AEAJイメージフレグランスコンテスト2016受賞作品決定

～（公社）日本アロマ環境協会　 “富山をイメージした香り”を表彰～

公益社団法人 日本アロマ環境協会（略称：AEAJ、東京都中央区）は、富山をイメージした香りを全国から募集する「AEAJイメージフレグランスコンテスト2016」を7月から8月にかけて実施しました。
※後援：環境省、富山県、（公社）とやま観光推進機構、富山新聞社

本コンテストは、2016年度で14回目を迎え、全国から221点の作品が集まりました。審査委員会にて、イメージにあった香りであることに加え、作品名・コメントなど総合的に審査した結果、5点が優秀作品として選出されました。

受賞作品は、日本橋とやま館(東京都中央区）や富山県内で展示予定です。
 

【イメージフレグランスコンテストとは】
アロマテラピーに欠かせない自然の香り（精油）を利用して作製したナチュラルフレグランスを募集し、優秀作品を表彰するコンテストで、2016年で14回目を迎えます。テーマ地をイメージした香りの創作を通じて、香りある風景、アロマ環境への関心を高めていただくとともに、調香の魅力を広めていくことを目的としています。

1．受賞5作品 概要
◆環境大臣賞（1名）
雄山の天風　中富　貴仁さん（東京都）
◆富山フレグランス賞（1名）
nostalgia for ～あいの風にのせて～　伊藤　彩子さん（石川県）
◆日本アロマ環境協会賞（3名）
薬草を巡る旅　内山　華緒里さん（三重県）
立山連峰より雨晴海岸へ・春～命の出合う瞬間～　徳田　育子さん（徳島県）
おわら風の盆　女踊りの人　宮山　由香利さん（福岡県）

2．表彰式　開催概要
AEAJ主催「第19回会員のつどい アロマフェスタ2017」の東京会場で表彰式を開催します。

• 日時：2017年2月26日（日）15：00～16：00（受付開始14：40～）
• 参加：費無料
• 定員：200名（先着）
• 参加資格：どなたでもご参加可能
• 申し込み方法：当日受付

3．受賞5作品　詳細
◆環境大臣賞
受賞者：中富　貴仁さん（東京都）
タイトル：雄山の天風
レシピ　基材　無水エタノール　9ml精油　＊精油1滴＝0.05mlとして作成
ヒノキ4滴、和ハッカ3滴、パチュリ2滴、オレンジ・スイート2滴、グレープフルーツ2滴、ライム1滴、スペアミント1滴、イランイラン1滴、ブルーサイプレス1滴、クスノキ1滴、ジュニパーベリー1滴、クローブ1滴
濃度　約10％
コメント
立山（雄山）は日本三大修験の一つ。厳しい修行中に立山の高い青空から吹き降ろす神聖な天風をイメージした香りにしてみました。目の覚めるシャープな香りの中にも心休まる山の神々が修験者を見守り神の息吹を感じる。目をつぶり瞑想にふけるとその香りには霧、朝露、岩肌、高山植物、樹林と修行でのシーンが蘇る。修行の先には富山湾の恵みの神々が待ち受けている。to be continue.

◆富山フレグランス賞
受賞者：伊藤　彩子さん（石川県）
タイトル：nostalgia for ～あいの風にのせて～
レシピ：
基材　無水エタノール　18ml
精油　＊精油1滴＝0.05mlとして作成
ローレル5滴、ベルガモット5滴、ユーカリラディアタ5滴、ライム4滴、ティーローズ4滴、ニオイコブシ4滴、スペアミント3滴、サンダルウッド2滴、タテヤマスギ2滴、サンショウ2滴、シナモンリーフ2滴、パチュリ2滴
濃度　約10％（計20ml中10mlを作品として提出）
コメント
県内どこからでも眺められ、「今日はまんで綺麗やちゃ」「近く見えるし雨が降るがかもしれん」など日常会話に出てくる程富山県民の身近な存在立山。あの雄大で心が洗われる立山の姿を毎日見られることはとても贅沢だったんだ。夏の帰省時、まるで、よう帰ってきたねと迎えてくれているように、堂々と聳え立つ青々とした立山を仰ぎみ、あいの風に頬をなでられる度そう思う。風月無辺な立山と離れた故郷への想いを香りにしました。

