和歌山市におけるウォーカブルシティの実現に向けた産官学民連携によるデジタル活用の取り組みを始動
本取り組みは、当社団が運営するイノベーション創出拠点MUIC Kansai(以下 MUIC)の課題解決プログラムとして採択され、大企業、スタートアップをはじめとする様々な企業、自治体およびアカデミアなどとの共創を通じた、課題解決に繋がるビジネス創出を目指すオープンイノベーションプログラムとして進めています。
※2022年8月1日「まちなかの賑わい創出に向けた人流データの活用に関する実証実験を実施」:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000094621.html
背景
■ 和歌山市はこれまで、まちなかの利便性向上、賑わい創出に向けた取り組みとして、空き校舎を活用した大学の誘致、市街地再開発事業等による拠点整備、既存施設を活用した Park-PFI(公募設置管理制度)などを進めてきました。
■ 2021年6月には、ウォーカブルシティの実現や新たな日常・稼げる空間を創出する取組が評価され、国土交通省の「新しいまちづくりのモデル都市」に選定されており、まちなかでは若者の増加や各拠点での賑わい創出等の効果が発現しつつあります。
■ 本施策では、昨年8月に和歌山市の城前広場で実施したLiDAR(*)による人流測定サービスの対象エリアを拡大すると共に、さらなるまちなかの賑わい創出に向け、「デジタルツイン技術」を活用した情報発信や、地元大学生と連携しARアプリ「coconey」を活用したまちなかの魅力発信、回遊促進施策を行います。
【LiDAR(ライダー)とは】Light Detection And Rangingの略称。人に無害なレーザー光を対象物に照射し、周囲の人物との位置や距離を点の集まりとして計測。空間内の人物の顔などの画像・映像は認識せず、プライバシーに配慮した高精度な検知が可能な光センサー技術。
実証実験の内容
今回の実証実験では、昨年度の実証時と比べ、大きく2つの新たな取り組みを行います。
① 3次元計測データを活用したデジタルツイン技術(*)による人のにぎわいの演出・配信
■ 本施策では新たな試みとして、人に関する3次元データをプライバシーに配慮した形でオンライン配信を行い、「人の動き自体」をまちなかの賑わいコンテンツの一つと捉え発信してまいります。
■ 本コンテンツについては、今後アップデートも予定しておりますので、デジタルになったまちなかの様子をぜひ覗いてみてください。
【デジタルツイン技術とは】現実世界の物体や環境から収集したデータを使い、仮想空間上に全く同じ環境をあたかも双子のように再現するテクノロジーのこと。
常設配信「城前広場でデジタル人間になってみよう(仮称)」
配信時期 | 2023年8月2日(水)~2024年2月頃 ※約半年間を予定 |
配信時間 | 9:00~17:00 (予定) |
配信内容 | 「和歌山市城前広場」の一画で、 人が動くとその動作に合わせてデジタル技術で人の動作を加工します |
対象場所 | 和歌山市城前広場周辺 |
配信URL |
■ 第55回紀州おどり「ぶんだら節」に合わせ、8月5日(土)当日は特別配信「ネオぶんだら節(仮称)」として配信時間、対象場所を変更してお送りいたします。
※詳細はHULIX社が準備するYoutube特設ページよりご確認ください。
■ 今年のぶんだら節のテーマは「超進化」。現実世界で踊る人々を、ネオ・ワカヤマ・シティを背景にデジタル技術で盛り上げてまいります。
② AR技術を活用したおススメスポットリストの公開
■ 和歌山市の市街地には地元住民に親しまれるオシャレな店舗が多数存在し、今回大学生による地域活性化団体「やんやん」にご協力頂き、おでかけ情報のシェアアプリ「coconey」内にオススメの店舗リストを作成頂きました。
■ 各店舗では、和歌山にゆかりのあるARコンテンツが各地限定で出現し、カメラ機能を活用して料理と一緒に記念撮影もできますので、ぜひたくさん訪れてください!
