「FUJI ROCK FESTIVAL」のビジュアルを手がける渡辺明日香、個展「ANIMATE」を開催

鮮やかな色彩と大胆な形で自然や生命を描く渡辺明日香。作家と作品、作品と鑑賞者の間に生まれる“動き”をテーマに、新作を発表します。

株式会社 Tokyo International Gallery

Tokyo International Galleryでは、2026年11月7日(土)より、渡辺 明日香による個展「ANIMATE」を開催いたします。

アートやデザイン、アートディレクションなど幅広い領域で制作を行ってきた渡辺は、2017年から手がけている「FUJI ROCK FESTIVAL」のメインビジュアルでも知られています。活動は横断的でありつつも、動植物や風景を平面的でインパクトのある形と鮮やかな色彩で表現するスタイルには、一目でそれと分かる独自性があります。

明快な色と形で自然のモチーフを描いてきた渡辺にとって、命や精神を吹き込むこと、動きを与えることを意味する“animate”という言葉は活動に通底するテーマと言えるかもしれません。単なる素材から感覚に訴える作品を生み出す芸術家の行為は歴史の中でしばしば、自然に生命を吹き込む神の創造行為になぞらえられてきました。しかし、“animate”というテーマについて渡辺が関心を抱いているのは、何かが動きはじめ、そこに生命感が生まれることそれ自体だといいます。それゆえ、本展においてこの言葉は、生命を一方向的に与える存在というよりも、作家と作品、作品と鑑賞者の間に生まれる多方向的な関係性を指すものとして理解できるでしょう。

本展の作品で渡辺は、複数の色面や形、モチーフを一枚の画面の中に配置し、全体を一つのビジュアルとして構成することを試みています。イメージ同士は画面の中で混じり合い、時としてその正体や境界は曖昧になっています。うねる線は山の稜線にも、水や大気の流れにも、あるいは装飾的なパターンのようにも見えます。“animate”と語源を同じくする別の言葉、アニミズム(animism)は、人間や動物、物や自然現象に至るまであらゆるものに魂が宿っているとする考え方を意味します。この意味で、有機的なものと無機的なもの、具象と抽象が混じり合った渡辺の作品から立ち現れてくるのは、アニマ—魂や生命—そのものの感覚と言えるかもしれません。

色と形の構成から生命の感覚が立ち上がり、見る人に向かって開かれてゆく、ダイナミックな渡辺の作品世界を会場にてぜひご高覧ください。


EXHIBITION STATEMENT

植物が伸びる。光が移り変わる。風が通り過ぎる。目に見えるものも見えないものも、まわりでは絶えず何かが動き、変化し続けている。

ANIMATE という言葉の語源をたどると、ラテン語の anima にたどりつく。息、生命、魂を意味する言葉だという。何かに息を吹き込むこと、それが動きはじめること、生命を与えること。それらはもともと、ひとつの言葉のなかにあった。

静止した絵の中で、色や形の配置、重なり、反復によって、画面の中に動きやリズムをつくり出すことに関心がある。見る位置や距離、その人の捉え方によって、形が動いて見えたり、別のものに見えてきたりする。

植物や鳥、星、光、風景など、身のまわりで目にしたものや記憶に残るイメージを出発点に、それらを色と形へと置き換えていく。具象的なものと抽象的なもののあいだを行き来しながら、静止した画面の中に時間や運動を生み出そうとしている。

本展の中心となる作品群には、ポスターを思わせる構成を取り入れている。本来、情報やメッセージを伝えるためのポスターに対して、ここでは特定の意味を提示するのではなく、色や形そのものが見る人に働きかける画面を試みた。

私にとって、つくることは、自分が世界から受け取った感覚に形を与えること、それを外へひらくことで、作品は自分の手を離れ、見る人それぞれの記憶や感覚と結びついていく。

ANIMATEは、静止した絵画の中に生まれる動きと生命感を探る展覧会である。


ARTIST PROFILE

渡辺 明日香 | Asuka Watanabe

<BIOGRAPHY>

1985      長野県生まれ

2008      多摩美術大学 造形表現学部 デザイン学科 卒業

2008 – 2010   株式会社博報堂プロダクツ勤務

2010      独立、フリーランスとして活動を開始

2013 – 2015   ロサンゼルスに留学

2017 – 現在   FUJI ROCK FESTIVAL メインビジュアルを担当

2018 – 2022   WeWork JapanにてArt & Graphics Leadとして勤務

2024 – 現在   東京・表参道のK ART GALLERYにてディレクション・キュレーションに関わる

長野県生まれ、東京を拠点に活動するアーティスト/アートディレクター。植物の成長や空、光、風景の移ろいなど、身のまわりに存在する自然のリズムを観察し、幾何学的な形態と鮮やかな色彩によって表現している。グラフィックデザインを背景に、絵画、壁画、インスタレーション、空間のための作品など、平面にとどまらない制作を展開。2017年よりFUJI ROCK FESTIVALのメインビジュアルを継続して手がけるほか、音楽、建築、ホテル、公共空間など、さまざまな領域でアートワークを制作している。


開催概要

  • タイトル  :ANIMATE

  • 出展作家  :渡辺 明日香

  • 会場    :Tokyo International Gallery

  • 住所    :東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX Ⅱ 2F

  • 開催期間  :2026年11月7日(土)- 2026年12月26日(土)

  • 時間    :10:00 – 19:00

  • 休廊日   :日曜、月曜、祝日(火曜日は事前予約制)

オープニングレセプション

  • ⽇時:2026年11⽉7⽇(土) 16:00 – 19:00 ※予約不要・⼊場無料

  • 会場:Tokyo International Gallery

お問い合わせ

株式会社Tokyo International Gallery

代表取締役 島村航介

info@tokyointernationalgallery.co.jp

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会社概要

URL
https://tokyointernationalgallery.co.jp/ja/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEXⅡ 2階
電話番号
-
代表者名
島村 航介
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2019年02月