仕事に選挙に起業…小学生が自分のやってみたい!が見つかる!試せる架空都市「ぎふマーブルタウン2025夏」2025年7月21日開催
昨年は小学生543名と中学生以上の当日ボランティア78名が参加!「みんなの森ぎふメディアコスモス」開館10周年記念イベントの一環として、第15回目となるぎふマーブルタウンを開催いたします!


⬛︎ぎふマーブルタウン|子どもがつくる「こどものまち」
小学生が自分の頭で考え、協力しながら仕事や選挙、起業に挑戦する──
そんなイベント「第15回ぎふマーブルタウン2025夏」が、2025年7月21日(月祝)10:00〜15:00、岐阜県岐阜市の「みんなの森ぎふメディアコスモス開館10周年記念イベント」の一環で開催されます。
ぎふマーブルタウンは2016年からこれまで14回開催し、累計7,318名が参加しています。多い回では1日に791名の小学生と100名の当日ボランティアが参加しました。
本イベントでは自分たちの力で挑戦し、自分たちの「街」を形成していく過程を通して、子どもたちの主体性、協調性、創造性を育むことを目的としています。
その目的を果たすために、挑戦も失敗も自由に許された環境(架空都市)を創り出しています。
そして、子どもたちが熱狂するほど楽しみながら学ぶ自発的な本イベントの「遊び」の中で、「夢や希望を持ち、その実現のためなら困難にでも立ち向かう力」を育みます。
「正解を教えない」教育、すなわち子ども自身が自分の頭で考え動くことを大切にしており、保護者の方は入場不可の取り組みです。
普段は保護者や学校の先生に導かれる環境にいる子ども達が、親元を離れて挑戦することで大きく成長していきます。
イベント名:第15回ぎふマーブルタウン2025夏
日程:2025年7月21日(月祝)10:00〜15:00
会場:みんなの森ぎふメディアコスモス(〒500-8076 岐阜県岐阜市司町40−5)
かんがえるスタジオ[受付]、ドキドキテラス、みんなのギャラリー
主催:岐阜市、みんなの森 ぎふメディアコスモス自主事業実行委員会
共催:メディコスクラブ
企画運営:ぎふマーブルタウン実行委員会(一般社団法人Nancy)
参加費:無料
定員:300名
⬛︎なぜぎふマーブルタウンが生まれたのか
今の地域、日本を生きる子ども達の課題背景

地域や日本の未来を担うのは子ども
私たちの住む地域や日本の未来を支えていくのは、日々学び遊んで成長していく子ども達です。
資源に乏しい日本を支えるのは人。人の成長なしに地域、国の持続・発展はありえません。
子ども達は大人に向かって歳をとる度に、自己肯定感を失っていく
「学年が上がるごとに学んだこと、できるようになったことは増えているはずなのに、子ども達の自己肯定感は学年が上がるごとに下がっていく」との調査結果が国立青少年教育振興機構から出ています。
考えられる原因はいくつかありますが、一番大きいのはやはり「間違わないこと」を大切にし過ぎてしまう環境や関係性ではないでしょうか。
「デシとライアンの自己決定理論(SDT)」によると、人が生きている実感や幸福感を感じるには以下の3要素が必要と言われています。
①自律性…行動開始から終了まで自分で選び、決める感覚。
これは自ら他者へ相談したりサポートをお願いすることも含みます。
②有能感…自分にはできると思える感覚。
自らの思考や工夫で成功体験を重ね、反省と内省をすることが効果的です。
③関係性…他者とのつながりや信頼を感じること。
相互に理解、尊重、支援を受けていると感じることで満たされます。
子どもは日常の中で、「ああしなさい」「こうしなさい」、「これはしてはいけない」と大人から一方的な指示を与えられ続けることが多く、自律性が封じられています。
その中で正しい行動は「問題なし」とスルーされる一方、誤った行動は指摘され訂正される経験を重ねることで、有能感や心理的な関係性を失います。

子どもが見失った「生きている実感」を取り戻す|ぎふマーブルタウンの価値
ぎふマーブルタウンの最大の価値は、子どもたちが自由に挑戦と失敗ができる点です。
子どもたちは「マーブル」という架空通貨を使用し、働いて給料を稼ぎ、給料の10パーセントの税金を納めます。そして、集めた税金の使い道を決めるリーダー(国王/国会議員)を選挙によって選びます。選挙で選ぶのも子どもたち自身です。
もちろん、国王/国会議員も参加している子どもたちから選ばれます。
給料を稼げるお店も銀行、放送局、警察など実に様々で、子ども達は自分の興味のある職業を選んで働くことができます。
子どもたちの中には、自分で手作りした商品やサービスをお店に出して売り、架空の起業をする子もいます。多い回では実に、5時間の中で737名のうち555名(75.3%)もの小学生が起業しました。
家庭で自作してきた作品を出品する子もおり、子ども達の試行錯誤や切磋琢磨で溢れています。このように子どもたちが自由に挑戦と失敗ができる環境が備わっています。

職業ブースは並んでいますが、よくある「職業体験プログラム」と異なるのは「大人から子どもへのインプット」ではなく、子ども自身が考えて生み出す事ができる点です。
各職業ブースにはそれぞれ「目的地」(例えば警察であれば「国の平和や安全を守る」)が設定されており、その目的地に沿っていれば子ども自身が新たに仕事を考えて実行しても良いルールになっています。
初めて参加する子どもに「どんなことしたい?」と聞いても、大抵は「何をしていいか分からない」と返ってきます。
そこでまずはいくつかある選択肢から選んでもらうことから始め、挑戦を見守っていく中で「こんなこともしていいのかな?」と提案してくれるようになります。
お家の方からは、「うちの娘はおとなしくて引っ込み思案だと思っていたのですが、自分から考えて動いた話を娘から聞いて、親も知らなかった一面を知ることができて驚いた」という声もよくいただきます。

