マカイラ、「THE GOLD STANDARD AWARDS 2024」PUBLIC/PRIVATE PARTNERSHIP部門にて受賞
アジア太平洋および中東地域のPR・パブリックアフェアーズ業界での優れた業績として評価
PublicAffairsAsiaとThe Public Relations and Communications Association Asia Pacific(以下PRCA Asia Pacific)が開催する「THE GOLD STANDARD AWARDS 2024」の授賞式が10月9日にシンガポールにて開催され、マカイラ株式会社(東京都千代田区、代表取締役CEO:藤井宏一郎、代表取締役COO:高橋朗、以下マカイラ)が PUBLIC/PRIVATE PARTNERSHIP部門を受賞しました。
「THE GOLD STANDARD AWARDS」は、アジア太平洋地域および中東地域のコミュニケーション業界および企業のパブリックアフェアーズ業界を対象とし、優れた業績を上げた取組みを表彰するアワードです。
「THE GOLD STANDARD AWARDS 2024」は、アジア太平洋地域および中東地域のコミュニケーション業界、および企業のパブリックアフェアーズ業界を対象としてPublicAffairsAsiaとPRCA Asia Pacificが開催しています。
2024年10月9日、シンガポールにてThe Gold Standard Awards 2024の受賞者の発表と授賞式が行われ、官民連携の優れた取組みについて与えられるPUBLIC/PRIVATE PARTNERSHIP部門での受賞を果たしました。
https://apac.prca.global/2024-gold-standard-award-winners/
https://apac.prca.global/2024-gold-standard-awards-gallery/
マカイラの受賞プロジェクトについて
今回The Gold Standard Awardsを受賞したのは、マカイラがサポートした日本における電動キックボードの社会実装に向けたパブリックアフェアーズ活動です。
電動キックボードは、日々の生活における町中での回遊性を高め、自由な移動を可能にします。また、電動で環境負荷も低く、全国各地で減少傾向にある公共交通機関の代替手段としての役割も期待されています。しかし、2023年以前では、日本には新しい乗り物である電動キックボードの実態に合う規制がなく、普及が妨げられていました。そこで、日本における電動キックボードに対する適切なルール作りを行うため、マカイラが以下のようにパブリックアフェアーズ活動を支援しました。
2019年、電動キックボード事業者による業界団体としてマイクロモビリティ推進協議会が設立され(現在9社が加盟)、マカイラはその事務局を務めています。
私たちは、当協議会を通じて、各ステークホルダーの意見を取り入れながら、電動キックボードを公共交通と統合するための議論を数年にわたって進めてきました。具体的には、新しいルール作りに向けた取組みとして、道路交通法や道路運送車両法の管轄省庁として、適切なルールを必要としている国土交通省・警察庁や、政府内で新規産業の推進を行う経済産業省に加え、町中の交通を担う鉄道会社やバス会社、デベロッパー、不動産会社などの各インフラ関連企業とも対話と連携を進めてきました。
また、実証実験などを通じて電動キックボードの走行距離や事故のデータ、実際に利用した人の感想など安全性を検証するデータの収集を行いました。実証実験にあたっては、業界団体での自主安全ガイドラインを作成し、安全対策にも取り組んでいます。
マイクロモビリティ協議会の実証実験の結果は政府にも報告され、2020年10月には、エリアおよび期間を限定して、警察庁、自治体、都道府県警察などと連携して公道での走行実証実験が開始されました。2021年4月から2022年9月までの1年半の実証実験では、114万人により363万kmを超える走行がなされ、事故は約100件かつ死亡事故は0件、利用者のアンケート結果でも電動キックボードの利用に好意的な意見が多く集まりました。このようなプロセスを経て、2023年4月に道路交通法が改正、同年7月より施行され、日本でも電動キックボードが気軽に利用できるようになりました。
2023年の道路交通法改正後も、官民連携による電動キックボードの普及促進と安全啓発は継続して行われています。マイクロモビリティ推進協議会は、業界団体として自主ガイドラインの策定を行い、法律で求められている取組以上の対策を講じています。また各電動キックボード事業者による安全講習会なども全国各地で開催されています。
2023年4月には、マイクロモビリティ推進協議会と東京都は連携協定を締結し、交通ルールの周知活動を強化しました。交通ルールを解説する動画やWebページを通じて、利用者に正しい利用方法や安全ルールの周知活動を行っています。
これらの活動が評価され、このたびThe Gold Standard AwardsのPUBLIC/PRIVATE PARTNERSHIP部門受賞に至りました。
受賞コメント
日本における電動キックボードの普及に向けたパブリックアフェアーズの活動において、マカイラは、数々の実証実験におけるデータをもとに、官民のさまざまなステークホルダーとの対話が丁寧に行われ、合意形成が進むように心をくだいてまいりました。こうした丁寧な対話と合意形成を重ねた結果、道路交通法の改正・施行を経て、電動キックボードの社会実装に至りました。この一連のプロセスを評価され、The Gold Standard Awards 2024のPUBLIC/PRIVATE PARTNERSHIP部門を受賞したことを光栄に思います。
今後も、道路という「公共空間」を、さまざまな利用者が安全かつ快適に共存・利用していけるような環境整備・啓発に努めたいと考えています。
THE GOLD STANDARD AWARDS 2024 について
https://apac.prca.global/the-gold-standard-awards/
「THE GOLD STANDARD AWARDS 2024」は、PublicAffairsAsiaとPRCA Asia Pacificが開催するアワードです。
25のカテゴリーで優秀作品を表彰:
このアワードは、ステークホルダーとの関係構築、危機管理、メディア・リレーションズ、CSRなど、25のカテゴリーにおいてその実績を表彰するものです。代理店、企業、NGO、政府機関の代表を問わず、その実績にスポットライトを当てる機会となります。
業界リーダーによる審査:
The Gold Standard Awardsの審査は、アジア太平洋地域および中東地域の専門的な知見を持つ業界リーダーたちによって、公正かつ徹底した評価が行われます。
アジア太平洋および中東地域が対象:
The Gold Standard Awardsは、アジア太平洋地域および中東地域のコミュニケーション業界、および企業のパブリックアフェアーズ業界を対象としています。多様な部門や経歴の参加者から、革新的でインパクトのある事例が寄せられることを期待しています。
マカイラ株式会社について
マカイラは、世の中を変革する技術やサービスのための「公共戦略コミュニケーション」を強みとする、コンサルティングファームです。「ADOVOCACY for CHANGEMAKERS」をミッションに、コミュニケーション領域全般の戦略立案・実行を強みに、テクノロジー、カルチャー、ソーシャルの3領域のイノベーションの社会実装を目指す変革者たちの支援を通して、社会変革を推進します。非市場戦略のコンサルティングから、政策リサーチ・政策提言、ロビイング、セクター間連携のコーディネーション、シンポジウム・イベント企画、メディア・リレーション、ブランディング開発やキャンペーン企画、各種のクリエイティブ制作など、広範なパブリックアフェアーズ活動を、多彩なプロフェッショナルが支援します。
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