三菱造船 次世代LNG運搬船「武州丸」の命名式を実施 JERA向け米国フリーポートLNGプロジェクトの2番船
◆ 船体構造効率化やハイブリッド推進システムにより、LNG搭載量や燃費性能を大幅に向上
◆ 米国フリーポート(テキサス州)LNGプロジェクトなどのLNG輸送に従事
◆ 米国フリーポート(テキサス州)LNGプロジェクトなどのLNG輸送に従事
次世代LNG運搬船「武州丸」(1)
長崎造船所香焼工場で行われた式典には、船主の代表をはじめ関係者が多数出席。JERAの小野田 聡代表取締役社長による命名、ご令室による支綱切断が行われました。
本船は、長さ297.5m、幅48.94m、深さ27.0m、喫水11.5m、載荷重量トン数約8万300トン、タンク総容積18万m3で、一昨年12月14日に進水。船主であるTRANS PACIFIC SHIPPING 6 LIMITEDから三菱重工と今治造船株式会社の共同出資によるLNG運搬船の設計・販売会社である株式会社MI LNGカンパニー(社長:梶原 輝文、本社:東京都港区)を通じて三菱造船が受注。建造は三菱重工グループの三菱重工海洋鉄構株式会社(社長:椎葉 邦男、本社:長崎市)が担当しました。
船名の武州については、JERAの供給エリアの旧名称「武蔵国」(現在の東京都、埼玉県、および神奈川県東部)に由来したものです。
次世代LNG運搬船「武州丸」(2)
推進機関には、蒸気タービンとガス焚き可能なエンジンを組み合わせたハイブリッド2軸方式STaGE(Steam Turbine and Gas Engines)を採用。エンジンの排熱を蒸気タービンで有効利用することでプラント効率が大幅に改善され、低速域から高速域まで高効率運航が可能となります。
三菱造船および三菱重工海洋鉄構は、今後も引き続き燃費性能・環境性能に優れた次世代LNG運搬船を建造していくことにより、エネルギーの安定供給と環境保全に貢献していきます。
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