「子供は贅沢品か?」20代の9割が将来の資金に不安。高校授業料の無償化には約7割が賛成するも、依然として高い「子供を授かること」への心理的・経済的ハードルが浮き彫りに
OsidOriが「家族のお金と少子化」を調査。30代以降は貯蓄目的が教育・老後へ激変。家庭内で積極的な家計共有が進む一方、国には「教育費の負担軽減」と「税制改善」を求める切実な声が最多。

調査の背景・目的
共働き世帯向け共有家計簿アプリを展開する株式会社OsidOri( https://www.osidori.co/ )は、現代の少子化における課題を浮き彫りにするため、「家族のお金と少子化における課題調査」を実施しました。
近年、児童手当の拡充や2026年からの高校授業料無償化など、公的な支援が拡大しています。しかし、日々お客様の声を聞く中で、依然として多くの方が子育てにおける資金面での課題を抱えている実態が見えてきました。
出産前・子育て世代がこれらの変化をどう捉え、少子化対策に何を求めているのか、そのインサイトを報告します 。
調査概要

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調査テーマ |
家族のお金と少子化における課題調査 |
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調査期間 |
2025年11月27日〜2025年12月5日 |
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調査対象 |
共有家計簿アプリOsidOri(オシドリ)をご利用のお客様 (本アンケートでは20−40代を対象とする) |
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サンプル数 |
325名 |
調査結果サマリ
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出産への高い意欲と、立ちはだかる「資金」と「年齢」の壁
20代の100%、30代の86.4%が出産を希望していますが、20代では89.5%が「資金面」を最大の課題として挙げています。
30代以降は資金に加え「年齢・健康」の悩みも急増し、二重の障壁となっています。 -
30代で激変する資産形成の目的:ライフイベントから「教育・老後」へ
20代は旅行や趣味を目的とした貯蓄が中心ですが、30代以降は「子供の教育資金」と「老後資金」が急増。40代では老後資金への備えが64%に達し、将来への不安が顕著に表れています 。 -
高校無償化への反応:20代の約7割がポジティブに評価
所得制限撤廃を含む高校授業料無償化について、20代の69.7%、30代の57.9%が「前向き」と回答。若年層ほど家計負担の軽減に強い期待を寄せています。 -
家庭内のコミュニケーションは活発:8割以上の既婚者が定期的にお金の話を共有
既婚者の81.4%が月1回以上の頻度でお金について話し合っており、家庭内での「お金のタブー感」がなくなりつつあることが分かりました 。
調査の詳細
■夫婦やカップルのお金のコミュニケーション
夫婦やカップルにおけるお金のコミュニケーション頻度を調査したところ、20代〜30代の4割以上が「よくある(月1回以上)」と回答しました。さらに「たまにある(半年に1回程度)」を含めると、20代で76.3%、30代で84.1%と高い比率に達する一方で、40代では68%に減少する傾向が見られました。

また、対象を既婚者に限定すると「月1回以上」が42.2%、「半年に1回程度」が39%となり、合計81.4%におよびます。家庭内においてお金の話は決してタブーではなく、将来に向けて高い頻度で情報共有が行われている実態が浮き彫りとなりました。

■貯金や資産形成の実施有無
カップルや夫婦による「共同の貯金・資産形成」については、全体の75%以上が「実施している」と回答しました。多くのペアが、将来のライフイベントに向けて協力体制を築いていることが分かります。

一方で、資産形成の目的は年代ごとに大きく変容します。
20代は「旅行・趣味・娯楽」や「結婚・新婚旅行」など、直近のライフステージに沿った資金計画が中心ですが、30代以降は、「子供の教育資金」と「老後資金」へ明確に焦点が絞られます。
具体的に「教育資金」を目的とする割合は30代で66.7%、40代で54%にのぼり、「老後資金」も30代で68.9%、40代で64%と、他の項目を大きく上回る高い比率となりました 。

