学校健診で歯ぐきに歯科医師の診断が必要とされた子は6歳0.73%、14歳3.63%。2025年度の文部科学省統計を札幌の歯科医院ユアーズデンタルクリニック院長・湯口晃弘が分析。

中学生は3.47%、高校生は3.28%で、2006年度の5.71%・5.46%より低い水準。むし歯のある中学生は25.23%。文部科学省「学校保健統計調査」令和7年度にもとづく分析

ユアーズデンタルクリニック

医療法人令徳会が運営するユアーズデンタルクリニック(北海道札幌市中央区、理事長:湯口晃弘)は、文部科学省の学校保健統計調査から、学校の健康診断で見つかった子どもの歯ぐきとむし歯の状況を分析しました。2025年度(令和7年度)の健康診断で、歯ぐきに炎症があり歯科医師による診断が必要とされた子どもの割合は、6歳の0.73%から年齢とともに高くなり、14歳で3.63%でした。学校種別では中学生3.47%、高校生3.28%です。分析の全文は情報サイト「Save Your Teeth.」(https://save-your-teeth.jp/columns/school-gum-2025/)で公開しています。

歯ぐきに炎症があり歯科医師による診断が必要とされた子どもの割合(全国・2025年度・6歳から17歳)

分析の概要

・調査主体:文部科学省(統計の出典)/分析は医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニック(自社分析)

・調査対象:学校保健統計調査(令和7年度・確報)の全国表 第4表「年齢別 都市階級別 設置者別 疾病・異常被患率等」、年次統計 第15表「学校種別 疾病・異常被患率等の推移」、参考 第2表「都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等(都道府県ごと)」。満5歳から17歳の幼児・児童・生徒(標本調査。2025年度の健康状態調査の対象者は3,143,588人)

・対象期間:2025年度(令和7年度)の健康診断(4月1日から6月30日に実施)。推移は歯ぐきの項目が掲載されている2006年度(平成18年度)から2025年度

・集計方法:公表された割合(推定値・%)を抽出し、年齢別・学校種別・年度別に並べた。倍率は原本の値から計算し、小数第1位で四捨五入した。北海道は都道府県ごとの表(小数第1位)の値を用いた

・分析日:2026年11月2日

・出典:文部科学省「学校保健統計調査」(e-Stat)

背景

学校では毎年、学校保健安全法にもとづく健康診断で歯と口の状態を調べています。文部科学省の学校保健統計調査は、その結果を全国から抽出した学校について集計したものです。

この調査では、むし歯(う歯)のある子どもの割合とあわせて、「歯肉の状態」として、歯ぐきに炎症があり歯科医師による診断が必要とされた子どもの割合が公表されています。2025年度の結果から、歯ぐきの数字を中心に確かめました。

主なデータ

2025年度 歯ぐきに炎症があり、歯科医師による診断が必要とされた子どもの割合(全国)

・6歳 0.73%/7歳 1.36%/8歳 1.89%/9歳 2.36%/10歳 2.84%/11歳 2.89%

・12歳 3.20%/13歳 3.56%/14歳 3.63%

・15歳 3.27%/16歳 3.20%/17歳 3.36%

・学校種別 小学校 2.05%/中学校 3.47%/高等学校 3.28%

学校種別の推移(全国・歯ぐき/むし歯のある子ども)

・小学校 2006年度 2.49%/67.80% → 2025年度 2.05%/30.83%

・中学校 2006年度 5.71%/59.66% → 2025年度 3.47%/25.23%

・高等学校 2006年度 5.46%/70.06% → 2025年度 3.28%/32.77%

・むし歯のある子どもの割合は、1975年度には小学校94.43%、中学校93.68%、高等学校94.94%でした

「学校健診で見る子どもの歯ぐきとむし歯」分析の概要(調査主体・対象・期間・集計方法・分析日・出典・注意)

年齢とともに高くなる歯ぐきの数字

歯ぐきについて歯科医師による診断が必要とされた子どもの割合は、6歳で0.73%、14歳で3.63%でした。6歳と14歳では約5.0倍の差があります。中学生と高校生では、どの年齢も3%台でした。

推移を見ると、中学生は2006年度の5.71%から2025年度は3.47%、高校生は5.46%から3.28%に下がっています。同じ期間に、むし歯のある子どもの割合は中学生で59.66%から25.23%、高校生で70.06%から32.77%に下がりました。

北海道の2025年度の値は、歯ぐきが中学生2.6%・高校生1.7%、むし歯のある子どもが中学生32.3%・高校生43.6%でした。都道府県の値は標本の数が限られ、学校での判定の違いも含むため、全国との差は幅を持って見る必要があります。

