【アグレコジャパン】データセンター向けブリッジングパワーソリューションの国内サービス開始

系統電源接続までの“待ち時間”による建設遅延・稼働遅延を解消する新しい選択肢

Aggreko Japan株式会社

2025年11月22日 11時45分

エネルギーソリューションの世界的リーダーであるアグレコ（Aggreko）は、データセンター新設・増設時に大きな課題となる「系統電力（グリッド）接続の長期遅延」に対し、仮設発電所を構築して運用を可能にする「ブリッジングパワーソリューション」の国内サービスを開始しました。AI需要が急増する中、グリッド接続まで数年を要するケースが増えており、同ソリューションは日本のデータセンター業界にとって新たな成長加速の手段となります。

１、データセンター建設で深刻化する“電力不足”と“グリッド接続遅延”

国内ではクラウド、AI、HPC需要の急増により、データセンター建設が加速しています。しかし多くの事業者が、以下の電力インフラ課題に直面しています。この“電力が来るまでの数年間”をどう埋めるかは、国内データセンター事業者にとって大きな経営課題となっています。

系統電力（グリッド）接続に5年以上掛かるケースがある
変電所・送電線の容量不足による計画遅延
AI化で必要電力が従来の数倍に増加

２、アグレコが提供する「ブリッジングパワーソリューション」とは

アグレコは世界100カ国以上で電力・冷却ソリューションを提供してきました。今回日本で本格展開する「ブリッジングパワーソリューション」は、グリッド接続までの空白期間を埋める仮設発電所サービスです。

モジュール式仮設発電所を現地構築（数M〜数十MW規模に対応）
最短数ヶ月でディーゼル・ガス・バッテリー（BESS）・変電設備を一体提供
レンタルモデルのためグリッド接続後は速やかに撤去

３、海外では一般化し、日本でもニーズが急増

アグレコは海外では、データセンター向け仮設電源を提供しております。日本でも同様のニーズが急速に高まっています。

北米ハイパースケーラーデータセンター
グリッド遅延3年 → アグレコが50MW級の仮設発電所を構築 → 設備稼働を前倒し
欧州コロケーション事業者
変電所増強までの18ヶ月を仮設電源でカバー
アジアのHPCデータセンター
AI需要急拡大で必要容量が倍増 → 恒久設備整備まで仮設で対応

https://www.aggreko.com/en-us/sectors/data-centres

https://www.aggreko.com/en-us/sectors/data-centres/data-centre-bridging-power-solutions

https://www.aggreko.com/en-us/sectors/data-centres/bridging-power-solutions

４、日本でアグレコが提供する価値

日本では、建屋が完成しても“電力が来ない”ことでデータセンター稼働が遅れるケースが増えています。アグレコのブリッジングパワーソリューションは、この空白期間を埋め、事業者が待たずに運用を始められる仕組みです。海外では一般的なソリューションですが、日本でも確実に必要性が高まっています。今後も日本のデジタルインフラを支える取り組みを進めてまいります。

待たなくていい”データセンター建設を実現
初期投資CAPEXを抑制しキャッシュフローを最適化
立ち上げが早く、拡張にも柔軟に対応
サステナビリティに配慮した運用

アグレコ（Aggreko）について

アグレコは、エネルギーソリューションの分野で世界の最大リーディング企業です。必要な時、必要な場所、必要な量のエネルギーを供給し、あらゆる産業を支援しています。急速に変化するエネルギー市場の最前線で、革新的な技術と豊富な業界知識を活かし、柔軟で効率的なソリューションを展開。どんなに複雑な課題にも対応し、お客様の目標達成を強力にサポートします。持続可能な未来に向け、クリーンエネルギーや次世代燃料、環境負荷の少ないサービスへの投資を加速。より環境に優しく、効率的な選択肢を世界中のお客様に提供しています。1962年に創業し、本社を英国に構え、現在8,000人以上の従業員が世界各地でエネルギーの安定供給を支えています。詳細については、公式サイトをご覧ください。https://www.aggreko.com/en