<体験方法>
1) スマートフォンに「coconey」アプリをダウンロードし、アカウントを登録。
https://coconey.page.link/QbeMh1RAGdChnKmu5 ※スマホ用URL
2) スポットリスト「やんやんSELECTION」を選択し対象スポット(店舗)を確認
3) 対象スポット(店舗)を訪れ、各紹介ページの下部にある「スペシャルコンテンツを楽しむ」をタップ。
※同ボタンは近くへ行くとタップが可能になります。
4) 好きなコンテンツを選択し、オシャレな料理とともに記念撮影が可能です。
【coconeyとは】
『coconey(ココニー)』は、ARナビによる新たな移動体験と、店舗や施設などの情報を共有するプラットフォーム型SNSの側面をもった、スマホ1つでお出かけをもっと楽しくするサービスです。
ARナビでは「迷子時間の解消」を実現。また、おでかけ情報を簡単に管理することが可能。
自分のお気に入りのスポットをまとめたスポットリストを他ユーザーとシェアすることで、価値ある情報の輪が広がるだけでなく、地域の魅力向上にも寄与します。
■ 公式サイトhttps://coconey.com
■ 公式Instagram:https://www.instagram.com/coconey__japan/
【やんやんとは】
わたしたちやんやん🍊は、和歌山にゆかりのある大学生による地域活性化団体です。
「できやんことないやん」の精神で和歌山が好きの輪をどんどん広げられるよう、和歌山のときめくスポットをInstagramで日々発信しています!
■ 公式サイトhttps://teamofwakayama.wixsite.com/website
■ 公式Instagram:https://www.instagram.com/team_wakayama/?hl=ja
今後の計画
■ 今年の秋~冬にかけて、地元の事業者様などと連携した取り組みを計画しており、本件を通じ、地域住民が主体となったまちなかの賑わい創出に向けた活動を支援してまいります。
■ スタートアップ企業の持つデジタル技術を活用することで、データに基づいた効果検証が可能となるため、より持続可能な街づくりに向けて今後も取り組んでまいります。
【ご参考:各社・自治体概要】
一般社団法人関西イノベーションセンターについて
■ 会社概要
会社名: 一般社団法人関西イノベーションセンター
代表者: 早乙女 実
所在地: 大阪府大阪市中央区伏見町3丁目6番3号
設立 : 2020年3月
URL : https://www.muic-kansai.jp/
■ 事業概要
当社団は株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(代表執行役社長 亀澤 宏規(かめざわ ひろのり))、および株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員 半沢 淳一(はんざわ じゅんいち))が設立し、関西経済の活性化と2025 年大阪・関西万博の成功に貢献することを目的とした活動を行っております。
株式会社HULIXについて
■ 会社概要
会社名: 株式会社HULIX
代表者: 守屋 充雄
所在地: 大阪府吹田市山田丘2丁目8番テクノアライアンスC棟8階
設立 : 2020年7月
URL : https://www.hulix-tech.com/
■ 事業概要
当社は人流・空間解析に関わるサービスをワンストップで提供する大阪大学発のベンチャー企業です。当社は、現実の世界で起きている出来事をデジタルデータに変換・解析し、誰もが簡単に利用可能なプラットフォームを提供することで、賑わいのあるスマートな街・社会の実現を目指します。
株式会社ビーブリッジについて
■ 会社概要
会社名: 株式会社ビーブリッジ
代表者: 野崎 良博
所在地: 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9F
設立 : 2015年8月
URL : https://bebridge.com/
■ 事業概要
①xRプラットフォームの開発及び、xRを用いた事業のコンサルティング
②おでかけ情報のプラットフォーム 「coconey」の開発・運営
③空間シミュレーションVRプラットフォーム「REALRISE」の開発・運営
④お土産・手土産プラットフォーム「souveni」の開発・運営
和歌山市について
■ 団体概要
和歌山市:和歌山市長 尾花 正啓
所在地:和歌山県和歌山市七番丁23番地
U R L:https://www.city.wakayama.wakayama.jp
<本件に関するお問い合わせ>
MUIC Kansai 問い合わせフォームよりお願いいたします
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像