■短期、長期におけるお金の課題・悩み
本調査の自由回答から得られた、世代ごとの「お金の悩み」を定性的にまとめました。
20代から40代にかけて、悩みの対象が「自身の新生活」から「家族・教育・老後」へと深刻化していく実態が見て取れます 。
20代の悩み
短期的な悩み:貯蓄が少ない中で、結婚式や引越し、車・住宅購入といった高額な支出が集中しています。同時にパートナーの育休による収入減も重なり、資金面の不安定さに直面しています。
長期的な悩み:教育資金や住宅ローン、老後資金といった「人生の3大支出」に対し、漠然とした強い不安を抱いています。
30代の悩み
短期的な悩み:第2子の出産、育児、引越し、住宅購入などが同時期に発生しています。これら多額の出費を管理しながら、いかに資産形成を両立させるかという複合的な課題に直面しています。
長期的な悩み:子供の進路や留学など、将来的な教育費の総額が見えない不安が際立ちます。また、住宅価格の高騰やローンの金利変動といった住居コストの増大も大きな懸念材料です。
40代の悩み
短期的な悩み:子供の成長に伴い進学費用などの教育費負担が最大化し、「貯金ができない」「お金が貯まらない」といった切実な状況にあります。
長期的な悩み:住宅ローンの金利上昇への対応や繰上返済に加え、目前に迫る老後資金の確保が急務となっています。
■ 出産の希望と、理想を阻む「課題」の二極化
出産の希望有無に関する調査では、20代で100% 、30代でも86.4%が「出産を希望する」と回答しました。一方で、その内訳を見ると「持ちたいが悩んでいる」「持ちたいが持てない」という層が20代で27.6% 、30代で28.8% に達しています。
出産を望みながらも、何らかの課題によって踏み切れない実態が浮き彫りとなりました 。

■ 出産・育児における障壁:20代は「資金」、30代は「資金と年齢」
出産希望者が抱える課題は、年代によって明確に変化します 。
20代:89.5%が「資金面(出産、育児、教育費等)」を最大の課題として回答しました。
30代:資金面(63.6%)への懸念が依然として高い一方で、「年齢・健康(高齢出産、不妊治療等)」が43.9%と急激に上昇しています。 経済的な余裕を待つ間に年齢の問題が浮上するという、時間的な猶予のなさが伺える結果となりました 。

■ 「出産に悩む層」に絞った分析:20代の資金不安は100%
特筆すべきは、出産を希望しながらも「持てない」「悩んでいる」と回答した層の分析結果です。
20代:資金面を課題に挙げた割合が100%に達しました 。また、キャリア形成(66.7%)に関する悩みも大きく、経済面と仕事の両立が深刻な壁となっています 。
30代:資金面(84.2%)に加え、年齢・健康(55.3%)の2点が大きな障壁となり、出産の決断を極めて困難なものにしています 。

■ 高校授業料の実質無償化(所得制限撤廃等)への反応
2026年度から開始される、私立高校を含めた授業料無償化や所得制限の撤廃について調査したところ、20代の69.7%、30代の57.9%が「前向き」「少し前向き」と回答し、ポジティブな受け止めが主流となっています。
一方で、年齢層が上がるにつれて「年齢・健康面」など資金以外の課題が顕在化するため、前向きな反応はやや後退する傾向も見られました 。

■ 国に求める少子化対策:現金給付よりも「負担軽減」と「税制」
国に求める少子化対策(上位3つを選択)では、「教育費の負担軽減」と「税制の改善(扶養控除の拡充等)」が共に63.0%で最多となりました 。次いで「産休・育休の取りやすさ(53.7%)」、「現金給付(51.0%)」と続きます 。
かつて社会問題となった「待機児童問題」は37.7%まで低下しており、国による待機児童解消施策や男性の育休促進といった取り組みが一定の成果を上げ、ニーズが「制度の有無」から「経済的負担の軽減」へと移行していることが推察されます 。

