台湾MRT三鶯線向けにエレベーター・エスカレーター153台を納入
安全・快適な縦の移動の提供を通じて、台湾の都市交通の発展に貢献

三菱電機ビルソリューションズ株式会社(取締役社長 織田 巌、本社:東京都千代田区)は、台湾において昇降機の製造・販売・据付・保守を行う当社のグループ会社である台湾三菱電梯股份有限公司(Taiwan Mitsubishi Elevator Co., Ltd.、以下、TMEC社)が、2026年夏開業予定の新北(シンペイ)MRT三鶯(サンイン)線第一期区間向けに、昇降機153台を納入しましたのでお知らせします。
本プロジェクトでは、三鶯線第一期区間で建設される全12駅の駅舎に加え、事務センターおよび車両メンテナンスセンターに、エレベーター40台およびエスカレーター113台を納入しました。台湾における公共交通インフラの整備が進む中、本路線の開業により、三峡(サンシャ)区・鶯歌(イングー)区から台北都心部へのアクセス向上と移動時間の短縮が期待されています。当社およびTMEC社は、本プロジェクトへの納入を通じて安全・快適な縦の移動環境を支え、台湾における持続可能な都市交通の発展に貢献します。
納入製品の特徴
1.エレベーターに地震時管制運転を搭載し、公共交通インフラとしての安全性を強化
・エレベーターに地震時管制運転機能を搭載し、地震発生時における利用者の迅速な避難と安全確保に貢献
2.シースルータイプおよび貫通型エレベーターの採用により、駅空間の意匠性と利便性を向上
・エレベーター40台のうち19台にシースルータイプ(ガラス仕様)を採用し、駅舎内に開放感のある明るい空間を創出
・設置スペースが限られる箇所には、前後二方向に出入口を設けた貫通型エレベーターを6台採用し、効率的な歩行動線の確保と空間の有効活用を実現
3.エスカレーターの自動速度制御機能により、省エネルギー性能の向上と環境負荷低減を実現
・エスカレーターに、利用状況に応じて運転速度を自動で切り替える速度制御機能を搭載
・不要な電力消費を抑制することで、省エネルギー性能の向上と運用コストの削減、および環境負荷の低減に貢献
新北MRT三鶯線の概要
新北MRT三鶯線は、新北市政府捷運(ジェユン)工程局が整備を進める、新北市頂埔(ディンプー)駅から三峡区を経て鶯歌区を結ぶ、全長14.29キロメートルの全線高架型路線です。本路線は、台湾全体で人口減少がみられる中でも、安定または増加傾向にある三峡・鶯歌エリアと既存鉄道路線を結び、台北都心部へのアクセス向上と移動時間短縮を目的として計画されました。
起点の頂埔駅では土城(トゥーチェン)線、途中の鶯歌駅では台湾鉄路縦貫線と接続し、国立台北大学周辺を含む沿線地域の利便性を飛躍的に高めます。さらに、将来的には桃園捷運緑線との接続も計画されており、台北・桃園の両都市圏を跨ぐ広域交通ネットワークの要として、地域経済の活性化に寄与することが期待されています。
納入製品概要

今後の予定・将来展望
1968年にTMEC社を設立し台湾で昇降機事業を開始して以来、約60年にわたり昇降機の提供を通じて台湾の都市開発や交通インフラにおける円滑な移動に寄与してきました。長い歴史の中で培われた高度な技術と確固たる事業基盤のもと、2026年の三鶯線開業に向けた153台に及ぶ昇降機の納入を完遂しており、新北市の新たな動脈となる本路線における利用者の安全・快適な移動を支えます。
今後も、長年築き上げた技術と信頼の基盤を次世代へと継承しながら、台湾における安全・安心で持続可能な都市交通の発展に貢献します。
TMEC社の概要

三菱電機ビルソリューションズについて
三菱電機ビルソリューションズ株式会社は、ビルシステム事業における開発・製造から保守・リニューアルまで一貫した事業運営を行う、2022年4月に設立した三菱電機の連結子会社です。昇降機(エレベーター・エスカレーター)、空調・冷熱機器、ビルシステムなど多彩なビル関連製品・サービス群とビル運用管理の豊富な経験、さらに先進のデジタル技術を掛け合わせた統合ソリューションをワンストップで提供するビルソリューションプロバイダとして、社会インフラを支えています。ビルからビル群、そして都市へと、スマートシティの実現に向けて、人と社会に寄り添ったさまざまな課題解決を通じ、ビル・都市空間における人々の豊かな暮らしに貢献します。
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