内戦終結から１年、真の平和は訪れたのか？ＢＢＣワールドニュース「ハード・トーク」スリランカ特集６月７日（月）本日より、４日連続放送
２００９年５月、スリランカ政府軍は、タミール・イラーム解放の虎（LTTE）を制圧し、３０年近く続いた内戦に終止符を打ったと発表した。内戦終結から１年。現在のスリランカに「ハード・トーク」司会のスティーブン・サッカーが赴き、現状を取材する。戦争犯罪、報道の自由、そして人権問題など、関係者たちの生の声に耳を傾け、真実をさぐりだす。
番組名 ハード・トーク スリランカ特集
放送日時 ６月７日（月）～１０日（木） 毎日放送 全４話
毎日 午後０時３０分～１時 再放送 同日午後５時３０分～６時、深夜０時３０分～１時
６月７日（月）放送
第一話 タミル族の暮らす北スリランカは今
紛争地域と化し、内戦終結前は、村ごと人質に捕られるという経験をしたスリランカ北部を尋ねる。内戦終結後に発生した何千人ものホームレス。タミル人の自治権について口を閉ざすスリランカ政府。スティーブン・サッカーはスリランカ軍の高官、元LTTE戦士（現在も潜伏中）、そして生活を立て直そうとしている人々から話を聞く。
６月８日（火）放送
第二話 民主主義の実態とは
スリランカのラヒンダ・ラジャパクサ大統領は、今年行われた大統領選挙で再選し、また、議会選挙でも勝利を収め、その地位をより強固なものとしているが、果たしてその実態は？
スティーブン・サッカーは、一人のジャーナリストとの接触に成功。このジャーナリストは、先の大統領選挙で敗れた野党党首、サラス・フォンセカ前参謀長と秘密裏に接触したため、脅迫と殺害の危険にさらされているという人物。フォンセカ前参謀長は、スリランカ政府の戦争犯罪について言及し、現在は詳細不明の「軍法違反」で逮捕され、拘留中となっている。
６月９日（水）放送
第三話 少年兵の生きる道
反政府軍の兵士として、戦いを強いられた少年兵たち。兵士としての様々な恐ろしい体験がトラウマとなり、また、少年兵であったことが差別の対象となっている。スティーブン・サッカーは少年兵更生プロジェクトへの独占取材を敢行。プロジェクトリーダー、教師、そして少年たちから話を聞きます。
６月１０日（木）放送
第四話 スリランカ国防長官インタビュー
シリーズ最終回は、スリランカ国防長官ゴタバヤ・ラジャパクサとの単独インタビュー。大統領の弟でもあるラジャパクサ国防長官に、内戦終結への最後の作戦、戦争犯罪、スリランカ経済、民主主義のあり方、報道の自由、タミル人のこれからなどについて、スティーブン・サッカーが問いかける。
お問合せは、ＢＢＣワールドニュース Tel.03-5414-0470 http://www.bbcworldnews-japan.com
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