■ アンケートに寄せられた子育て世代の「リアルな声」
自由回答では、現在の支援制度と実生活の乖離を指摘する多くのコメントが寄せられました。
ここではそれらのリアルな声をまとめています。
キャリアと育児の両立
女性のキャリア形成への影響を懸念する声が多く、労働の短時間化・フレキシブル化、転勤の配慮などを求める意見が目立ちます。
出産・育児支援の拡充
出産の保険適用、不妊治療に伴う休業支援、0〜2歳児の保育無償化、育休手当の給付上限引き上げなどが切望されています。
税制優遇と給付タイミング
一時的な給付金よりも、継続的な税制優遇を求める声が大きく、手当の給付タイミングの改善も課題として挙げられました。
子育て世代の格差
「子供を持つと生活レベルを下げざるを得ない」という経済的諦念や、住む自治体によって支援内容に差が出る「居住地による不公平感」を指摘する声も届いています。
調査結果について
今回の調査を通じ、20代の若年層において「出産への意欲は100%」である一方、同時に「資金面の課題もほぼ100%」という、極めてシビアな現実が浮き彫りとなりました。30代以降も、教育費や老後資金といった将来の「大きな出費」への備えが重くのしかかり、子供を授かることが生活レベルの低下に直結しかねないという、ある種の「経済的なあきらめ」が多くの家庭に広がっています。
国による高校無償化や児童手当の拡充などは一歩前進と捉えられていますが、子育て世代が真に求めているのは、一時的な給付だけではなく、将来にわたる教育負担の軽減や税制の改善、そしてキャリアと育児が共立できる柔軟な社会構造です。
私たちOsidOriは、「家族のお金」をめぐる不安をテクノロジーと対話の力で解消したいと考えています。家計の可視化やコミュニケーションの活性化を通じて、カップルや夫婦が「お金を理由に未来をあきらめない」こと。そして、ふたりの理想とするライフプランを、共に歩みながら実現していける社会を、アプリやサービスを通じて支援し続けてまいります。
サービス・商品概要
株式会社OsidOriは、共働き世帯のお金の管理や資産形成を支援する共有家計簿アプリ「OsidOri」を中心に、ライフイベントの支出をサポートする「プラスPOINT」などの各種サービスを展開しています。 「ふたりのお金をしっかりと管理し、理想の人生を過ごせるように」という願いのもと、世の中のカップルやご夫婦が抱えるお金の課題をテクノロジーで解決してまいります 。

共有家計簿OsidOri(オシドリ)
個人のお金も、家族のお金も1つのアプリでスマートに管理できる、ペアリング専用の家計簿アプリです。現在、80万人を超えるお客様にご利用いただいています 。
家計・資産の一元管理: 自分と家族の資産をこれ一つで把握可能 。
ペアリング機能: 支払い分担の管理や、便利な割り勘機能を搭載 。
高度な利便性: 1,200以上の金融機関等との連携や、AIレシート読み取り機能を完備 。
将来設計をサポート: 目標貯金機能やライフプラン作成により、将来の設計も可能 。

プラスPOINT
日々の決済を未来の資産に変える、これまでにないポイントサービスです。
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幅広い連携: 国内主要カード会社を含む140社以上と連携しています。

株式会社OsidOri
株式会社OsidOriは、家族の共有管理アプリ「OsidOri」を軸とした、家族向けソリューションサービスを通じて、家族のお金の問題解決を目指しています。
家族の未来を構築するゴールベースアプローチの「ライフプラン」や目標貯金サービス「Goal」、住宅購入支援サービス「理想の住まい探し」、お客様のお金の総合相談窓口「家族のお金相談」、金融機関様向けEmbedded Financeサービスの「OsidOri for Bank」などの提供及び運営実績があります。

会社名 株式会社OsidOri(英語名:OsidOri Inc.)
代表者 代表取締役 宮本敬史
設立 2018年6月18日
所在地 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-5-12
資本金 80,585,750円(2025年12月1日現在)
URL https://www.osidori.co/
事業内容 夫婦のお金の管理・貯金アプリ「OsidOri(オシドリ)」の開発、運営
加入協会 一般社団法人FinTech協会
■お問い合わせ先
株式会社OsidOri
info@osidori.co
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