【共同研究】新規事業の成果を左右するのは「心理的安全性」より「形にする力」だった。
bridgeと山形大学、新概念「Tangible Leadership」の実態を解明

「形で動かすリーダーシップ(Tangible Leadership※1)」とは、自らの意志を具体的なプロトタイプ※2として示し、周囲の意思決定と行動を促すリーダーシップスタイルです。
株式会社bridge(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大長伸行)は、山形大学社会共創デジタル学環 三冨敬太准教授との共同研究として、新規事業推進におけるリーダーシップ・スタイルと成果実感に関する実態調査を実施し、その結果をホワイトペーパーとして公開いたします。
新規事業の現場では、多くのプロジェクトが成果を実感できないまま停滞するケースが少なくありません。生成AIの普及でアイデアを形にするハードルが下がった今、「形で動かす」コミュニケーションの重要性はいっそう高まっています。
本調査では、協働型を上回り、「形で動かすリーダーシップ」が成果実感に最も強く寄与することが判明しました。本ホワイトペーパーでは、その調査結果とともに、自走型組織を実現するための実践的な指針をご提案します。
■ 調査結果のハイライト
ポイント1 「形で示す説得型」リーダーが、成果を出す
説得型リーダーシップと成果実感の相関係数は0.69と、傾聴型・協働型を上回った。成果を出すリーダーは前半から「形で示す」「傾聴する」を意識的に使い分けていた。
ポイント2 初期段階こそ、形を見せることが組織を動かす
アイデア創出期から形を提示しているチームは、その後の全フェーズで成果実感スコアが高い傾向が見られた。形は「完成度を上げる」ためではなく「対話を始める」ための手段だ。
ポイント3 心理的安全性だけでは足りない
心理的安全性と成果実感の相関係数は0.32にとどまり、プロトタイピングカルチャー※3(0.69)や説得型リーダーシップ(0.69)を大きく下回った。雰囲気づくりに加え、実際に形を作り・見せ・動かす行動が成果実感の鍵となる。
■ ホワイトペーパー提供の背景
新規事業の成果実感に真に影響を与えるリーダーシップと組織文化を科学的に検証した本共同研究では、「形で動かすリーダーシップ」と「プロトタイピングカルチャー」が成果を左右する重要な因子であることが明らかになりました。その知見を実践的な指針として体系化し、ホワイトペーパーとして公開いたします。
本調査データの引用・転載について
① 出典の明記: 引用箇所に「株式会社bridge・山形大学 共同調査」である旨を必ず明記してください。
② リンクの設置: Webサイトで引用される場合は、本プレスリリースのURL(またはホワイトペーパー特設ページURL)へのリンクを設置してください。
③ 図表の加工: データの意味内容を損なわない範囲でのリサイズやトリミングは可能ですが、数値の改変はご遠慮ください。
※メディア掲載や引用にあたっての事前連絡は不要ですが、ご一報いただけますと、弊社SNS等でもご紹介・拡散させていただきます
■ ホワイトペーパーの入手方法

タイトル:新規事業を加速させる「形で動かすリーダーシップ(Tangible Leadership)」 内容:共同研究データ詳細、パス分析による組織変革の全体構造、Tangible Leadership Programの詳細等を収録しています。
URL:https://www.bridgedesigners.com/topics/18796/
※個人情報の入力なしでダウンロードできます。
【イベントご案内】
山形大学 三冨准教授 ✕ bridge代表 大長
-Tangible Leadership セッション- 「形で動かす」を組織に根付かせるには。
心理的安全性より、形にする文化が成果を左右する。340名への調査で見えてきたこの結果をもとに、プロトタイピング研究の最前線と、組織に「形で動かす」を根付かせるためのヒントを、研究者と実践者が一緒に話します。話を聞くだけでなく、参加者同士で持ち帰れるものを探す時間にしたいと思っています。ぜひご参加ください。
日時:2026年7月17日 16:00-18:00 (開場15:45)
場所:株式会社NTTデータ イントラマート 本社 5F Bar&ラウンジ
東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ5階 地図
対象:新規事業・組織開発・人材育成に関わる方、または「形にして人を動かす」リーダーシップに関心のある方
定員:20名
参加費:無料
申込:https://forms.gle/gPYHDHt7mA7CGVrZ9
■ 共同研究チームからのコメント
大長 伸行(株式会社bridge 代表取締役)
自走する組織に必要なのは、安全な場だけではないことが、今回のデータで明らかになりました。形を出し合う文化が生まれたとき、人は動き、組織は自走し始める。長年現場で感じてきたことが、数字として示されたことに、支援者として純粋に手応えを感じています。
三冨 敬太(山形大学社会共創デジタル学環 准教授)
新規事業の現場では、議論を重ねても前に進まない場面が少なくありません。そのようなとき、状況を動かすのは「言葉」ではなく「形」であることが多いと感じています。未完成であっても具体的な形が提示されると、人はそれを手がかりに自分の経験や記憶を重ね合わせ、解釈し、意見を出し始めます。それが説得につながっているのかもしれません。私たちの研究でも、プロトタイプのような「形」が人の想像や対話を引き出し、周囲を巻き込みながらプロジェクトを前進させる重要な役割を持つことが示されてきました。今回の調査結果は、こうした実践的な感覚をデータとして裏付けるものだと考えています。
■ 共同研究および調査の概要
調査期間: 2025年12月〜2026年1月
調査対象: 大企業および中堅企業の新規事業開発担当者、マネージャー、経営層
有効回答数:340名
調査方法: インターネットアンケート調査
分析協力: 山形大学社会共創デジタル学環 三冨敬太研究室
分析手法: 相関分析、パス分析(構造方程式モデリング)等を用いて、リーダーシップ行動と成果実感の関連構造を可視化。
■ 用語解説
※1.Tangible Leadership(形で動かすリーダーシップ)
自らの意志や仮説を、資料、試作品、図、サービスイメージなどの具体的な形として示し、周囲の理解、意思決定、行動を促すリーダーシップのあり方。
※2.プロトタイプ
製品やサービスを本格的に実装する前に、そのアイデアや価値を検証するために作る試作品。未完成の状態でも、対話や改善を促す役割を持つ。
※3.プロトタイピングカルチャー
未完成なものを積極的に形にし、その不完全さを起点に他者の解釈・記憶・対話を引き出しながら、共創を前進させる文化。
■ 会社概要
株式会社bridge
所在地:東京都渋谷区
代表取締役:大長伸行
事業内容:
新規事業の自走化支援(リーダーシップ定義 / プロセス構築 / カルチャー醸成)
中・高・大学生向けのアントレプレナーシップ教育事業
URL:https://www.bridgedesigners.com/
山形大学 社会共創デジタル学環
所在地: 山形県山形市
組織概要:山形大学社会共創デジタル学環は、地域社会が抱える多様で複雑な課題を起点に、住民・企業・自治体など多様な主体と協働しながら、デジタル技術やデザイン、マネジメントの視点を横断的に学ぶ教育組織です。
社会共創デジタル学環ウェブサイトURL:https://www.cid.yamagata-u.ac.jp/
共創プロトタイピングラボウェブサイトURL:https://co-prototyping-lab.jp/
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