応用技術、デジタルツインをだれもが使える環境シミュレーション「まちスペース®」、新機能「壁面日影解析」を追加
PLATEAUを活用した3D都市モデルで建物の日当たりを可視化、不動産開発・マンション購入検討の利用にも
応用技術株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:船橋 俊郎、以下 「応用技術」))は、国土交通省のPLATEAUデータを活用したデジタルツインをだれもが使える環境シミュレーション「まちスペース®」に、新機能「壁面日影解析」を追加しました。これにより、Webブラウザ上で建物の壁面に生じる日影の状態を手軽に可視化することが可能となり、不動産開発や物件購入を検討する一般消費者まで、幅広いユーザーの課題解決を支援します。

新機能「壁面日影解析」で、建物の日当たりを簡単に把握
この度のアップデートで追加された壁面日影解析は、3D都市モデル上で任意の建物の壁面に生じる日影を解析し、可視化する機能です。

機能的なポイントとメリット
建物の選択と予測時期の設定という簡単な操作だけで、特定の時刻の日影だけでなく、1日のうち日影になっている時間を色分けして表示できます。これにより、建物の日当たり状況を直感的に把握することが可能です。
これまでの平面的な日影解析に加え、壁面の日影状態を可視化することで、対象の建物の壁面から周囲まで含めた全体的な日影状態を確認できるようになります。これにより、デベロッパーや設計事務所の初期検討段階だけでなく、不動産会社や一般消費者の物件選びにおける判断材料を提供します。
まちスペースの特長

まちスペースは、40年にわたり環境シミュレーションなどのまちづくり業務に従事してきた応用技術が、都市モデル準備など環境シミュレーションへの取り組みのハードルを下げるために開発したソリューションです。デジタルツインを活用し、Webブラウザ上で手軽に環境シミュレーションができることをコンセプトに、期間限定で日影解析機能を無償で提供しています。
まちスペースの特長として、ユーザー側でのアプリインストールやデータ処理が一切不要で、Webブラウザ上ですべての操作が完結します。国土交通省が整備したPLATEAUデータを用いているため、高い正確性を担保した解析が可能です。
今後は日影(平面・壁面)解析に加え、騒音や風況解析といった環境シミュレーション全般に対応するサービスへと進化させ、より多様な「まちづくり」における環境解析ニーズに応えてまいります。
応用技術株式会社について
応用技術は1984年の会社設立以来、ものづくり支援やBIM/CIM、GISを活用した「ソリューションサービス事業」と防災・環境分野を対象とした「エンジニアリングサービス事業」を両輪に、お客様の課題を価値に変えるイノベーションカンパニーとして成長しています。
本件に関するお問い合わせ先
応用技術株式会社 マーケティング戦略部
ogi_public_relations@apptec.co.jp
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