◆日本アロマ環境協会賞
受賞者：内山　華緒里さん（三重県）
タイトル：薬草を巡る旅
レシピ：
基材　無水エタノール　9ml
精油　＊精油1滴＝0.05mlとして作成
パチュリ4滴、サンダルウッド3滴、トンカビーンズ3滴、ヒノキ2滴、ラブダナムAbs.10％希釈2滴、ダバナ2滴、ローズAbs.2滴、ローズマリー・カンファー1滴、オークモスAbs.1滴
濃度　約10％
コメント：
富山のルーツをたどる上で、「富山の薬」は欠かせないものの1つです。
そんな和漢の生薬の奥深い香りを精油で表現したくて、重厚な香りと深い色を思わせる精油を使用しました。
他にも富山は、海の幸、山岳観光地、美しい国宝のお寺など見どころがたくさんあり、魅力がたくさん凝縮された宝石箱にたとえ、華やかさもプラスした香りに仕上げました。

◆日本アロマ環境協会賞
受賞者：徳田　育子さん（徳島県）
タイトル：立山連峰より雨晴海岸へ・春～命の出合う瞬間～
レシピ：
基材　無水エタノール　9ml
精油　＊精油1滴＝0.05mlとして作成
ホーリーフ4滴、ヒノキ（枝葉）4滴、グレープフルーツ3.5滴、フランキンセンス1滴、ライム1滴、ラベンダー・ブルガリア1滴、スペアミント1滴、ユーカリ・グロブルス1滴、メリッサ1滴、レモン1滴、ブラックペッパー0.5滴、パチュリ0.5滴、トンカビーンズAbs.0.5滴
濃度　約10％
コメント：
海上遥かに立山連峰を望む絶景古の歌人大伴家持の愛した雨晴（あまはらし）海岸。早春の寒い朝に雪が波濤に降り注いでいる景色を香りに込めました。立山連峰から流れ出る伏流水が春のまだ弱い陽の光を浴びながら溶け出で、動き始めた命を抱え込みながら静かに湾に流れいでる。その水が豊かな海洋の生物を養う命の出合う瞬間を樹木系の香りをベースに、春への希望をハーバル系の香りで表現しました。クールで優しいブレンドです。

◆日本アロマ環境協会賞
受賞者：宮山　由香利さん（福岡県）
タイトル：おわら風の盆　女踊りの人
レシピ：
基材　無水エタノール　9ml
精油　＊精油1滴＝0.05mlとして作成
ユズ4滴、ヒノキ3滴、パチュリ3滴、グレープフルーツ3滴、ペパーミント2滴、ローズオットー2滴、イリス5％希釈1.5滴、ゼラニウム1滴、ベンゾイン5％希釈0.5滴
濃度　約10％
コメント：
毎年9月に行われる「おわら風の盆」での女踊り。赤い鼻緒の草履に、深い編笠をかぶり優美に踊ります。編笠から少しだけ顔を覗かせた姿から、一見クールで大人しそうに見えて、心の中には強い芯を持ち、男性をも強くリードする富山の女性の真の優しさの本質を垣間見る感じがします。おわら風の盆の幻想的で、哀愁漂う空気感と、そこに踊る女性をイメージして香りを作りました。

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公益社団法人 日本アロマ環境協会（AEAJ）について
AEAJは内閣府に公益認定された、アロマテラピー関連で唯一の公益法人。植物の香りを用いた「アロマテラピー」を通じて人々の心身の健康に寄与することを目的に、アロマテラピーの普及・調査・研究などの活動を行っています。
また、自然の香りある豊かな環境（アロマ環境）を未来につなぐため、環境カオリスタ検定や香育など、自然環境の保全・創造にむけた取り組みも推進しています。【AEAJ会員数】個人正会員56,449名、法人正会員278社（2016年3月31日現在）
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