スマートコンポスト®、品川シーズンテラスにて長期試験運用を開始
都市型施設内資源循環モデルの定着へ、6か月間の本格稼働で長期実装に向けた安定性・実用性を確認
株式会社komham(本店:札幌市厚別区、代表取締役:西山すの、以下 当社)は、株式会社NTTアーバンソリューションズ総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:阿部 聡、以下 US総研)と、都市型施設「品川シーズンテラス」にて、生ごみ処理機スマートコンポスト®の長期試験運用を開始しました。
本取り組みは、2025年夏に実施した実証実験の成果を踏まえ、本導入を見据えた追加検証フェーズとして実施するもので、6か月間にわたる本格稼働を通じ、都市型施設における資源循環モデルの実用性および長期安定性の確認を目的としています。
本事業は、東京都のスマートサービス実装促進事業「Be Smart Tokyo」プロジェクトの一環として実施されており、スマートサービス実装促進事業者のCIC Instituteの支援を受け、都市型施設における資源循環の本格実装に向けた最終段階の検証に位置づけられます。

■本格実装に向けた現地検証と運用最適化
2025年7月から約1か月間実施した実証実験では、品川シーズンテラス内のランチ運営により発生する弁当由来の生ごみを「スマートコンポスト®」で処理し、生成された堆肥を施設内の緑地に活用する施設内完結型の資源循環モデルの有効性を確認しました。
今回の追加検証では、実際の施設運用に組み込んだ形で6か月間の連続稼働を行い、
・長期運用における処理の安定性
・日常運用における作業負荷や運用効率
・本格実装を想定した運用体制の最適化
の観点から検証を進めます。
■都市施設を基点とした資源循環モデルの確立へ
「スマートコンポスト®」は、電源・排水を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理システムで、当社独自の微生物群「コムハム」により、生ごみを最短1日で最大98%分解することが可能です。
今回の取り組みでは、技術評価にとどまらず、本格運用フェーズにおける実データの取得および導入・運用体制の構築を行うことで、都市部において持続可能かつ実装可能な資源循環モデルの確立を目指します。
■今後の展開
当社とUS総研は、6か月間の追加検証を通じて得られる知見をもとに、品川シーズンテラスでの本格実装を検討するとともに、他の都市型施設への横展開を目指します。
両社は今後も連携を強化し、都市型施設における環境負荷低減と資源循環の定着を通じて、持続可能なまちづくりに貢献してまいります。
■komham
「微生物で生活環境を整備する」をミッションに掲げる株式会社komhamは、生ごみの高速分解ができる微生物群「コムハム」の研究および、それらを用いたバイオマスリサイクルシステムの構築を行っています。
また、研究成果を用いて、新規サービスや商品の開発を積極的に推進し、だれもが意識せずとも環境にやさしい暮らしができるようなインフラ作りを目指しています。
【会社概要】
・会社名:株式会社komham
・本 店:札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目1-10-211号
・支 店:東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階B 代官山TOKO
・代表者:代表取締役 西山 すの
・設 立:2020年1月29日
・公式サイト:https://komham.jp
■株式会社NTTアーバンソリューションズ総合研究所
NTTアーバンソリューションズグループ内のシンクタンクとして、全国各地で持続可能な都市・地域づくりを支援しています。都市計画、エネルギー、防災、コミュニティ形成など、専門力やデータ分析力、NTTグループの知見を活かし、先進的な街づくりを推進しています。戦略パートナーとして、地域の皆様の目線での調査・研究・コンサルティングを通じ、そのまちならではの課題解決に取り組んでいます。
【会社概要】
・会社名:株式会社NTTアーバンソリューションズ総合研究所
・本 社:東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX
・代表者:代表取締役社長 阿部 聡
・設 立:2021年7月1日
・公式サイト:https://www.ntt-us.com/usri/
■品川シーズンテラス
「都市と自然が共生する未来型オフィス・コミュニティ」をコンセプトに、大規模な緑地と最先端の環境配慮技術を融合した複合施設です。施設全体では、CO2削減、省エネルギー、ヒートアイランド対策、生物多様性の保全など、多角的な環境アクションを展開しています。
本施設は、NTTアーバンソリューションズグループが推進する街づくりの拠点として、NTT都市開発株式会社が開発・運営に関与しています。また、品川シーズンテラスエリアマネジメントでは、地域や企業と連携したエコアクションキャンペーンや環境教育イベントを積極的に実施し、持続可能な街づくりのモデルケースをめざしています。
【施設概要】
・施設名:品川シーズンテラス
・所在地:東京都港区港南1-2-70
・開業:2015年
・公式サイト:https://www.shinagawa-st.jp/
本件に関するお問合せ先
・komham:お問合せフォーム
解説
[1]スマートコンポスト®
「スマートコンポスト®」は、AC電源や排水処理を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機です。生ごみの高速処理が得意な当社の微生物群「コムハム」※がより安定して生ごみを分解できる環境を「スマートコンポスト®」内に整え、街中や施設内に設置しても景観を損なわないデザインで開発しました。また、管理者は、クラウドにアップロードされたデータから、投入生ごみ量、生ごみ分解量/分解率、温室効果ガス排出削減量、バッテリー残量を取得することができ、エラー発生時はアラートがあがるため、最低限のメンテナンスで運用ができます。

製品概要
■サイズ:980 (W) x 1365 (H) x 900 (D) mm
■本体重量:約200kg
■処理能力:最大10リットル/日
■消費電力:なし(ソーラー発電)
■耐用年数:8年
■測定/取得できるデータ:
・投入生ごみ量
・生ごみ分解量/分解率
・温室効果ガス排出削減量
・バッテリー残量
※微生物群「コムハム」
当社が独自で開発した生ごみを高速分解する能力を持つ微生物群です。生ごみを最短1日で最大98%まで分解する特徴があり、通常、数週間かけて複数回発酵させる堆肥化を高速で行うことができます。
コムハムは次世代シーケンサーを用いた微生物群集解析の結果から、複数の好熱性バシラス科細菌を中心とした微生物群から構成されていることが分かっています。
有害性評価として、コムハムの主要構成細菌が有害微生物リストに非該当であることを確認しています。なお、コムハムの遺伝子組換えやゲノム編集は行っておりません。
※特許情報「微生物、生ゴミの分解に用いるための組成物、および生ゴミ処理方法(特許7300079)」
[2]東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」
東京都では、先端技術等を活用した便利で快適な都市「スマート東京」が実現されることを目指しています。
本プロジェクトは、独創性・機動力にあふれるスタートアップ等が各エリアと協働することで、都民の暮らしの利便性・QOLを高める新しいサービスをスピーディに生み出すことを目的としています。
東京都プロジェクトページ:https://www.be-smarttokyo.metro.tokyo.lg.jp
[3]CIC Institute
CIC Institute とは、イノベーションエコシステム構築やスタートアップ、特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担うチームです。
CIC Institute は現在、多くの行政機関や大学関係のプロジェクトを遂行しており、エコシステムの発展やイノベーションを通じた経済発展に貢献をしています。
今後も、自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、より多くのプロジェクトを 実行し、CIC Tokyo を含む CIC 全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動していきます。
CIC Institute プロジェクトページ:https://jp.cic.com/besmarttokyo/
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