2021年度（令和3年）日本品質奨励賞の受賞組織について

日本科学技術連盟（本部：東京都新宿区、理事長：佐々木 眞一）の日本品質奨励賞委員会は，2021年10月2日，2021年度の日本品質奨励賞（TQM奨励賞，品質革新賞）の受賞組織を別紙の通り決定しましたので，ご連絡いたします。

2021年度（令和3年）の日本品質奨励賞の審査は，日本品質奨励賞審査委員会の各委員において，本年5月から9月にかけて行ってまいりましたが，本年10月2日開催の日本品質奨励賞委員会において，以下のとおり受賞組織が決定いたしました。
授賞式は，11月10日（水）15:05から，東京・大手町の経団連会館において行います。
（経団連会館は、受賞者が中心の参列となり、一般の方はライブ配信での参加となります）
また，受賞組織による受賞報告講演を，東京・神保町の日本教育会館（集合とライブ配信の同時開催）において，11月5日（金）10:10～10:40の時間帯で，日本科学技術連盟主催の「クオリティフォーラム2021」内で行います。

受賞組織（五十音順）
1．日本品質奨励賞　TQM奨励賞
・日電精密工業株式会社

2．日本品質奨励賞　品質革新賞
・大和リース株式会社　生産・デポ推進部　デポ及び工場
 
受賞組織参考事項
1．日本品質奨励賞　TQM奨励賞
日電精密工業株式会社
代表者名   ：吉田 昌弘（代表取締役社長）
所在地     ：〒503‐8557　岐阜県大垣市三塚町336-1
TEL         ：[phone]
事業内容   ：リードフレーム、精密プレス部品、自動化装置
【選考理由】
日電精密工業株式会社は、資本金8,880万円、社員数252名の組織であり、1949年に金型製作会社として設立された。主な事業は薄板精密プレス加工技術を活かした半導体リードフレーム類の製造と販売及びこれらノウハウを活かした自動化装置の設計・製造・販売である。
日電精密工業株式会社のTQMの特徴の第一は、経営課題をTQMで解決しようと考えるトップの強い意志である。第二の特徴は、品質保証体系構築とDRの活用による徹底した未然防止活動である。第三の特徴は、金型道場を活用して基本技能の重要性の教育や技術の伝承を行っている点である。
活動の結果、売上増加、クレーム件数低減、利益増加などの顕著な効果が出ており、高く評価できる。

 2．日本品質奨励賞　品質革新賞
大和リース株式会社　生産・デポ推進部　デポ及び工場
代表者名 ：北　哲弥（代表取締役社長）
所在地     ：〒540-0011 大阪府大阪市中央区農人橋2丁目1番36号ピップビル4階
TEL         ：[phone]
事業内容   ：リース用建物部材の整備・保管、システム建築部材の製作
対象となるテーマ：
ビジネスパートナー(場内協力会社)とともに進める「仕事の質改善」
大和リース株式会社のデポ（物資補給基地）・工場部門（全国20拠点）では、約8割を占める協力会社の社員が、現場の作業を行っている。そこで、協力会社の社員の人財育成と改善活動を「仕事の質改善」と称して取り組み、品質意識の向上が図られた。法令に抵触することなく実現したことは、革新的な取組みとして高く評価できる。また、現場の作業を協力会社に委託することが可能となるなど、その有効性も認められた。さらに、全国の主要なデポに展開できたことも確認できた。この仕組みの構築と効果的な実践は革新性、有効性、再現性を有しており、日本品質奨励賞 品質革新賞に値するものと評価した。

本件に関するお問い合わせは，下記までお願いいたします。
一般財団法人日本科学技術連盟
日本品質奨励賞委員会事務局
担当：安隨（あんずい）正巳，茂田（しげた）宏和，菅田（すがた）未優
〒166-0003東京都杉並区高円寺南1-2-1
TEL：[phone]
FAX：[phone]
E-mail：[e-mail]

■財団概要
商　号 ： 一般財団法人日本科学技術連盟
所在地 ： 〒163-0704 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル4階
代表者 ： 理事長（代表理事） 佐々木 眞一（ささき しんいち）
創　立 ： 1946年5月1日
事業内容 ： 経営管理技術、特に品質管理（QC）を中心にした普及事業
基本財産： 23億1,720万円
URL ： http://www.juse.or.jp