この分析について

「歯肉の状態」は、学校の健康診断で歯ぐきに炎症があり、歯科医師による診断が必要と判定された子どもの割合です(文部科学省の用語の解説による)。経過を見る段階の「歯周疾患要観察者(GO)」は含まれず、歯周病と確定したことを示すものでもありません。

学校保健統計調査は標本調査で、数値は推定値です。文部科学省は2025年度のむし歯(計)の割合の標準誤差を、小学校0.27、中学校0.31、高等学校0.40と示しています。歯ぐきの項目の標準誤差は公表されていません。

文部科学省は、2020年度から2023年度の数値は調査時期の異なる数値を含むため、他の年度と比較できないとしています。本分析の推移では、この4年度を比較に用いていません。

本分析は公表された割合を並べたもので、年齢や年度による違い、北海道と全国の違いの原因を示すものではありません。むし歯と歯ぐきの数字が同じ期間に下がっていることも、一方が他方の原因であることを示すものではありません。

年齢は各年度の4月1日時点です。歯ぐきの数字は小学校・中学校・高等学校を中心に扱いました(幼稚園の5歳は0.27%)。

監修者のコメント

学校の健康診断で歯ぐきについて歯科医師の診断が必要とされた子どもは、6歳では0.73%でしたが、14歳では3.63%でした。むし歯のある子どもの割合はこの数十年で大きく下がりましたが、歯ぐきの数字は中学生・高校生で2024年度、2025年度とも3%台でした。歯ぐきの炎症は痛みが少なく、本人が気づきにくいことがあります。健康診断で結果のお知らせを受け取ったときは、そのままにせず、歯科で一度相談していただければと考えています。(ユアーズデンタルクリニック 院長 湯口晃弘)

出典

・文部科学省「学校保健統計調査」令和7年度 全国表 第4表(e-Stat)

 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040409510&fileKind=0

・文部科学省「学校保健統計調査」令和7年度 年次統計 第15表(e-Stat)

 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040409506&fileKind=0

・文部科学省「学校保健統計調査」令和7年度 参考 第2表(e-Stat)

 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040409517&fileKind=0

・文部科学省「学校保健統計調査 用語の解説」

 https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/yougo/1268655.htm

・文部科学省「令和7年度学校保健統計の公表について」(2026年2月13日)

 https://www.mext.go.jp/content/20260213-mxt_chousa01-000046876_1.pdf

※割合は各表に公表された値です(全国は小数第2位、北海道は小数第1位)。2006年度の値は第15表の平成18年度、1975年度の値は同表の昭和50年度です。

※本リリースの数値と図は、文部科学省「学校保健統計調査」を医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックが加工して作成したものです。

監修者について

医療法人令徳会 理事長 ユアーズデンタルクリニック 院長 湯口晃弘(ゆぐち あきひろ)

湯口晃弘(ゆぐち あきひろ)/医療法人令徳会 理事長、ユアーズデンタルクリニック 院長

・2010年〜2015年 石川県金沢市のなぎさ歯科クリニックにて船登彰芳氏に師事

・2015年 ユアーズデンタルクリニック開院(札幌市中央区)

・2022年 米国カリフォルニアのスタディグループ OSCSC にて講演

・2023年 日本臨床歯周病学会 第41回年次大会 新進気鋭セッションに登壇

・日本歯周病学会 認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医

・5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター

・2026年5月 米国歯周病学会の公式誌 Clinical Advances in Periodontics に、筆頭著者として症例報告を発表(DOI: 10.1002/cap.70076)

・2026年10月 日本顎咬合学会 関東甲信越支部学術大会にて演題発表

医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックについて

YOURS DENTAL CLINIC(ユアーズデンタルクリニック)

札幌市中央区・大通駅直結の自由診療専門の歯科医院です。2015年開院。歯周外科、歯周組織再生療法、歯肉移植(根面被覆)、インプラント治療、審美歯科を診療科目としています。院長の湯口晃弘は日本歯周病学会認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医、5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター。

医院名:ユアーズデンタルクリニック

運営法人:医療法人令徳会

設立:2015年9月

所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ6F(地下鉄大通駅直結)

理事長:湯口 晃弘

診療科目:歯周外科、歯周組織再生療法、インプラント治療、審美歯科(自由診療専門)

ユアーズデンタルクリニック 公式サイト:https://yours-dental.com/

歯科情報メディア Save Your Teeth.:https://save-your-teeth.jp/

本件に関するお問い合わせ

医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニック

電話:011-206-8241

所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ6F

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会社概要

医療法人令徳会

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URL
https://yours-dental.com
業種
医療・福祉
本社所在地
北海道札幌市中央区大通西1-13 ルトロワ6F
電話番号
011-206-8241
代表者名
湯口晃弘
上場
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資本金
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設立
2015年09月