⬛︎これまでのぎふマーブルタウン
ぎふマーブルタウンは2016年に岐阜市でスタートし、これまで14回の開催を重ねてきました。
回を追うごとに運営側も子ども達も双方が成長し、毎回子ども達の様々な挑戦やドラマが生まれています。
2018年度に経済産業省「第9回キャリア教育アワード」奨励賞を受賞後、岐阜市・柴橋市長と岐阜県・古田知事へ表敬訪問させていただきました。
また、2020年には「岐阜県地域子ども支援賞」を受賞いたしました。
今回で15回目の開催となりますが、これからも子ども達が自由にのびのびと失敗と挑戦を重ねられる、「やってみよう!」に溢れた空間づくりに取り組んでまいります。

キャリア教育アワード 授賞式
まだ市民団体の時代、経済産業省から評価をいただけたことは大きな自信となりました。

岐阜市・柴橋市長への 表敬訪問
岐阜市・柴橋市長と岐阜県・古田知事へ表敬訪問させていただきました。

岐阜県地域子ども支援賞授賞式
岐阜の地域に根ざした団体として、岐阜県から評価いただき嬉しかったです。

第1回ぎふマーブルタウン2016集合写真
初開催時のみ2日間での連続開催!のべ711名の小学生が参加しました。
⬛︎ぎふマーブルタウンの魅力
普段の日常では抑圧されていることも多い子ども達。
自分で考えて動いて「やってみる!」が自由にできる環境でも、最初は「どう動いていいか分からない」となることも多いです。
しかしスタッフの伴走や見守りの中で動く中で、次第に水を得た魚のように生き生きと「次はこうしてみようかな」「次はあれやってみようかな」と動くようになっていくことが特徴的です。
お家の方からいただいた声を2つ、ご紹介いたします。


⬛︎みんなの森ぎふメディアコスモス開館10周年記念イベント!

本事業は、岐阜市の誇る図書館「みんなの森ぎふメディアコスモス」の開館10周年記念イベントの一環として実施いたします。
「2025年7月19日(土)・20日(日)・21日(月・祝)」の3日間にわたっての開催で、多様な企画やお店が並ぶイベントです。
例えば19日10:00~20:15、20日10:30~15:00、21日10:30~15:00にはマルシェでキッチンカーや飲食販売、ハンドメイドショップなどが出ます。
※ぎふマーブルタウンの架空通貨「マーブル」は使用できません。
また21日(月祝)①11:00~12:00②14:00~15:00は「みんなのホール」にて、絵本の読み聞かせイベント「本de子育てカフェ」もございます。
未就学児をお連れの方はぜひ、こちらのご参加もご検討ください。
※要事前申し込み。6月22月(日)午前9時から中央図書館の窓口または電話にて受付開始です。
詳細は「メディコスアニバーサリー3days(みんなの森 ぎふメディアコスモス開館10周年記念イベント)」特設ページにてご確認いただけます。
⬛︎開催概要

イベント名 |
第15回ぎふマーブルタウン2025夏 |
---|---|
日程 |
2025年7月21日(月祝)10:00〜15:00 |
会場 |
みんなの森ぎふメディアコスモス(〒500-8076 岐阜県岐阜市司町40−5) かんがえるスタジオ[受付]、ドキドキテラス、みんなのギャラリー |
参加費 |
無料 |
定員 |
300名 |
主催 |
岐阜市、みんなの森 ぎふメディアコスモス自主事業実行委員会 |
共催 |
メディコスクラブ |
企画運営 |
ぎふマーブルタウン実行委員会(一般社団法人Nancy) |
⬛︎企画運営:ぎふマーブルタウン実行委員会(一般社団法人Nancy)

⬛︎企業概要
子ども達の可能性を最大限に伸ばし、自分の人生に夢や希望を持って人や社会に貢献し
輝けるための「生き抜く力を育む教育」を目指すNPO(非営利型一般社団法人)です。
私たちの独自のプログラムは、子ども達がこの「激動」と言われる時代を乗り越えて、自分の生きたい人生を歩められることを目指します。
そのために生きる原動力を獲得できる場や、将来の選択肢を増やせる場を提供してまいります。
⬛︎沿革
2016年03月15日 「任意団体ぎふマーブルタウン実行委員会」を設立
2019年01年23日 「(非営利型)一般社団法人Nancy」へと法人化
2018年度 経済産業省「キャリア教育アワード」奨励賞受賞
2020年度 岐阜県「岐阜県地域子ども支援賞」受賞
⬛︎法人名の由来(私たちの想い)
法人名Nancyの由来は発明王トーマス・エジソンの母親「ナンシー・エジソン」より。
小学校を退学になってもエジソンを信じ抜き、疑問を否定せず一緒に考えて実験しながら伴走してその可能性を開花させたナンシーのように、子ども達一人ひとりに寄り添っていきたい。
またエジソンは電球の実用化の際20,000回の失敗をしたと言われていますが、それを指摘されたエジソンは「20,000回のデータを取っただけだ」と答えたそうです。目標の実現のための試行錯誤は失敗ではなく成功の種と捉えられる子どもを育みたい。
そんな想いを社名に込めています。
⬛︎お問い合わせ先
担当者名:住田涼
メールアドレス:info@gifu-nancy.org
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