・可能性を伸ばしたいから」41.2%、2位「教育環境(友人・教師・校風)を重視したいから」39.4%、3位「子どもの将来の選択肢を広げたいから」32.1%が上位でした。子どもに与えたいものが得られる学習環境を手に入れるために中学受験を選択した方が多いのではないでしょうか。
Q7. あなたが自分は中学受験をしたが、お子様には中学受験をさせない選択をした理由をお答えください。(複数回答/n=111)
※ご自身は中学受験経験者で、お子様は中学受験をしていない方が回答

ご自身が中学受験経験者でありながら子どもに中学受験をさせなかった理由は「子どもに過度なプレッシャーをかけたくないから」32.4%が最多でした。自身が経験した負担感をわが子には味わわせたくないという気持ちがうかがえます。また、「子ども自身が強く希望しなかった」25.2%ことも重視されており、自身が子どもの時に“やらされた”と感じた経験から、子どもが希望しない中学受験は本人にとって良い経験とならないと考える方も多いのかもしれません。
Q8. お子様の中学受験を振り返って、あなたの気持ちに最も近いものをお答えください。(単数回答/n=165)
※お子様が中学受験をした方が回答

お子様が中学受験をした方に、当時を振り返って今のご自身の気持ちを聞くと、「あくまで子どものための挑戦だった」と「子どものためと思っていたが自分の希望・感情も混ざっていた」が同率41.8%となりました。“子どものため”と思いながらも、自身の学歴やキャリアに対する不満や後悔から、“やり直したい”思いを子どもに期待した方もいるのかもしれません。
Q9-1. あなたご自身が中学受験をした際の、準備開始時期をお答えください。(単数回答/n=487)
Q9-2. あなたのお子様が中学受験をした際の、準備開始時期をお答えください。(単数回答/n=165)
※Q9-2はお子様が中学受験をした方が回答

ご自身と子どもの中学受験準備開始時期をお聞きしました。ご自身のときは「小学6年生」52.4%が最多でしたが、子どものときは「小学6年生」は33.9%に減少し、「小学4年生」23.0%や「小学5年生」20.6%の割合が増加しています。親世代と子世代を比較すると中学受験準備が早期化していることが見て取れ、中学受験の競争激化により早く動かざるを得ない状況がうかがえます。
Q10. お子様の受験準備に関して、親(あなたご自身およびパートナー)の関与の仕方をお答えください。(複数回答/n=165)
※お子様が中学受験をした方が回答

お子様の中学受験経験者に親の関与の仕方を聞きました。最も多いのは「健康管理や塾の送り迎えなどのサポートをした」47.9%、次いで「メンタル面のサポートをした」37.6%となりました。学習は子ども主体で進め、生活面や精神面を支える「伴走型」のサポートが主流であるようです。
調査概要
1.調査方法:WEBアンケート
2.調査対象:全国の18歳以上の男女で、ご自身またはお子様が中学受験をした経験のある方
3.有効回答数:540サンプル(男性:279名、女性:261名、10~20代:100名、30代:126名、40代:111名、50代:85名、60代以上:118名)
4.調査実施日:2026年1月8日(木)~1月9日(金)
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「マーケティング支援事業を展開する株式会社oneが実施した調査結果によると…」
<企業情報>
会社名:株式会社one
代表者:代表取締役CEO 清水佑介
所在地:東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル3F
資本金:9,990,000円
設立:2010年9月
事業内容:“調べる・定める・伝える” を一気通貫で行い、リサーチやPRでマーケティング支援事業を展開
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